中国 - 山西省運城市について

山西省運城市は、中国山西省の西南部に位置する地球市です。三国時代に活躍した武将・関羽の出身地としても知られています。市内には人が浮く塩湖があり、塩の生産が盛んな事も有名です。以前は食用の塩も作られていましたが、汚染により環境が悪化したため工業用の塩に切り替えています。

塩以外には小麦の生産が盛んな事でも知られており、麺類やまんじゅうを主食としているのも特徴です。りんごや梨など果物の生産も盛んに行われており、2015年からはアメリカへりんごを輸出するまでになっています。交通アクセスは運城関公空港で、街中は鉄道や高速道路・国道があります。

・鸛雀楼
街の西に位置しており、黄河の東岸にあります。展望台まで登ると、周囲を一望できます。石段を上がったところには、王之渙像が設置されているので記念撮影をして行くといいでしょう。中国の壮大さを感じられる絶景スポットです。

・関帝廟
関羽を祀っているとされる場所です。関羽を祀っていると言われる場所は他にも数ヶ所ありますが、運城市にある関帝廟は規模が大きく、古い歴史を持ちながら大変保存状態が良い事でも知られる場所です。最高の廟という意味を持つ、武廟之冠と呼ばれています。関羽の生まれ故郷が関帝廟から15キロほどのところにあり、ここには関羽の祖先も祀られています。敷地内の春秋楼にも立ち寄っていくといいでしょう。

・黄河大鉄牛
関帝廟の近くにあるので、観光コースにも取り入れやすい場所です。鸛雀楼の東側にある、蒲津渡遺跡には鉄製の牛の像が4体設置されています。遺跡から発掘された鉄牛は、55トン～75トンの重さの迫力ある像です。造られたのは724年頃とされており、人が牛を牽引するように寄り添う4人は漢族・ウイグル・チベットモンゴルという民族を象徴すると言われています。像を造るのに使われた鉄の量は、当時の鉄生産量の8割を占めるほどでした。国宝として大切に保存されているので、是非見に行ってみてください。

・運城塩湖
山西省最大の湖や、世界3大内陸塩湖など街の主要観光スポットとしても知られています。硫酸ナトリウムを豊富に含み、イスラエルにある死海と成分が酷似している事から、中国の死海とも呼ばれています。1立方メートルに1.25g～1.20gの塩分を含み、浮力が淡水の3倍あり大人でもプカプカ浮いてしまうほどです。塩分濃度が高いため、湖のあちこちには結晶が塊となっていたり、尖った結晶が見られたりします。天気や時間帯によって太陽の加減で色が違って見えるのもポイントです。天気がいい日は青く、朝晩はビンクやオレンジ色に染まるので、是非写真におさめてください。

・帝
関羽の出身地にあるお寺です。あたりにはお香の匂いが立ち込め、派手な外観が特徴となっています。国内でも人気の観光スポットとなっているため、連日のように観光客が訪れ賑わう場所です。周辺には屋台もあるので、食べ歩きもできます。

・凰谷森林公園
街中にありながら、森林浴ができる公園です。地元の人の憩いの場としても知られており、きれいに整備された公園内でのんびり過ごす人もいます。バードウォッチングスポットとしても知られており、豊かな自然の中ハイキングも楽しめます。森の中で旅の疲れを癒やすのもいいかもしれません。

・舜帝陵
国宝に指定された歴史的価値のある建造物です。敷地内の総面積が2,700平方キロメートルと広大で、イベントも開催されています。エントランスにある大きな像や、カラフルな虹のモニュメントなど記念撮影スポットとしても人気があります。タイミングが合えば、雑技団のショーが見られるかもしれません。

・五老峰
永済市の南東にある国家級の森林公園です。自然が造る奇観が見られる場所として人気があります。名前の通り5つの山があり、その中には切り立つ崖や山と山を結ぶ吊橋が設置されています。毎年4月～5月にかけて登山祭りが開催され、健康の為にと市民が登山やハイキングをするスポットです。時間があったら登山やハイキングをしてみてはいかがでしょうか。

山西省運城市は、川に沿ってホテルが点在しています。ランクによって宿泊料金は変わりますが、5つ星でもリーズナブルなので気軽に利用できます。主要の人気観光スポットから近いホテルも多いので、行きたい場所の近くなど希望似合わせて選べます。街中には大きな池がある公園も多く、周辺にもホテルがあります。滞在中にのんびり朝の散歩や散策したい時に便利です。