中国 - 石家荘について

石家荘は河北省の省都です。1,000万人以上の人が住んでいるとされています。河北省において最も人口の多い都市であり、河北省の経済や文化、金融の中心地です。商品集散地として知られており、全国十大商業市場のうちの2つがあります。薬都としても知られていて、製薬工業の規模は上海市の次に大きいです。

国際空港が設置されていて、中国国内の各地だけではなく日本や韓国への便もあります。日本から直行便が出ているためアクセスしやすいでしょう。鉄道網も発展していて、北京まで1時間でアクセスできます。地下鉄も開業しています。

伏義氏の故地として知られている伏義台が残されています。伏義とは中国の伝説上の神であり、三皇の一人とされることが多いです。中国においてさまざまな文化を初めて作った人物として語られています。

戦国時代に石家荘では中山国が形成されていて、当時の都城遺跡が残されています。中山王墓があり、さまざまな珍しい文物が出土しているのです。清代まではただの少村だったのが、1902年に駅が設置されてからは交通拠点として発展しました。華北の拠点として重視されるようになり、1968年にはついに河北省の省都となったのです。

多くの人が集まる省都のため、近代的な都市が形成されています。通りには大勢の人が集まって賑わっています。自然環境豊かなスポットも残されていて、リラックスできるスポットが多いです。

このような特徴のある石家荘のスポットを紹介しましょう。
・天山海
水族館であり、珍しい海洋生物がたくさん生息していることが魅力です。いくつものテーマに分かれた展示エリアが存在していて、極地海洋生物が何千種類も展示されています。展示エリアとしては、シールパビリオンやペンギンホール、フレッシュウォーターワールド、ワールドオブスクイッドなどがあります。パフォーマンスとして、シーライオンショーやマーメイドショーを楽しむことも可能です。商業施設やレストラン、映画館などのあるショッピングセンターが隣接していて、そちらも楽しめます。

・石家荘市動物園
さまざまなエリアが用意されている動物園です。エリアとしては、フィアスプレデターズゾーンやハイマウンテンゾーン、フラミンゴアイランド、チルドレンズエデュケーショナルアニマルプラネットなどがあります。アジアやオーストラリア、アフリカなどからたくさんの動物が集められているのが特徴です。チンパンジーやキリン、アジアゾウ、フラミンゴ、アムールトラなどを楽しめます。

・天山海世界
市の東部の郊外に位置しているレクリエーションセンターです。夏場になると市民が水浴びのために多数訪れます。流れるプールやウォータースライダー、波のプールなどのアトラクションが用意されているのが特徴です。多くのアトラクションがあり、さまざまな楽しみ方ができます。また、スパプールや温泉プールといった施設も用意されているのが魅力です。

・蒼岩山
風光明媚な地域で、自然の山の風景と歴史のある人口建造物の組み合わせが魅力のあるスポットです。市街地からは70キロ離れた場所に位置しています。森林に囲まれたなかに湖があり、水はとても透き通っていてきれいです。隋の時代に建立された福慶寺があり、お寺を参拝するために訪れる人がたくさんいます。南陽王女という人がこちらで出家して修業に励み、医術を駆使して多くの人を救ったという伝説があり、そのことから彼女のことを慈佑菩薩と呼んで崇拝するようになりました。今でも、慈佑菩薩は親しまれていて、多くの人が拝んでいます。軽食の販売を行っていて、現地ならではのグルメを堪能することが可能です。お寺を参拝したついでに遠足やピクニック気分で気軽に山を登る人が多いです。

・柏林禅寺
1000年を超える歴史のある禅寺です。市の南の端に位置しています。今でも100人を超える僧侶が修行に努めています。境内にある舎利塔は重点文物保護単位に指定されているものです。古くからの柏の木と舎利塔が残されていることで、かつての雰囲気を今でも漂わせています。

石家荘でホテルを探すならば、石家荘駅の周辺がおすすめです。市街地であり、たくさんのお店が集まっていて、ホテルも充実しています。自分たちの希望通りの条件を満たすホテルを見つけられるでしょう。

基本的に治安のよい都市であり、観光客が多く訪れる地域のため、安心して滞在できます。あちこちに監視カメラが設置されていて、警察もたくさんいるため、犯罪に巻き込まれるリスクは少ないです。