中国 - 長沙について

長沙とは、中国の湖南省にある省都です。湖南省の経済の中心地であり、中国の中でも発展している都市の1つとして挙げられます。特に製造業に関しては、長株潭都市群を株州市や湘潭市とともに構成しているなど中国の都市の中でも盛んな市です。
発展している都市としての顔を持つ一方、歴史ある都市としても有名です。中国の文化保護制度の1つである国家歴史文化名城にも指定されているため、都市として長沙の歴史を守っています。また、日本の歴史にも深くかかわっているも特徴で、1944年に日中戦争の戦場となっています。
国内でも教育の場として重視されている都市で、歴史的に見ると、中国最初の最高学府として知られている岳麓書院が置かれたのも長沙です。現在では権威ある大学として国が認めた国家重点大学が5校存在し、教育や研究が盛んに行われています。
気候は中国の中でも重慶、武漢、南京と並び4大ボイラーと呼ばれるほど蒸し暑いのが特徴です。そのため夏に観光したいと考えている人は注意してください。
日本から長沙に向かうためには、直行便があるためそちらを利用するのが便利です。約3時間で到着します。
ここからは、おすすめの観光スポットをご紹介していきます。歴史を知ることができる名所が数多くありますのでぜひ巡ってみてください。
洞庭湖
淡水湖として中国で2番目に大きいのが洞庭湖です。雄大で静かな湖の景色を楽しむことができますし、周辺にある様々な植物が四季折々に咲くため、自然を満喫できる観光スポットとしても人気です。
長江とつながっていて、季節により水量が変わるのが特徴です。そのため、どの季節に訪れるかで湖の景色が変わり、その変化を楽しむこともできます。
そして、この洞庭湖周辺は観光名所が多くある場所なので、移動に時間をかけることなく様々な観光スポットを楽しむことができます。
岳麓書院
教育の歴史がある都市として有名な長沙ですが、その象徴ともいえるのが岳麓書院です。中国最初の最高学府として、多くの偉人が学んだ場です。現在では、中国4大書院のひとつとして数えられており、全国重要文化財にも選ばれています。再建しながらも1000年以上の歴史を誇り、市内の観光スポットでも特に人気のある場所です。
中国人民共和国を作った毛沢東が仮住まいをして雑誌の編集をした場所としても知られ、長年にわたり国の歴史に関わってきた名所であるといえます。
岳陽楼
三国志が好きという人にぜひおすすめしたいのが、岳陽楼です。洞庭湖の東北岸に建てられた楼閣で、約20mの高さをほこります。赤壁の戦いの後に水軍の訓練として使用するために閲兵台として建てられたのが始まりです。
歴史ある古き良き雰囲気を感じさせる楼閣で、見に行くだけでも圧巻です。近くにある洞庭湖の景色と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
世界之窓
歴史ある景色以外の雰囲気を味わいたいという人におすすめなのが世界之窓です。世界の観光名所がミニチュアになって楽しめる名所で、家族で楽しめるテーマパークです。フランスのエッフェル塔やインドのタージマハール、日本からは富士山のミニチュアを楽しむことができます。
ショーが数多く行われるのも魅力的なポイントで、それぞれのショーを見て楽しんだり、夜にはライトアップされるため昼とは違う景色を楽しめます。1日中見ても回り切れないくらい見どころがたくさんある観光スポットです。
ここからは、おすすめの宿泊エリアをご紹介していきます。ぜひホテルにもこだわって市内の観光名所をめぐったり、買い物を楽しんでください。
長沙駅周辺
交通の便がいい駅周辺にも、多くのホテルが建ち並んでいます。他の都市に行くのにも便利ですし、周辺は大変にぎわっているため、買い物や食事にも困ることはありません。
五一広場駅周辺
買い物を楽しみたいという人は、ぜひ五一広場駅周辺のホテルをおすすめします。五一広場駅周辺には、ホテルや百貨店などが集まっているため、大変にぎわっているエリアです。
また、平和堂という滋賀県を中心にスーパーマーケットを展開している企業が海外進出したショッピングセンターもあるため、気軽に買い物をすることができます。お土産を買いたいという人も、ぜひ五一広場駅周辺を訪れてみてください。
歩いて行ける距離には、坡子街という食事が楽しめる通りがあります。1200年の歴史がある場所で長沙の味を楽しむのもおすすめです。華やかなお店が並んでいるため、見るだけでも楽しめる観光スポットです。