中国 - 長春について

長春の基本情報

長春の観光情報

長春は吉林省中部の平原に位置する、同省の省都です。吉林省の政治・経済、文化の中心地になっています。近隣が満洲国として独立した際は「新京」と呼ばれており、首都として栄えていました。市内には当時の建築物が数多く残っています。

現在でこそ中国の都市というイメージが強いですが、歴史的には長らく辺境都市の一つでした。漢晋時代までは扶余国の一部で、その後高句麗の北辺となり、唐代には渤海扶余府が置かれます。その後も変遷を重ねながら、1800年に至り清朝の長春庁が設置されました。日露戦争後に日本が長春以南の鉄道施設権を譲り受け南満州鉄道株式会社を設立して長春駅を新設すると、交通の要衝となります。

南満州鉄道沿線で商業・住宅地開発が進み、近代的な建築が並んだ新市街地が飛躍的に作られていきます。満洲建国後は首都となり、道路や鉄道等のインフラの整備が加速。1945年に満洲国が崩壊すると再び長春と改称され現在に至ります。近代に発展した建物や市街地が現在にまで残り、さらに都市化が進んで中国一大都市の一つとなりました。

日本の成田空港から長春空港への航空便があります。ただ市の中心部は、空港からかなり距離があり、多少時間がかかります。市内の交通は、地下鉄・路面電車がありますが、観光地は広範になりますので、車での移動がおすすめです。

よくある質問

Q：長春の近隣都市には何がありますか？

A：近隣の大都市にハルビンがあります。ただし車で3時間ほどの距離です。

Q：長春の治安状況は？

A：都市部の治安は良好です。売り子やぼったくり、軽犯罪にのみ十分に注意しましょう。