成都双流国際空港について

成都双流国際空港は、中国西南部の四川省成都市双流区に位置する国際空港であり、成都市の中心市街地の西南約16kmの場所にあります。2004年に運用を開始した第1ターミナルと、2012年に運用を開始した第2ターミナルで構成されている空港です。

第1ターミナルは国際線をメインとしており、第2ターミナルは主に国内線の発着用です。どちらにも両替所や飲食店、売店が設置されています。2つのターミナルビルは南北に一直線に並んでおり、ターミナル間の距離は約750ｍで、徒歩でも移動できますが無料のシャトルバスも利用可能です。

また、成都地下鉄10号線の双流機場1航站楼駅（そうりゅうきじょう1こうたんろうえき）と双流機場2航站楼駅がそれぞれのターミナルビルと直結しています。成都市までは地下鉄の他にもタクシーや鉄道、リムジンバスを利用してアクセスできます。空港への到着が夜間となる場合は、タクシーの利用がよいでしょう。

成都市は古くから天府の国と呼ばれ、三国志の時代には英雄・劉備玄徳が建国した蜀漢の首都として栄えました。長い歴史を感じられる都市である一方、中国西南部の経済の中心を担う四川省の省都かつ交通の要所として、近代都市らしい場所も数多くある街です。訪れた際はどちらの魅力も堪能してみてください。