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チベット航空のロゴは、チベット特有の文化であるハダとルンタが象徴化されています。ハダは、チベット族にとって祝賀や誠実さを表現する布で、ルンタは祈りの旗として、昔からチベット族の間で魔除け的に使われてきました。世界各国の人々に誠意を持ったおもてなしを実現、長きにわたる友情を保ちたいとの願いが、チベット航空のロゴには込められています。ロゴにはレインボーカラーが使われていますが、チベット航空が人々の希望を乗せて世界中を、さまざまなルートを通じて飛ぶというイメージがあるでしょう。
チベット自治区ラサにあるラサ・クンガ空港をハブ空港とし、国内外約27都市を就航しており、チベット航空の路線は国際線よりも国際線のほうが発達していますが、イエティ航空と合同出資でヒマラヤ航空を設立するなど、国際線の開拓も積極的に行っています。所有している機体の数を増やし、より多くのアジアやヨーロッパの国へ路線拡大を目指します。
チベット航空では、中国国際航空などが加盟している、フリークエントフライヤープログラム(フェニックスフェニックス)というマイレージサービスを実施しており、このプログラムに参加すると、チベット航空をはじめプログラム加盟航空会社を利用する度にマイルを獲得することが可能です。獲得したマイルは、各航空サービスに充てたり、欲しい商品と交換したりと楽しみが広がります。会員には、会員限定の特典を受け取ったり、オファーにアクセスできるなどの優遇サービスもありますので、チベット航空を利用する機会が多いなら、参加すると良いでしょう。
機材によって異なりますが、チベット航空には、エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスの3つのクラスが設定されています。全席に軽食または温かい食事、そして飲み物が提供されます。飲み物にはアルコール飲料が含まれていませんので、アルコールが好きな人は物足りなさを感じるかも知れません。チベット麺やツァンパ、ヨーグルトなどはポピュラーなチベット料理ですが、運が良ければ機内で味わえるでしょう。
各席モニターの利用が可能で、フライトマップやテレビプログラムを楽しむことができます。その他に機内誌が搭載されていますので、時間が空いた時目を通しておくと良いでしょう。
チベット航空の機内に手荷物を持ち込むことは可能ですが、許容量があります。機内持ち込み手荷物のサイズは20x40x55cm以内で、重量の上限は10kgです。サイズや重量がオーバーすると持ち込めなくなります。もしオーバーした場合は、受託手荷物扱いとなりますので、注意が必要です。手荷物は頭上のロッカーまたは前座席の下に置きます。リチウム電池は、個人で使用する場合、機内持ち込み手荷物として持ち込むことが可能です。
受託手荷物の許容量についてですが、国内線の場合100x60x40cm以内で、重量はエコノミークラスは20kgまで、ビジネスクラスは30kg以下と制限されています。国際線の場合は、搭乗区間などによって異なりますが、例えばゾーン1では3辺の合計が158cm以内で、1個あたりの荷物の重さはビジネスクラスは32kg以下、エコノミークラスは23kg以下となります。個数制限は、ビジネスクラスエコノミークラスともに2個までです。座席のない幼児の受託手荷物は、115cm以内・10kg以下・1個まで認められています。
受託手荷物が無料手荷物許容量を超えた場合、超過手荷物となり、超過分の料金を支払う必要があります。料金は超過した量や搭乗区間によって異なりますが、目安は正規運賃の1.5%(最大)に、超過分の重量をかけた数字です。正確な超過手荷物料金を知るには、事前にチベット航空に問い合わせると良いでしょう。超過手荷物料金の支払いは、出発する2時間前に空港カウンターで済ませる必要があるのです。手続きは必要な場合は、余裕を持って空港に到着し、空港カウンターが忙しくなる前に手続きを済ませることをおすすめします。
荷物が50kgを越えると、受託手荷物として運ぶことができず、その荷物は貨物扱いとなります。その場合、貨物を輸送する費用が別途生じます。預け入れが難しい荷物を運ぶ場合は、事前にチベット航空に問い合わせてください。