奥凱航空で行く航空券＋ホテルの格安旅行

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奥凱航空は2004年5月に北京市順義区で設立され、翌年2月に事業許可を取得、3月11日に一番機が天津濱海国際空港から長沙黄花国際空港に向けて飛行を行いました。以降は順調に就航路線を増やしていき、今日では天津濱海国際空港と西安咸陽国際空港の2箇所をハブ空港、長沙黄花国際空港をサブハブ空港として、国内線と国際線をあわせて100路線以上を運航しています。運航路線の中には日本の空港を結ぶ路線も含まれていて、東京国際空港(羽田空港)、関西国際空港、新千歳空港、青森空港の4つの空港に乗り入れており、過去には函館空港でも定期便を運航していた時期がありました。
奥凱航空で使用している機体内に用意されている席は、一部にビジネスクラスまたはファーストクラスの席が数席設けられているものの、ほとんどはエコノミークラスの席です。エコノミークラスのシートは、前面(前の座席の背部)にシートポケットと折り畳み式のテーブルが搭載されていて、ある程度リクライニングが可能な所謂普通のシートとなっています。
フルサービスキャリアであるため機内サービスも用意されていますが、その内容は搭乗する便によって異なります。中国国内線だと搭乗便によってはドリンクのみの提供となっていますが、日本の空港と中国の空港を結ぶ路線だと国内線と比較して少し移動時間が長くなることもあり、ドリンクに加えて軽食も提供されるのです。
奥凱航空では、他の航空会社と同様に客室内に持ち込める荷物や貨物室に積むことができる荷物に制限が設けられています。中国以外の国から奥凱航空が運航する便に乗って中国の各都市へ向かう場合は、国際運送約款の規定が適用されます。この約款によると、国際線において客室内に持ち込むことができる手荷物は、ビジネスクラスとファーストクラスの乗客については1人2個まで、エコノミークラスの乗客は1個のみとなっており、その他はすべて受託手荷物として預ける必要があるでしょう。
また、1個あたりの重量が5kg以内、3辺のサイズが20cm・40cm・55cmのいずれにもおさまっていることが要件となっており、この上限を上回る場合は座席占有手荷物として事前に申請をした場合を除き、出発前に預けなければなりません。その座席占有手荷物についても重量で75kg、3辺の長さで100cm・60cm・40cmといった上限が定められているので注意が必要です。一方、預けられる荷物1個あたりの重量は下限が2kg、上限が32kgです。
この範囲におさまっていない場合は、別のバッグやスーツケースに移し替えたり、不要なものを破棄するといった調整が必要となるでしょう。サイズは幅・高さ・奥行きの長さの和が60cm以上かつ、3辺それぞれが40cm・60cm・100cmの上限におさまっていることが条件となっています。重量やサイズが要件を満たしていない場合は航空貨物扱いとなり、貨物便による輸送となってしまうので注意が必要です。楽器やスポーツ用品などの特殊な手荷物の扱いは物品によって異なるので、搭乗前に奥凱航空に問い合わせて預けることの可否も含めて尋ねておきましょう。
無料手荷物許容量については、個数制がとられている航空便と重量制が採用されている航空便があります。個数制が適用される便では、3辺の和が158cm以内の荷物を、ファーストクラスとビジネスクラスの乗客は2個まで、エコノミークラスの乗客は1個のみを無料でのせることができます。重量制が適用される便では、大人も子供もファーストクラスの乗客で40kg、ビジネスクラスで30kg、エコノミークラスで20kgが無料の上限です。
大人運賃の1割の運賃を支払った子供の乗客の分については全クラス共通で上限が10kgとされていますが、対象の手荷物とは別に折りたたみ式のベビーカーも1つだけ無料で預けることができます。もし、重量制において無料許容量をオーバーした場合は、1kg超過する毎にエコノミークラスの普通大人片道運賃の1.5％分に相当する金額を、個数制において無料許容量を超えた場合は、奥凱航空で定めた固定費率を用いて計算される金額を超過手荷物手数料として支払う必要があります。