カナダの世界遺産！ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園は、カナダアルバータ州とアメリカ合衆国モンタナ州に跨る広大な世界遺産です。この公園は、冬に分厚い雪に覆われてしまうため、公園に入ることができるのは夏の間のわずか3ヶ月半程。その分、限られた貴重な時期に見られる景色はまさにカナダの宝物！そんな神秘的なカナダの世界遺産「ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園」をご紹介します。

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園とは？

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園は、カナダとアメリカ合衆国にまたがるめずらしい世界遺産。カナダ側はウォータートンレイク国立公園で、アメリカ側はグレイシャー国立公園になります。1932年に世界で初の国際平和自然公園として登録されました。

ここは、夏の間の3ヶ月半程しかオープンしないので、訪れる際は時期を選ばくてないけませんが、その分手付かずの自然が残っている世界遺産だと言えますね。今でも氷河が削り続けているという渓谷や、湖などを含む広大な公園の総面積は東京都の約2倍あるというから驚きです。グレイシャー公園はロッキー山脈にあり、園内には200以上もの湖や沼、森林や川など大自然が広がります。運が良ければ珍しい動物を見かけることもありますよ。また、ボートにのって氷河が作り出したという渓谷を楽しめます。

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園へのアクセス

カナダ側から入園の場合は、カナダの西部にある都市カルガリーから、車で約3時間かかります。できるだけツアーの参加をおすすめします。

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園のオススメポイント２

ゴーイング・トゥ・ザ・サンロード

ゴーイング・トゥ・ザ・サンロードとは、グレイシャー公園を東西に走る全長約85kmの観光道路。花が咲き乱れる美しい草原のあるセントメリー湖とマクドナルド湖を結んでいるこの道路は、とても見晴らしがよくグレイシャー公園の中では唯一の眺望を楽しめるドライブウェイです。広大すぎる景色はさすがカナダの世界遺産です。National Historic Civil Engineering Landmarkにも指定されていて、道中は逃してはいけない雄大な景観が次々と現れるので車でゆっくりと周り、世界遺産を堪能しましょう。

大陸分水嶺であるローガンパスまで達すると、周囲の峰々が息を飲むほど美しい景観を作っています。急な崖に沿って走ったり、この世界遺産はなかなかのスリルを味わうこともできますよ。また運が良ければ道中、グレイシャー公園内に生息するムースや山やぎ、ビッグホーンシープなど珍しい動物を見られるかもしれません。

メニーグレーシャー

かなり広いグレイシャー公園に来たなら日帰りで帰るのはもったいない！メニーグレーシャー周辺にホテルがあるのでそちらで一泊し、世界遺産をじっくり楽しみましょう。ホテルから眺める世界遺産の景色は最高です。朝日も忘れずに観測して下さい。暗くて少し恐ろしい岩山が少しずつ赤く染まっていく姿はこの上なく神秘的。

朝日を楽しんだ後は氷河で削られた谷を探検するグリンネル氷河トレイルを散策しましょう。急な上り坂を登らなくてはいけないのですが、とても濃いエメラルドグリーンをしたジョセフィンを見下ろせ、珍しい高山植物やグレイシャー公園特有の植物もあるので楽しく散策できます。レイクレンジャー付きのツアーに参加すると安心ですよ。人気の世界遺産のため、ホテルやツアーにも人が殺到するので早めの予約がおすすめです。

◎まとめ

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園をご紹介しました。広大な山々や澄み切った川、大きな湖など自然の迫力を間近に感じられる公園です。ぜひツアーに参加して雄大な世界遺産を満喫してくださいね。

カナダの世界遺産！ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園