名称:ニケアートギャラリー
住所:2 Elegushi Road, Lagos, Nigeria
公式・関連サイトURL:http://www.nikeart.com/
西アフリカに位置するナイジェリアはアフリカで最大の人口を誇ります。また経済的、文化的にもアフリカをリードしており、近年急速な発展を見せています。ナイジェリアの成長率は、世界を驚かせるスピードで進んでいるのです。実際に石油産出国というだけでなく、音楽やアートシーンにおいて現代アフリカの顔とも言えます。一方で、街中から少し足を伸ばして田舎に行くと、現地民族の原始的な生活や儀式などを目にすることができます。
音楽やアートなどの都会的な遊び方から伝統的な暮らしまで、幅広い楽しみ方ができるナイジェリアの魅力に迫ります。
目次
音楽やアートシーンで急成長を見せるナイジェリアで魅力的な観光名所6選!
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1. ニケアートギャラリー(ラゴス)
ナイジェリアで最も重要なアーティストの1人、ニケ・ヴィラスによるギャラリーは現代的かつ伝統的なアート作品で溢れています。ナイジェリアの首都ラゴスに位置する建物。ニケ自身が愛と美の化身とも言われ、彼女の人間性をこの4階建てのギャラリーに反映していると国内外問わず高い評価を得ています。
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タイミングが良ければニケ自身が在廊していることもあるんだとか!もし出会えたらラッキーですね。また、地元民が案内してくれるツアーにこのギャラリーを盛り込むこともできます。ゆっくりと時間をかけてニケの世界に飛び込んでみてはいかがですか?
2. オショボの森(オショボ)
出典: Alex Mazzeto - Jurema Oliveira (CC BY-SA 3.0)
ナイジェリア西部に位置する小さな街オショボ。一歩郊外へ足を踏み出すとオショボの森というナイジェリア人にとって精神的、宗教的に重要な森があります。2005年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。森の奥には実際に人々が暮らしており、周辺には彫刻や社などが多くあります。1950年代にはオーストリアの画家・彫刻家スーザン・ウェンガーによる彫刻が多数あることでも有名になった場所です。
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そして、森の一番奥には川の女神であるオシュンの石像がどっしりとかまえています。ヨルバの神々を信仰する人々が昼夜を問わず訪れる、神聖な場所です。
名称:オショボの森
住所:Osogbo, Osun State
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1118
3. ヤンカリ国立公園(バウチ)
ヤンカリ公園はナイジェリアで野生動物を観察するのにベストな公園といわれています。もし運が良ければ水牛、ウォーターバック(水辺に棲む羊の一種)、ハイエナ、ヒョウ、ヒヒやライオンなどのワイルドな動物たちに出会うことができます。また多くの象や鳥達も生息しています。オススメの時期は12月から4月。雨の前には、ガジ川へ喉を潤しにくる動物達を見ることができる観光スポットです。
ガイド付きであれば車をご自身で運転することも可能ですし、サファリトラックの2時間ツアーもあります。また公園内には温泉も!温泉好きな日本人にとっても、見逃す事のできないナイジェリアの観光スポットの一つです。
名称:ヤンカリ国立公園
住所:Gombe, Bauchi-State
公式・関連サイトURL:http://www.fascinatingnigeriamagazine.com/2013/07/yankari-national-park/
4. カラクタ共和国博物館(ラゴス)
ナイジェリアの伝説的英雄フェラ・クティの以前の家であり,、カラクタ共和国の本部であったこの地は今、彼の部屋から彼の洋服までをそのままの状態で展示しています。フェラ・クティは1974年に多くの問題を抱えていた政府に対してのアンチテーゼとしてこのカラクタ共和国というコミューンを設立しました。しかし政府が認めることもなく彼は逮捕されてしまいます。
フェラ・クティの歌の中には政治的なメッセージが強いものが多く、国民達に今でも大きな影響を残しています。彼の息子達も親譲りの才能を発揮し、人気を博しているんです。博物館ではフェラ・クティという人間を音楽とともに深く知ることができるのではないでしょうか。
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名称:カラクタ共和国博物館
住所:8 Gbemisola Street, Lagos 550104, Nigeria
公式・関連サイトURL:https://www.facebook.com/KalakutaMuseum/
5. フリーダムパーク(ラゴス)
フリーダムパークはアート兼娯楽施設として人気を博している観光スポット。元々は植民地時代の監獄だったというから驚きです。ラゴスの下町の中央に位置しているのでアクセスも抜群。公園内では記念碑、噴水、池などがあるほかインスタレーションも楽しむことが出来ます。半日あれば十分公園を満喫できるでしょう。
また毎週末イベントが催され、食事の後コンサートを楽しむことができますよ。コンサートではやはりフェラ・クティを代表としたアフロビートがメインです。現地の人々に混ざってダンスを楽しんでみてはいかがでしょうか?
名称:フリーダムパーク
住所:Old prison ground, Broad street, Lagos
公式・関連サイトURL:https://www.facebook.com/lagosfreedompark/
6.オルモ・ロック(アベオクタ)
出典: Melvin "Buddy" Baker (CC BY 2.0)
ヨルバ族発祥の地アベオクタにある奇形な岩・オルモ・ロック。他民族との戦争のが起こり民族存亡の危機に陥いった際、この岩を砦にして勝利を掴んだことから、ヨルバ人にとって聖地として崇められています。137メートルの頂上までは100段以上の階段を登らなければなりませんが、頂上から一望できるモスクや教会など街並みの景色は必見です!
少数ではありますが岩の陰に人も住んでおり、更に奥に歩を進めると不屈と抵抗の精神のシンボルであるオダンの木が現れます。根をしっかりと生やしている姿はヨルバ族及びナイジェリア人の抵抗の姿勢を表しているようにも思えます。
名称:オルモ・ロック
住所:Abeokuta
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?ナイジェリアを訪れてみると、アートシーンや音楽のみならずナイジェリア人の宗教的信仰や歴史が垣間見えます。人々のエネルギーで溢れる首都ラゴスで遊ぶのも良し、はたまた田舎でのんびりするのも良いでしょう。まだ観光地としてメジャーにはなっていないですが、世界的に見ても急成長を見せるナイジェリアは今後も進化を遂げていきそうですね。皆さんの旅が良いものになること祈っています!