アジアとヨーロッパの十字路・ジョージアのおすすめ観光スポット5選

アジアとヨーロッパの十字路・ジョージアのおすすめ観光スポット5選

ジョージアは、日本では2016年4月まで「グルジア」と呼ばれ親しまれて来た国。黒海に面する、日本の約5分の1の大きさで、古くからアジアとヨーロッパの十字路として栄えてきました。ソビエト連邦の構成国でしたが、1991年に独立しました。

北にロシア、西にヨーロッパ、南に中東、東にアジアという場所にあり、各地域の料理のいいところを吸収したような郷土料理には定評があります。また物価も安く、交通網が発達しているので観光にも便利。豊かな自然に囲まれたジョージアは、観光地としてもおすすめです。

目次

アジアとヨーロッパの十字路・ジョージアのおすすめ観光スポット5選

目次を閉じる

1. ムツヘタの文化財群(ムツヘタ)

出典: Stefano Bolognini

ムツヘタはジョージアの首都トビリシの北西にある古都で、人気の観光スポットのひとつ。1994年にユネスコの世界遺産に登録され、保存状態がよくないことから現在は危機遺産にも指定されています。

▶イベリア王国の栄華を残すジョージアの世界遺産!ムツヘタの歴史的建造物

ムツヘタは、かつては東部ジョージアで勢力を持ったイベリア王国の首都。この王国はジョージアで初めてキリスト教を国教としたことから、古い聖堂などが多く残っています。ジョージアで最古と言われるスヴェティツホヴェリ大聖堂や6世紀の美しい修道院・ジュヴァリ聖堂など、多くの見どころがあり、観光にもおすすめ。

スヴェティツホヴェリ大聖堂は4世紀にミリアン3世によって建てられたもので、現在はグルジア王国の代々の戴冠式も行われるなど由緒ある教会。ヴァフタン1世やエレクレ2世など王たちのお墓もあり、ジョージアでは必見の観光スポットです。

2.アッパー・スヴァネティ(スヴァネティ)

出典: Panegyrics of Granovetter

スヴァネティ地方はジョージア西部に位置し、上スヴァネティと下スヴァネティに分かれています。ジョージアの世界遺産に登録されているのは上スヴァネティで、美しい記念建造物群と景観は観光地としても人気を呼んでいます。

▶雄大な自然と美しい秘境の町!ジョージアの世界遺産アッパー・スヴァネティ

この地域に住むスヴァン族はジョージアの中でも最も勇猛な戦士とされていて、スヴァネティ公国を作り上げ独自の文化を育んできました。村に残る教会や、要塞としても活用された民家は中世の風情を今に伝えています。ここには多くの村があるので、ゆっくりと観光に訪れてみてください。

中でもメスティア村はスヴァネティ民族の文化的・宗教的中心地だったところで、歴史民俗館が作られています。また、ウシュグリ村はヨーロッパで最も標高の高い位置にある村として知られているんですよ。ぜひ観光に訪れてみてくださいね。

3.グルジア軍用道路

出典: Alexxx Malev

ジョージア軍用道路はトビリシから大コーカサス山脈を越え、北オセチア共和国の首都ウラジカフカスまで伸びる全長約210kmの道。1799年にロシア軍が軍用に作ったもので、トビリシから古都ムツヘタ、人造湖ジンヴァリ貯水湖や湖畔のアヌメリ教会、スキーリゾートのグダウリなど観光スポットの数々を巡ります。

ジョージア軍用道路で最も高い峠、標高2395mの地点には十字架が立てられていて、ここからの景色は絶景!観光スポットとしてぜひ訪れてほしい場所です。ここから臨むコーカサス山脈の白銀の嶺は、ロシアの作家プーシキンやレールモントフの文学の舞台にもなったそうですよ。

山頂の美しいツミンダサメバ教会や、フレスコ画で知られるジンヴァリ湖畔のアナヌリ教会など、ジョージアの観光スポットぎゅっと詰まった道路です。

4.トビリシ旧市街(トビリシ)

出典: Levan Gokadze

ジョージアの首都・トビリシは、19世紀の街並みが残る歴史保存区域。6世紀にムツヘタに変わってトビリシがイベリア王国の首都となりますが、その後ジョージアはトルコやペルシャの侵略を何度も受けることになります。市内には、グルジア正教の教会、アルメニア正教の教会、ユダヤ教のシナゴーグ、イスラム教寺院、カトリックの教会などがあり、多民族が住む都市としてジョージアの中でも独特の雰囲気を醸し出しています。

▶欧州とアジアの交わる場所!ジョージアの首都トビリシの観光スポット9選

ジョージアのトビリシには教会のほかにも、ナリカラ要塞や硫黄温泉の大浴場・ハマム、平和橋、ムタツミンダ山など多くの観光スポットがあります。 ルスタヴェリ通りはトビリシの目抜き通りで華やか。観光をしながら散策も楽しんでくださいね。

5. バグラティ大聖堂とゲラティ修道院(クタイシ)

紀元前3000年には人が暮らしていたと言われる古い歴史を持つクタイシは、ジョージアで2番目に大きな都市。市内にあるバグラティ大聖堂とゲラティ修道院は1994年に世界文化遺産に登録されましたが、保存状態が懸念されることから2010年に危機遺産にも指定されました。

▶中世建築の傑作!ジョージアの世界遺産バグラティ大聖堂とゲラティ修道院

10世紀に建てられたバグラティ大聖堂は中世建築の傑作として知られていますが、現在は廃墟となっています。ゲラティ修道院は中世期のジョージア建築の代表的なモニュメントで、美しい壁画が有名です。

クタイシにはほかにも11世紀建立のモツァメタ教会、サタプリア鍾乳洞国立公園、恐竜の足跡、歴史美術館など、多くの観光スポットがあります。ジョージアを訪れた際にはぜひ、クタイシにも観光に訪れてくださいね。

◎まとめ

ジョージアの観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?ジョージアは東洋と西洋の文化が交わる地域で、たくさんの歴史的スポットがあります。また、自然に囲まれた豊かな土地で、郷土料理や郷土芸能も楽しみの一つとなっています。

ここでご紹介した以外にも、温泉やジョージアワインの発祥地、洞窟住居の景観、コーカサス山脈の景観など多くの見どころがあります。ぜひジョージアを訪れて、その深い歴史に触れてみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ジョージア(グルジア)でおすすめの記事

ジョージア(グルジア)のアクセスランキング