欧州とアジアの交わる場所!ジョージアの首都トビリシの観光スポット9選

欧州とアジアの交わる場所!ジョージアの首都トビリシの観光スポット9選

2015年に日本での呼称がグルジアから改められた、南コーカサスの国ジョージア。周囲をコーカサス山脈に囲まれた人口400万人弱の小さな国ですが、世界中から年間500万人以上の旅人が訪れる観光大国なんです!

ここでは、ジョージアの首都トビリシのオススメ観光スポットを10か所ご紹介します。トビリシには、ヨーロッパとアジア両方の歴史や文化が感じられる観光スポットがいっぱいあるんですよ。

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欧州とアジアの交わる場所!ジョージアの首都トビリシの観光スポット9選

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1.ショタ・ルスタヴェリ通り

ショタ・ルスタヴェリ通りは、トビリシを貫くクラ川西岸に伸びるメインストリートです。ヨーロッパ調の建物が立ち並ぶこの通りには、多くのお店や飲食店が集まっていて、地元の人たちや観光客でにぎわっています。通り沿いには、トビリシの観光スポットである劇場やオペラハウス、国立博物館や国会議事堂などの美しい建物が点在。緑が多く広々とした通りなので、のんびり歩いているだけでも気持ちの良い観光になりますよ。

ショタ・ルスタヴェリ通り東端の自由広場には市庁舎があり、その一階には観光案内所が入っています。トビリシの観光情報が必要な際には、ぜひ利用してみて下さい。

2.ジョージア国立博物館

出典: commons.wikimedia.org

ソ連時代に建設されたジョージア国立博物館は、ルスタヴェリ通り沿いにあります。メインストリート上に建っているので、観光にもピッタリの立地となっています。紀元前3~4世紀頃から存在したとされるトビリシの街や、現在に至るまで様々な国家に征服されてきたジョージアの歴史を伝える展示物は、見ごたえがあります。トビリシは太古の昔から人や物が行き交う地域だっただけあり、化石や遺跡などの貴重な展示物も数多くありますよ。

ジョージア国立博物館では、期間限定の特設展示が実施されていることがあります。コーカサス地域やジョージアに関する資料が見られる絶好の機会ですので、観光で訪れた際にはぜひ足を運んでみて下さいね。

3.平和橋

平和橋は、トビリシ市街を貫通するクラ川(ムトゥクヴァリ川)にかかる、歩行者専用の橋です。2010年に開通したばかりで、トビリシの新しい観光名所となっています。平和橋からはトビリシの街を見渡すことができ、写真撮影にピッタリ!夜には川沿いのライトアップに照らされて、とても綺麗なんですよ。

旧市街のど真ん中にあるにもかかわらず、近代的な橋が古い町並みの中に溶け込んでいます。斬新なデザインが旧市街の風景に不思議とマッチしているので、トビリシ観光中に通る際はぜひチェックしてみてくださいね。

4.ジョージア母の像

出典: commons.wikimedia.org

ソロラキの丘の上に立つジョージア母の像は、トビリシのシンボルともいえる巨大な女神像です。その右手に握られた剣は敵との戦い、左手のワイングラスは友を迎える精神を表しています。

ジョージア母の像は大変大きく、トビリシ市内の至る所から見ることができます。市内観光中にみかけたら、色々な角度から表情をチェックしてみると面白いかもしれませんね。観光名所のナリカラ要塞からは、ジョージア母の像を間近で見ることができますよ。横顔を至近距離で見られる場所は他には無いので、要塞を観光する際にはお見逃しなく。

5.アバノトゥバニ

トビリシにはアバノトゥバニと呼ばれる公共浴場が数多く存在していて、昔からトビリシ市民の憩いの場になっています。もちろん、観光客も大歓迎!トビリシのアバノトゥバニは硫黄系の温泉で、ロシアの詩人プーシキンも大好きだったとか。

日本以外では珍しく、トビリシのアバノトゥバニでは基本的に水着を着用しません。ただ、日本以外での公衆浴場ではちょっと勇気が要るという方には、個室浴場もありますので安心してください。

市内にある丸いレンガ屋根の建物がアバノトゥバニです。市内観光で疲れた体をゆっくり癒してくださいね。

6.メテヒ教会

トビリシ市街の中央を流れるクラ川に突き出た小丘に建つメテヒ教会は、トビリシの有名観光スポットのひとつです。メテヒ教会は5世紀に建てられたとされる大変古い教会で、トビリシの街の歴史にも深く関わっています。

古くから、シルクロードを通る商人たちを見守ってきたメテヒ教会。モンゴル軍に破壊されては再建され、オスマン帝国に破壊されでは再建され、イランに破壊されては再建され、ロシア帝国時代には監獄にされ、ソヴィエト時代には劇場になり、トビリシの歴史と共に歩んできた教会なんです。そして現在は、再び教会としてトビリシ市民に親しまれています。

メテヒ教会のある丘は市街の中心部にあるので、眺めも良好。トビリシ観光の起点にもピッタリですよ。

7.シオニ大聖堂

出典: Mykolay / PIXTA(ピクスタ)

6世紀半ばから7世紀にかけて建設されたシオニ大聖堂。トビリシ観光に来た多くの人が訪れる有名スポットです。ジョージアにキリスト教が伝わった際に、聖ニノによってもたらされた十字架が大変印象的です。

グルジア正教の総本山であるこのシオニ教会、トビリシ市民にとってとても神聖な場所となっています。ジョージア各地から毎日多くの信者の方々がお祈りに来て、熱心に祈りを捧げています。

シオニ大聖堂の中は、西ヨーロッパの教会にはあまり見られないイコン画がたくさん!綺麗な装飾の壁にずらっとかけられたイコン画は見ごたえたっぷりなので、シオニ大聖堂観光の際にはぜひじっくり見てみてくださいね。

8.至聖三者大聖堂

出典: yoven / PIXTA(ピクスタ)

至聖三者大聖堂は2004年に建てられた新しい教会ですが、早くもトビリシ観光の一大スポットになっています。高さ101m、敷地面積はなんと5000平方メートルを誇る、南コーカサス地方最大の教会です。

キリスト生誕2000年と、ジョージア正教の独立1500年を記念して建てられたそうですが、外観はモダンと伝統の混ざった独特の建築スタイルとなっています。金の装飾の施された三角の天井と十字架はとても豪華!光り輝き大変目立つので、トビリシ市内観光中は街の各所から見えるほどです。

広い敷地内には他の建物も多くあり、至聖三者大聖堂の総司教と修道士たちの住居、学校、ホテルや9つのチャペル等、見どころがたくさんあります。なんと、9つのチャペルのうちの5つは地下に建てられているんですよ。観光していると、迷路に迷い込んだような気分になるかもしれませんね!

9.ムタツミンダ

出典: Ryhor Bruyeu / PIXTA(ピクスタ)

トビリシの西側にある、標高727mのムタツミンダ山。頂上には展望台からはトビリシの街やその向こうに広がる広大な山々を一望できるため、トビリシ一番の絶景スポットとしても有名な観光地です。ムツタミンダ山にはケーブルカーもあります。山登りが苦手な方や、ちょっと観光したいという方でも気軽に訪れることができますよ。

中腹には聖ダヴィト教会がありますが、こちらもオススメの観光スポット!聖ダヴィトが修行をした神聖な場所として知られ、10世紀頃には既に教会が存在していたといわれています。荒廃を繰り返し、現在の教会が建てられたのは、18世紀のこと。教会の中には、ジョージア初代大統領やジョージア人芸術家やロシア人作家など、ジョージアにゆかりの深い著名人のお墓が多く建てられており、神聖な雰囲気となっていますよ!

◎まとめ

ジョージアの首都トビリシの、オススメ観光スポット9選をご紹介しました。日本からの観光客はまだまだ多いとはいえないトビリシですが、魅力的な観光スポットがたくさんあるんですよ。

ジョージアは日本からの観光客が多いトルコやギリシャ、にも近い国です。これらの国と一緒に観光計画を立てると、便利かもしれません。ヨーロッパ観光の予定がある方は、ぜひトビリシにも足をのばしてみてくださいね。

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