佐賀県の土地柄と自然を楽しめる11の体験スポット

画像出典: シャッピー / PIXTA(ピクスタ)

佐賀県の土地柄と自然を楽しめる11の体験スポット

佐賀には歴史、文化、伝統を受け継ぐ体験スポットがたくさんあります。その一方、ピザや焼きちくわ作り、小さい子どもが楽しめる木のおもちゃ作りなどといった家族で楽しめる体験などバリエーションが豊か。家族で佐賀への旅行プランを立てる際には、誰がどこでどのような体験をしたいかを話し合って観光計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。

その土地だからこそできる体験は後々いい思い出となって残りますし、作品が手元に残れば、思い出話に花を咲かせることもできるでしょう。

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佐賀県の土地柄と自然を楽しめる11の体験スポット

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1.宙吹きでオリジナルグラスが作れる「肥前びーどろ」

「肥前びーどろ」は、型を使わずに息だけで形を成型する「ジャッパン吹き」という宙吹きの手作りガラス。空気以外に触れることがないため肌触りが滑らかで品質の高い器に仕上がるのが特徴です。ガラス窯自体が当時は珍しく、最初は金魚鉢や薬の瓶、銘酒瓶と言った生活に必要なものを作ったり、ビーカーやフラスコなどもここで作られました。開国後にはランプや食器も作るようになり、民間会社へ移行した歴史があります。

ここでは、そんな肥前びーどろの宙吹き体験をすることができます。9歳から体験可能ですが、小学生は保護者の同伴が必要。30分ほどで自分だけのオリジナルグラスを作ることができますよ。人数制限があるので、早めに予約して挑戦してみましょう。

2.紙すき体験「肥前名尾和紙」

佐賀の伝統工芸「肥前名尾和紙」は、300年以上の歴史を持つ和紙。原料は一般的なコウゾやミツマタでなく、繊維の長いカジを使用。丈夫なことが特徴で、提灯や障子などに利用されてきました。透かし和紙や染色和紙、和紙の押し花といった女性が喜びそうな作品から、窓飾りなど日常生活に使うものまで制作。多くの観光客がお土産として購入していきます。

そんな肥前名尾和紙で、紙すき体験とうちわづくりをしてみませんか?摘んできた野の花を自分ですき込み、すいた紙でうちわを作れます。親子で一緒に体験を楽しむのにピッタリなこの体験。佐賀への旅行を考えている方は肥前名尾和紙の紙すき体験を検討し、予約してみてはいかがでしょうか。

3.「手織り佐賀錦」

日本伝統の手芸を今に伝える「手織り佐賀錦」は、金・銀・漆を施した和紙などを経糸に、染め上げた絹糸を緯糸にして織った美しい佐賀錦。時間をかけて丁寧に根気よく織り上げられる豪華絢爛な美術工芸品です。

手織り佐賀錦体験では、キーホルダーと、1~2段程度ですが、オリジナリティあふれる自分だけの作品が作れます。体験場所は、風情漂う旧福田家。旧福田家は、数寄屋造りの茶室や大小の庭が特徴的な昔ながらの住宅で、洋風応接間にはステンドグラスが美しく彩られています。国内からの観光客だけではなく、海外からの観光客にも人気の場所で、歴史を感じながら体験できますよ。

4.木のおもちゃ作りができる「飛鳥工房」

近年、木のぬくもりが伝わるおもちゃは良い、とよくいわれるようになりました。飛鳥工房は木材で家具のつまみや取っ手を作る工場でしたが、小さいものを丁寧に仕上げる技術を応用して、子供が安心して遊ぶことができるおもちゃを作るようになりました。現在はおもちゃだけでなく、離乳食にも使える食器やスプーン・ナイフ・フォークなども製作。大人も使えるキッチングッズやステレオの部品など、さまざまな製品を作り上げ、多くの方から愛されています。

そんな飛鳥工房では、ショールームで木工体験教室を実施。自分の手で、スプーンやフォーク、大きなお皿、木の車など好きな物を作れますよ。木のぬくもりに直接触れることができる飛鳥工房で作ってみましょう。予約は早めがおすすめです。

5.潟スキーで干潟のドライブとタカッポ漁を体験「むつごろう亭丸善」

佐賀県といえば有明海の干潟が有名で、干潟そりを使ったムツゴロウ漁をテレビなどで見た人も多いかと思います。「タカッポ漁」は、潟スキーで移動後、巣穴に筒状のワナを仕掛けて捕まえる呼ばれる伝統漁法。「むつごろう亭丸善」では、有明海の広大な干潟でのタカッポ漁と、ムツゴロウを味わうことができる夏限定の体験プランを実施しています。タカッポ漁をしたことがない、釣りをしたことがないという方でも、漁師さんがコツを教えてくれるので安心して体験できますよ。

まずは、漁師さん直々にコツを教えてもらいながら、潟スキーで干潟のドライブ。タカッポ漁でムツゴロウやシオマネキを捕獲してみましょう。お昼は、新鮮なムツゴロウの甘露煮をはじめ、有明海の珍味を味わえます。約4時間と長い時間をかけての体験になりますが、子どもでも楽しむことができるタカッポ漁は、国内外の観光客だけではなく地元の人からも人気の高い体験。実施するのは、例年7月いっぱいのわずか1か月間だけ。旅行の時期が合う時には、3日前までに予約をしてタカッポ漁を体験してみましょう。

6.かまぼこ、焼きちくわを作ってみよう「野中蒲鉾株式会社」

創業1924年(大正13年)の「野中蒲鉾株式会社」は、素材にこだわってその味を引き出し、本物の味を届けてくれる水産加工会社です。もちろんお中元やお歳暮などにも適していますし、本当においしいと人気があります。使われている素材はエソやタチウオ、イトヨリ、ダイヤハモ、スケソウダラなどで、商品別に使い分けています。

そんな野中蒲鉾株式会社で体験できるのは、かまぼこや焼きちくわづくり。包丁を使って形を整える板付きカマボコ、専用の包丁を使って竹の棒にすり身を巻き付ける焼きちくわ、すり身と野菜を加えるてんぷら、すり身入りの筒を押し込むことで作るカマボコそうめんなどを組み合わせた4コースがあります。空き状況は公式ページで確認できるので、旅行日程が決まれば早めに予約しておきましょう。子供でも作れるので、親子で体験してみてくださいね。

7.田舎体験、窯焼ピザ作りができる農家民宿「具座」

2006年2月に開業した農家民宿「具座(ぐざ)」は、農業や田舎体験を通して自然と触れ合うことができる宿泊施設。佐賀市中心部から約1時間という立地でありながら豊かな自然があふれる三瀬村には、今も自然の原風景が残されています。山の頂、川の清流やせせらぎに懐かしさを感じることができるでしょう。

お風呂は薪で沸かす五右衛門風呂、昔懐かしい「かまど」、ピザ窯など、田舎の暮らしを快適に体感できる設備が整っています。部屋の梁(はり)は木をそのままの形で使用し、畳の臭いを感じることができて落ち着きますよ。畑でとれたての旬の野菜を使った料理も楽しみ。ピザ焼き体験は幼児でもOK。子供から大人まで大好きなピザを、石焼釜を使って作ることができます。具座で、都会では味わえない田舎の暮らし体験をしてみませんか。

8.釜炒り茶発祥の地で煎茶体験「NPO法人高遊外売茶翁顕彰会肥前通仙亭」

佐賀県で煎茶体験をするなら高遊外売茶翁顕彰会「肥前通仙亭」はいかがでしょうか。高遊外売茶翁(こうゆうがいはいさおう)は、煎茶の祖と呼ばれる江戸時代の僧。61歳で京へ上り、鴨川のほとりに日本初の喫茶店とされる「通仙亭」を開き、上流階級の文化だった煎茶を庶民に広めました。千利休が「ちゃ聖」なら、高遊外売茶翁は「ちゃ神」。そのため佐賀は日本茶のルーツといわれており、特に嬉野町は釜炒り茶発祥の地として知られています。

肥前通仙亭では、煎茶を楽しむためのさまざまなイベントを開催。売茶翁おもてなし和風カフェで、茶臼抹茶挽き体験や、煎茶と佐賀の和菓子を味わえる煎茶体験ができますよ。恋人同士や友達同士の旅行でも気軽に立ち寄ってみてくださいね。

9.ネイチャークラフト体験を楽しめる「北山森クラブ佐賀21世紀県民の森」

木の実や葉などを使ったネイチャークラフト体験ができたら、きっといい思い出になるでしょう。そんな経験ができるのは、富士町と三瀬村を囲むダム湖周辺の「佐賀21世紀県民の森」にある森林学習展示館。ここではネイチャークラフトをはじめ、北山の自然や森の役割についての展示を見たり、木のおもちゃで遊ぶことができるようになっています。ネイチャークラフト体験では、森と触れ合う体験会や森を体感するスタンプラリーなどを実施。その季節に合った体験ができます。自然と触れ合うことでしかわからないことを学び、子どもから大人まで楽しむことが可能。

「佐賀21世紀県民の森」は、山菜料理などを味わえるレストランのほか、バーべキュー場も完備。持ち込みしなくても、予約をすれば食材を用意してもらえますよ。遊具のある「ふれあいの森」で遊んだり、ボートに乗ったり、サイクリングしたり。レンタサイクルも利用できます。自然いっぱいの「佐賀21世紀県民の森」で、遊んで学んで体験しましょう。

10.座禅で自分を見つめ直そう「黄檗宗瑞龍山大興寺」

黄檗宗の寺院として300年以上にわたり親しまれてきた黄檗宗瑞龍山大興寺は、佐賀県を代表する観光スポットのひとつ。2006年の本堂焼失にあいながらもその姿をとどめた閻魔大王の鋳像が鎮座。2014年に本堂が再建され、落慶法要を厳修。赤色と白壁のコントラストが見事な本堂には、本尊のお釈迦さまであった祝融佛があります。外苑にも聖観音坐像や如意輪観音など見どころが多く、観光客が多く訪れています。

そんな黄檗宗瑞龍山大興寺では、毎月第2土曜日に座禅会を実施。静かな落ち着いた雰囲気の中で行う座禅は精神統一や自分を見つめ直すのに最適。前日までに予約をして、心を無にする時間を過ごしてみませんか。

11.焼き物体験で自分の作品を残せる「陶路館 潤人」

佐賀は有田焼・伊万里焼・唐津焼など陶磁器の産地として知られています。有田焼で使用する土で、ろくろ体験や絵付けを体験できるのが「陶路館 潤人(うるおっと)」。ろくろの使い方を練習してから本番の作品を作るため、ろくろの経験がない人でも安心。ろくろ体験のほか、子どもでも簡単にできる絵付け体験、ペンダントトップやストラップが作れる銀細工体験もあります。

体験のあとは、手作りキャラメルと珈琲を味わって休憩してはいかがでしょう。近くには古湯温泉がありますので、お風呂にゆっくり浸かることもできます。潤人は、ろくろで作品を作ったり、自分の好きな絵を描いて世界で1つだけの器を作ったりして家族で楽しめる工房です。

◎まとめ

佐賀県にはご紹介したように、数多くの楽しめる体験スポットが点在しています。自然と触れ合う体験が多いのが特徴ですが、佐賀の田舎を体験したり、森を楽しんだりするのもいいですね。伝統に触れる体験では、佐賀で昔から行われてきたことを改めて知るきっかけになります。有田焼や錦織、ビードロ、和紙、煎茶などはルーツを知ることにもなりますから、子どもの自由研究にもいいかもしれません。

個人旅行で楽しめる体験プランが多いのはもちろん、家族連れやカップル、友達同士の旅行でも楽しめる体験スポットが佐賀にはたくさんあります。ぜひあなたがやってみたいと思う体験プランを探してみてください。普段はできないようなことを体験して、佐賀の旅の思い出の1ページをつづってみませんか。予約が必要な場所が多いので、公式サイトや電話で事前に確認してから体験観光旅行に出かけましょう。

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