名称:メタセコイア並木
住所:滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
公式・関連サイトURL:https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_155.html
滋賀県と聞くと、まず頭に浮かぶのは日本最大の湖「琵琶湖」ではないでしょうか。しかし、滋賀の魅力はそれだけではありません。雄大な琵琶湖が育んだ豊かな自然、織田信長や豊臣秀吉が天下を夢見た歴史の舞台、そして知られざるフォトジェニックな絶景スポットの数々。
この記事では、滋賀県の多彩な魅力を<絶景・歴史・自然・体験>という4つのテーマに分けてご紹介します。定番の観光名所から、思わず誰かに教えたくなるようなとっておきの場所まで、「湖国」の魅力を探しにいきませんか?
目次
【滋賀県】テーマ別人気観光スポット36選|絶景・歴史・体験の魅力発見!
- ■絶景・写真映えスポット
- ① メタセコイア並木(高島市)
- ② びわ湖テラス / びわ湖バレイ(大津市)
- ③ ラ コリーナ近江八幡(近江八幡市)
- ④ 白髭神社(高島市)
- ⑤ びわこ箱館山(高島市)
- ⑥ 八幡堀(近江八幡市)
- ⑦ MIHO MUSEUM(甲賀市)
- ⑧ 満月寺浮御堂(大津市)
- ⑨ 旧竹林院(大津市)
- ⑩ 黒壁スクエア(長浜市)
- ■歴史探訪スポット
- ① 比叡山延暦寺(大津市)
- ② 彦根城(彦根市)
- ③ 石山寺(大津市)
- ④ 安土城跡(近江八幡市)
- ⑤ 長浜城(長浜市)
- ⑥ 賤ヶ岳古戦場(長浜市)
- ⑦ 多賀大社(多賀町)
- ⑧ 醒井宿(米原市)
- ⑨ 日吉大社(大津市)
- ⑩ 三井寺(大津市)
- ⑪ 近江神宮(大津市)
- ⑫ 八幡山城跡(近江八幡市)
- ⑬ 百済寺(東近江市)
- ■自然・リフレッシュ
- ① 琵琶湖(滋賀県全域)
- ② 伊吹山(米原市・岐阜県)
- ③ おごと温泉(大津市)
- ④ 竹生島(長浜市)
- ⑤ 余呉湖(長浜市)
- ■体験・エンタメ
- ① 甲賀流忍術屋敷(甲賀市)
- ② 甲賀の里忍術村(甲賀市)
- ② 長浜鉄道スクエア(長浜市)
- ④ 豊郷小学校旧校舎群(豊郷町)
- ⑤ 佐川美術館(守山市)
- ⑥ 琵琶湖クルーズ(大津市、長浜市など)
- ⑦ 信楽(甲賀市)
- ⑧ 県立琵琶湖博物館(草津市)
- ◎滋賀県へのアクセス
- 新幹線・電車でのアクセス
- 車・レンタカーでのアクセス
- 高速バスでのアクセス
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■絶景・写真映えスポット
SNSで特に人気が高く、「行ってみたい」という気持ちを強く掻き立てるスポットを集めました。
① メタセコイア並木(高島市)
約2.4kmにわたって続く「メタセコイアの並木道」は、滋賀県を代表するフォトジェニックな絶景スポット。『新・日本の街路樹百景』にも選出された並木道が生み出す美しい景観です。
春から夏にかけては、力強い新緑のトンネルが爽やかな風を運び、訪れる人をリフレッシュさせてくれます。
秋には赤茶色に美しく紅葉し、まるで絵画のような景色に。そして、冬には葉を落とし、雪をまとった幻想的な姿に変わります。四季折々の美しい表情を持つこの並木道は、いつ訪れても違った感動を与えてくれます。
② びわ湖テラス / びわ湖バレイ(大津市)
滋賀県観光で絶対に行きたいスポットとして注目されている「びわ湖テラス」。ロープウェイで約5分間の空中散歩を楽しみながら山頂まで上がると、そこには息をのむような絶景が待っています。
標高1,100mに広がる「びわ湖テラス」は、琵琶湖を一望できる開放的な絶景スポット。ウッドデッキにソファやチェアが並ぶとてもおしゃれな空間です。
目の前の水盤と、青く澄んだ湖面、空がひと続きになったかのように感じられます。SNSでも多くの写真が投稿され、フォトジェニックな写真が撮れると大人気です。
びわ湖バレイには、びわ湖テラス以外にも、楽しいアトラクションが満載です。ワイヤーを滑り降りる「ジップライン」や、森の空中アスレチック「スカイウォーカー」は、スリル満点のアクティビティ。絶景の中で体を動かして、非日常的な体験を楽しめます。
びわ湖バレイのグリーンシーズンは、ファミリーやカップルに大人気のレジャースポット。そして冬は、関西屈指のスキー場として賑わいます。
※「スカイウォーカー」は工事のため、2025年の営業を終了しました
名称:びわ湖バレイ
住所:滋賀県大津市木戸1547-1
公式URL:https://www.biwako-valley.com/
③ ラ コリーナ近江八幡(近江八幡市)
自然と調和した美しい「ラ コリーナ近江八幡」は、バームクーヘンで有名な「クラブハリエ」と和菓子店「たねや」のフラッグシップ施設です。田んぼを中心とした約3万坪もの広大な敷地に、メインショップ、カフェ、バームクーヘンやカステラの工房などが点在。まるでジブリの世界に迷い込んだかのような独特の空間が広がります。
特に目を引くのは、屋根が芝生で覆われたメインショップ。そのユニークなデザインは、思わず写真に収めたくなる美しさです。自然と建築が織りなすアートのような空間をぜひ体感してください。
焼きたてのカステラをカフェで味わったり、バームクーヘン工房を見学したりと、楽しみ方もさまざま。広大な敷地内を散策しながら、グルメとショッピングを満喫できます。
名称:ラ コリーナ近江八幡
住所:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
公式URL:https://taneya.jp/la_collina/
④ 白髭神社(高島市)
琵琶湖に立つ朱塗りの大鳥居が、神秘的な絶景を生み出す「白髭神社」。ここは、全国にある白髭神社の総本宮です。パワースポットとしても知られており、大鳥居の神々しい姿は、まさにそのパワーを感じさせてくれます。
その姿から「近江の厳島」とも称される白髭神社は、今や滋賀を代表するフォトジェニックなスポットの1つ。境内にある本殿は国の重要文化財に指定されており、歴史の重みも感じることができます。
湖の中に悠然と佇む大鳥居は、訪れる時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。空と湖面が茜色や紫色に染まるマジックアワーには、お堂のシルエットが浮かび上がるロマンチックな景色。そして鳥居の向こうから朝日が昇ると、湖面がキラキラと輝く幻想的な光景が広がります。
琵琶湖の絶景と、神社の神秘的な雰囲気を同時に味わえる、滋賀の旅に欠かせない場所としておすすめです。
名称:白髭神社
住所:滋賀県高島市鵜川215
公式・関連サイトURL:http://shirahigejinja.com/
⑤ びわこ箱館山(高島市)
びわ湖の西岸に位置する「びわこ箱館山」は、四季折々の美しい景色が楽しめる人気リゾート。特に夏のひまわりや秋のコキアは、その絶景を求めて多くの観光客が訪れます。
夏から秋にかけて、山頂のゲレンデ一面を埋め尽くすコキアは、訪れる時期によって異なる表情を見せてくれます。夏はみずみずしい緑色の絨毯を敷き詰めたような爽やかな景色。
秋が深まるにつれて緑からピンク、そして燃えるような赤へと変化します。いつ訪れても違った感動を与えてくれるのが、コキアの大きな魅力です。
山頂からは雄大な琵琶湖を一望でき、コキアの絨毯と湖のコントラストは、まさに息をのむ絶景。ほかにも、びわこ箱館山には、天空へと続く階段「ステアーズフラワー」、色とりどりの「高島ちぢみ」で彩る「虹のカーテン」、涼やかな音色を奏でる「風鈴のよし小道」など、フォトジェニックなスポットがたくさんあります。SNSでも「#びわこ箱館山」のハッシュタグで、多くの写真が投稿されています。
山頂までゴンドラで上がることができ、気軽に絶景を楽しめるのも嬉しいポイント。子供から大人まで楽しめる様々なプレイスポットもあり、一日中飽きることなく過ごせます。絶景を満喫して遊んだ後は、山頂のカフェで休憩するのもおすすめです。
名称:びわこ箱館山
住所:滋賀県高島市今津町日置前
公式・関連サイトURL:https://www.hakodateyama.com/green/
⑥ 八幡堀(近江八幡市)
近江商人の城下町として栄えた近江八幡のシンボル「八幡堀」。水郷の情緒あふれる美しい景観は、映画『るろうに剣心』や時代劇のロケ地として有名です。
堀沿いには白壁の土蔵や古い商家が並び、まるで時代劇の世界に迷い込んだかのよう。堀に架かる橋の上から見る景色や、水面に映る街並みは、景色全体がキャンバスのような光景です。
八幡堀は、屋形船に乗り、ゆったりと水上から景色を楽しむこともできます。散策の合間に、レトロな雰囲気の和カフェやレストランに立ち寄るのも楽しみの一つ。歴史と風情を感じながら、フォトジェニックな一枚を撮りたい方におすすめのスポットです。
名称:八幡堀
住所:滋賀県近江八幡市
公式・関連サイトURL:https://www.omi8.com/stories/hachimanbori
⑦ MIHO MUSEUM(甲賀市)
深い山奥に佇む「MIHO MUSEUM」は、まるで桃源郷。世界的な建築家I.M.ペイが設計したこの美術館は、自然と建築が完璧に調和した、唯一無二の空間です。
トンネルを抜けた先に吊り橋が現れ、その先に美術館が見えてくるアプローチは、訪れる人を幻想的な世界へと誘います。
建物の約8割が地下に造られているため、周囲の自然景観を損なうことなく、まるで景色の一部のように溶け込んでいます。館内には世界各地の多様な美術品が展示されており、芸術の秋はもちろん、いつ訪れても新たな感動に出会えます。
美術館の敷地内を巡る電気自動車、レストランや喫茶室で提供される自然農法の食材など、環境への配慮も徹底されています。ただ芸術を鑑賞するだけでなく、自然の美しさ、建築の魅力、そして食の楽しみまで、五感でアートを体験できる特別な場所です。
名称:MIHO MUSEUM
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
公式・関連サイトURL:https://www.miho.jp/
⑧ 満月寺浮御堂(大津市)
琵琶湖に突き出すように建つ、サスペンスドラマの舞台としても知られる浮御堂(うきみどう)。正式には海門山満月寺の仏堂の一つで、その情緒ある姿は、近江八景『堅田の落雁(かたたのらくがん)』として知られています。
早朝のマジックアワーには、空と湖面が茜色や紫色に染まり、お堂のシルエットが浮かび上がるフォトジェニックな景色に。そして、お堂の向こうから朝日が昇ると湖面を照らし、一面が黄金色に輝く幻想的な光景が広がります。
俳人・松尾芭蕉もこの地を訪れてこの美しさを詠んだとされ、門前には句碑が残されています。歴史と風情を感じながら特別な景色を堪能できる、心落ち着く場所です。
名称:満月寺浮御堂
住所:滋賀県大津市本堅田1-16-18
公式・関連サイトURL:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/91/
⑨ 旧竹林院(大津市)
比叡山延暦寺の麓、坂本の門前町に佇む「旧竹林院」。ここは、洗練された美しい庭園の景色が楽しめる、知る人ぞ知る絶景スポットです。
特に注目すべきは、母屋の縁側から眺めるリフレクション。手入れの行き届いた庭園が鏡のように机に映り込み、現実と反射が織りなす幻想的な光景を生み出します。まるで額縁の中に景色を閉じ込めたかのような、美しい一枚を撮影できます。
春には新緑、夏には深緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、どの季節に訪れても四季折々に繊細な美しさに心を奪われるでしょう。期間限定でライトアップも実施されています。
名称:旧竹林院
住所:滋賀県大津市坂本5-2-13
公式URL:https://kyuchikurinin.jp/
⑩ 黒壁スクエア(長浜市)
江戸時代から続く商都・長浜の古い街並みを活かした「黒壁スクエア」は、レトロモダンなエリアです。一歩足を踏み入れると、そこはどこを切り取っても絵になるフォトジェニックな空間。明治時代に建てられた銀行の建物を中心に、約30の歴史的建造物がリノベーションされています。
伝統的なガラス工芸品を扱う1號館「黒壁ガラス館」から、29號館まであります。ノスタルジックに新しいセンスを取り入れた和モダンな雰囲気は、若者から落ち着いたデートを楽しみたい大人まで、幅広い世代に人気です。
散策しながらお気に入りのガラス製品を見つけたり、おしゃれなカフェやレストランでゆったりとお過ごしください。
名称:黒壁スクエア
住所:滋賀県長浜市元浜町ほか
公式・関連サイトURL:https://www.kurokabe.co.jp/
■歴史探訪スポット
滋賀県が誇る日本の歴史を深く感じられる定番スポットは、歴史と共に絶景も楽しみましょう。
① 比叡山延暦寺(大津市)
天台宗の総本山「比叡山延暦寺」は、世界文化遺産にも登録されている日本仏教の母山。1200年を超える歴史を誇り、多くの高僧を輩出してきたこの寺院は、今もなお荘厳な雰囲気に包まれています。
広大な境内は「東塔」「西塔」「横川」の3エリアに分かれており、それぞれに異なる魅力があります。
| エリア | 特徴 |
|---|---|
| 東塔(とうどう) | 延暦寺の中心地。修行の中心である根本中堂があり、歴史と伝統を最も感じられるエリアです |
| 西塔(さいとう) | 静寂な雰囲気に包まれたエリア。釈迦堂をはじめ、素朴で美しい建物が並びます |
| 横川(よかわ) | 比叡山の北に位置するエリア。自然の中にあり、神秘的な雰囲気が漂います |
比叡山延暦寺へのアクセスは、滋賀県側と京都側の両方から可能です。滋賀県側からは日本最長の坂本ケーブルを利用するのがおすすめ。京都側からは、叡山電鉄の終点「八瀬比叡山口駅」から叡山ケーブル・ロープウェイを乗り継いで登ることができます。
桜の名所としても知られ、例年ゴールデンウィーク頃には約40種の桜が咲き誇ります。また、新緑の季節や紅葉の時期も美しく、四季を通じて訪れる人々を魅了し続けています。
名称:比叡山延暦寺
住所:滋賀県大津市坂本本町4220
公式・関連サイトURL:https://www.hieizan.or.jp/
※修行の中心地である根本中堂(こんぽんちゅうどう)は2026年までを予定して、10年にわたる大改修が行われています。
(外観や、特別に設けられた参拝通路から見学可能です)
■坂本ケーブル https://sakamoto-cable.jp/
■叡山ケーブル・ロープウェイ https://www.hieizan.gr.jp/yase/eizan-cablecar-ropeway
② 彦根城(彦根市)
琵琶湖の東岸にそびえる「彦根城」は、国宝天守を擁し、日本の城の中でもひときわ美しい姿を誇ります。三層三階の木造天守は、季節ごとに桜や紅葉、雪景色に彩られ、訪れる人々に感動を与え続けています。
彦根城には、廊下橋や櫓、門など、江戸時代から残る貴重な建物も数多くあります。城内を歩けば、まるでタイムスリップしたかのように、当時の城の様子を肌で感じることができます。
また、彦根城の麓に広がる庭園「玄宮園(げんきゅうえん)」もおすすめ。玄宮園は池を中心に配した大名庭園で、琵琶湖の景色を借景にしながら、四季折々の美しい景色を楽しめます。
さらに、彦根城といえば、ゆるキャラブームの火付け役となった「ひこにゃん」のふるさととしても有名です。ほぼ毎日、天守や彦根城博物館の前に登場するので、会いたい方は公式サイトでスケジュールを確認してくださいね。
名称:彦根城
住所:滋賀県彦根市金亀町1−1
公式・関連サイトURL:https://hikonecastle.com/
■ひこにゃん
https://www.city.hikone.lg.jp/kanko/event/5/index.html
③ 石山寺(大津市)
『源氏物語』の作者・紫式部ゆかりの寺として知られる「石山寺」は、琵琶湖の南にたたずむ歴史ある古刹です。
国宝に指定された日本最古の多宝塔は、訪れる人に深い歴史の重みを感じさせます。また、紫式部が『源氏物語』の構想を練ったと伝わる「源氏の間」も見どころです。
境内でひときわ目を引くのが、寺名の由来となった巨大な硅灰石(けいかいせき)。露出した岩肌が独特の景観を生み出しており、その周囲を巡るように桜や紅葉の木々が植えられています。春には桜、秋には紅葉の名所として多くの人で賑わい、特に秋のライトアップでは昼間とは異なる幻想的な風景を楽しむことができます。
滋賀の歴史と文化に触れ、平安のロマンに思いを馳せながら、ゆったりと境内を散策してみてはいかがでしょうか。
名称:石山寺
住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1
公式URL:https://www.ishiyamadera.or.jp/
④ 安土城跡(近江八幡市)
天下統一を目前に、織田信長が築いた最後の城「安土城」。琵琶湖を望む安土山に、これまでの城の概念を覆す豪華絢爛な天守が建てられました。
しかし、わずか3年後に焼失。現在は石垣の遺構が残るだけですが、当時の面影をたどり、戦国時代の覇者の気分を想像しながら登山道の石段を上ってみてください。
信長が夢見た、天下統一への壮大なロマンが詰まった安土城。山頂からの眺めは素晴らしく、琵琶湖や広大な景色を一望できます。
麓には安土城に関するミュージアムが複数あります。なかでも、失われた天守の5・6階部分が原寸大で復元されている「安土城天主信長の館」はおすすめ。派手な金箔や鮮やかな色彩で彩られた空間は、信長の比類なきセンスと権力、そして夢の跡を感じさせてくれます。
名称:安土城跡
住所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
公式・関連サイトURL:https://www.azuchi-nobunaga.com/
⑤ 長浜城(長浜市)
豊臣秀吉が初めて一国一城の主となった「長浜城」は、出世城として名高い城です。昭和58年(1983年)に復元された現在の天守は歴史博物館となっており、秀吉や長浜の歴史、湖北地方の文化にふれることができます。
天守の最上階まで登ると、目の前には雄大な琵琶湖が広がります。秀吉がこの地で見たであろう、天下人への夢を馳せた景色を追体験できる絶景です。
城跡一帯は「豊公園(ほうこうえん)」として整備され、春には『日本さくら名所100選』に選ばれた美しい桜が咲き誇ります。
名称:長浜城歴史博物館
住所:滋賀県長浜市公園町10-10
公式・関連サイトURL:https://nagahama-rekihaku.jp/
⑥ 賤ヶ岳古戦場(長浜市)
織田信長亡き後、天下統一の覇権をかけて豊臣秀吉と柴田勝家が激突した「賤ヶ岳(しずがたけ)の戦い」。その舞台となったのが「賤ヶ岳古戦場」です。
賤ヶ岳は、山頂までリフトで登ることができます。リフトを降りて少し歩くと、眼下には穏やかな琵琶湖と余呉湖が同時に広がる絶景!激しい戦いの歴史とは裏腹に、息をのむような美しい景色が訪れる人々を迎えてくれます。
山頂には、当時の激戦を今に伝える賤ヶ岳合戦図や、戦跡碑、戦没者の碑などがあります。兜を脱いで頭を垂れる武将の像は、戦の後に勝利者が感じたであろう、戦いの厳しさや悲しさを表現したものです。
深い歴史のロマンを感じさせてくれる賤ヶ岳古戦場。雄大な景色を求めて訪れる方にもおすすめです。
名称:賤ヶ岳古戦場
住所:長浜市木之本町大音ほか
公式・関連サイトURL:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/3804/
賤ヶ岳リフト https://www.shizugatakelift.jp/
⑦ 多賀大社(多賀町)
「お多賀さん」の愛称で親しまれる「多賀大社」は、『古事記』に登場するイザナギとイザナミの二柱の神を祀る由緒ある神社です。古くから延命長寿の神様として知られ、「お伊勢参らばお多賀へ参れ」と謡われるほど、多くの人々に信仰されてきました。
参拝客がまず目を引くのは、拝殿に奉納された巨大な「しゃもじ」。これは「お多賀杓子(おたがじゃくし)」と呼ばれ、「おたまじゃくし」の語源になったとも伝えられています。絵馬も、しゃもじ型「杓子絵馬」です。
参道の老舗店では、名物の「糸切餅」を味わってみてください。餡を包んだ白い餅に、赤と青の細い糸で3本の線が入れられた独特の餅で、出来たては格別の美味しさです。
名称:多賀大社
住所:滋賀県犬上郡多賀町多賀604
公式・関連サイトURL:https://www.tagataisya.or.jp/
⑧ 醒井宿(米原市)
中山道61番目の宿場町として栄えた「醒井宿(さめがいしゅく)」。JR醒ヶ井駅の目の前にありながら、当時の風情を色濃く残す静かな街並みが魅力です。
この宿場町の中心を流れる地蔵川は、まるで目が覚めるような清らかさ。この冷たい清流にしか生息しない水中花「梅花藻(バイカモ)」の群落は、初夏から初秋にかけて白い梅のような可憐な花を咲かせます。その幻想的な光景は、写真愛好家にも人気の絶景。街並みの至る所に当時の面影が残り、歴史のロマンを感じさせてくれます。
散策の合間には、醒井宿資料館などに立ち寄って、宿場町の歴史に触れてみるのもおすすめ。美しい清流と歴史的な街並みが調和した醒井宿は、滋賀の隠れた魅力を発見できる、心安らぐ場所です。
名称:醒井宿
住所:滋賀県米原市醒井
関連:https://kitabiwako.jp/spot/spot_206
⑨ 日吉大社(大津市)
比叡山の麓、坂本に鎮座する「日吉大社」は、全国3,800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮。その歴史は古く、比叡山延暦寺が創建されるよりも前から、京の都の鬼門(北東)を守ってきた由緒あるパワースポットです。
日吉大社は、約3,000本ものカエデが色づく紅葉の名所としても知られています。例年11月上旬から下旬にかけてライトアップも行われ、幻想的な夜の紅葉を楽しみに多くの観光客が訪れます。
日吉大社のもう一つのユニークな特徴は、神様の使いとしてサルが尊ばれていることです。「魔が去る」や「勝る」に通じることから「神猿(まさる)」と呼ばれて愛されています。境内には可愛い猿の石像や、お守り、おみくじなどがあり、訪れる人々の心を和ませてくれます。
名称:山王総本宮 日吉大社
住所:滋賀県大津市坂本5-1-1
公式・関連サイトURL:https://hiyoshitaisha.jp/
⑩ 三井寺(大津市)
滋賀県大津市の「三井寺(みいでら)」は、1,300年以上の歴史を持つ天台寺門宗の総本山です。
正式名称は、「長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)」。春の桜や秋の紅葉も美しく、四季折々の景色を楽しめます。
境内には、近江八景の一つとして有名な鐘楼『三井の晩鐘』があり、その重厚で清らかな音色は『残したい”日本の音風景100選”』に選ばれています。また、武蔵坊弁慶が比叡山から引きずってきたという伝説が残る「弁慶の引き摺り鐘」も霊鐘堂に安置されており、鐘に残る傷跡を見ることができます。
京都にほど近いことから、日本の歴史の舞台にもたびたび登場する三井寺には、見ごたえのある国宝や重要文化財が数多く残されています。
名称:三井寺(園城寺)
住所:滋賀県大津市園城寺町246
公式・関連サイトURL:http://www.shiga-miidera.or.jp/index.htm
⑪ 近江神宮(大津市)
朱色の美しい楼門が印象的な「近江神宮」は、大津京を開いた天智天皇を祀る神社です。創建は比較的新しいものの、周辺は歴史的に重要な大津宮跡であり、神聖で厳かな雰囲気に包まれています。
近江神宮の大きな魅力は、そのユニークな歴史です。天智天皇が日本で初めて水時計を造ったとされることから「時の祖神」として知られ、境内には様々な時計が展示されています。
また、天智天皇の歌が『小倉百人一首』の第一首であることから、競技かるたの殿堂としても有名です。人気漫画『ちはやふる』の舞台にもなったことから、多くのファンが聖地巡礼に訪れ、かるたの試合が開催される日には熱気に満ち溢れます。
華やかな楼門や、国の有形文化財に登録された社殿など、見どころも豊富。朱色と緑のコントラストが美しい境内は、フォトジェニックな写真スポットとしても人気です。
名称:近江神宮
住所:滋賀県大津市神宮町1-1
公式・関連サイトURL:https://oumijingu.org/
⑫ 八幡山城跡(近江八幡市)
八幡堀のすぐそばにそびえる八幡山には、かつて豊臣秀吉の甥・秀次が築いた「八幡山城跡」があります。山頂へはロープウェイでわずか4分。頂上からは、格子状に整備された近江八幡の街並みや雄大な琵琶湖の景色を一望できます。秀次が眺めたであろう近江の風景を、ぜひ心ゆくまでご堪能ください。
城跡の遺構は石垣が残る程度ですが、山頂の本丸跡には「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」が建っています。
瑞龍寺は、非業の死を遂げた秀次の菩提を弔うために京都で創建された寺院で、昭和36年(1961年)にこの地へ移築されました。
また、八幡山ロープウェイの山麓駅周辺には、市名の由来となった「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」や、観光案内所を兼ねた登録有形文化財の「白雲館」などもあります。
名称:八幡山城跡 八幡山ロープウェー
住所:滋賀県近江八幡市宮内町
公式URL:https://www.ohmitetudo.co.jp/ropeway/
⑬ 百済寺(東近江市)
滋賀県と三重県の境を縦走する鈴鹿山脈の西麓に、天台宗の古刹「湖東三山」と呼ばれる3つの寺院があります。そのひとつである「百済寺(ひゃくさいじ)」は、聖徳太子の創建と伝わる、三山の中で最も古い寺院。その名の通り、古代朝鮮の百済(くだら)から渡来した人々が関わったとされ、1,400年以上の歴史があります。
本堂へと続く長い石段の両脇には、かつて僧房が立ち並んでいた跡の石垣が今も残っており、歴史の面影が感じられます。
新緑の季節はとても爽やか。秋には、参道が赤や黄色に染まり、まるで紅葉のトンネルのようにみごとです。この季節には、彦根駅から湖東三山をめぐる臨時の観光シャトルバスも運行され、多くの参拝客で賑わいます。
名称:百済寺
住所:滋賀県東近江市百済寺町323
公式・関連サイトURL:http://www.hyakusaiji.jp/
■自然・リフレッシュ
滋賀県の豊かな自然を満喫し、心と体をリフレッシュできるスポットです。
① 琵琶湖(滋賀県全域)
滋賀県の中央に位置する「琵琶湖」は、面積約670平方キロメートルを誇る日本最大の湖。ただ広いだけでなく風光明媚で、見る場所や季節、時間帯によってまったく異なる表情を見せてくれます。
『深緑/竹生島の沈影』『暁霧/海津大崎(かいづおおさき)の岩礁』『涼風/雄松崎(おまつざき)の白汀』など、風光明媚な8つの景観が「琵琶湖八景」として選定されています。
湖畔に沿って整備されたサイクリングロードは、風を感じながら景色を楽しむのに最適。また、遊覧船に乗って優雅に湖上を巡ったり、カヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しんだりとアクティビティも満喫できます。そして夏には「びわ湖大花火大会」が開催され、夜空と湖面を大輪の花火が彩ります。
名称:琵琶湖
公式・関連サイトURL:https://www.biwako-visitors.jp/
② 伊吹山(米原市・岐阜県)
雄大な自然を満喫できる「伊吹山」は、滋賀県と岐阜県の県境にそびえる名峰。滋賀県の最高峰であり、冬には関ヶ原に豪雪をもたらすことでも知られています。
山頂へは「伊吹山ドライブウェイ」を利用すれば、車で気軽にアクセス可能です。
伊吹山山頂駐車場から標高1,377mの山頂までは、ほぼ階段の「中央登山道」で徒歩約20分。緩やかで歩きやすい「西登山道」なら、40分ほどで山頂へ到達できます。山頂一帯には高い樹木がなく、可憐な花々が咲き誇る高山植物の宝庫としても有名。美しい草花を愛でながら登頂を楽しめます。
眼下には琵琶湖の雄大な景色、遠くには北アルプスまでを望む360度のパノラマが広がります。“天空の絶景”を堪能したあとは、駐車場に併設された「スカイテラス伊吹山」で、23種類の薬草を練り込んだ名物「伊吹薬草ソフトクリーム」をぜひ味わってみてくださいね。
名称:伊吹山
住所:滋賀県米原市、岐阜県
公式・関連サイトURL:https://www.ibukiyama-driveway.jp/index.html
③ おごと温泉(大津市)
比叡山の麓、琵琶湖のほとりに佇む「おごと温泉(雄琴温泉)」は、「大津の奥座敷」として親しまれる滋賀県屈指の温泉地です。1,200年以上の歴史を持つ古湯でありながら、JR湖西線で京都からわずか5駅とアクセスも抜群。日帰りでも気軽に訪れることができます。
泉質はpH9を誇る高いアルカリ性。肌がすべすべになる美肌の湯として有名で、ほとんどの旅館やホテルで源泉がそのまま使用されています。
温泉だけでなく、周辺には琵琶湖の景色を楽しめるスポットも点在。湖畔の港から琵琶湖クルーズを楽しんだり、周辺のカフェや足湯を巡ったりと、のんびりとした時間を過ごすことができます。
名称:雄琴温泉
住所:滋賀県大津市雄琴
公式・関連サイトURL:https://www.ogotoonsen.com/
④ 竹生島(長浜市)
琵琶湖の北部に浮かぶ、国の名勝にも指定されている神秘的な孤島、「竹生島(ちくぶしま)」。島全体がパワースポットとされ、古くから多くの信仰を集めてきました。
島には、弁財天を祀る「宝厳寺」と、「竹生島神社(都久夫須麻神社)」が鎮座しています。宝厳寺の名物は、願い事を書いた小さなだるまを奉納する「弁天様の幸せ願いダルマ」。竹生島神社では、願い事を書いた素焼きの盃「かわらけ」を鳥居めがけて投げ、くぐれば願いが叶うとされる「かわらけ投げ」に挑戦できます。
竹生島へのアクセスは、長浜港・今津港・彦根港から出航する観光船に乗って渡ります。クルージングでは、琵琶湖の雄大な景色とともに、徐々に近づいてくる竹生島の神秘的な姿もお楽しみください。
名称:竹生島・宝厳寺(西国第三十番札所)
住所:滋賀県長浜市早崎町1664−1
公式URL:https://www.chikubushima.jp/
名称:竹生島神社(都久夫須麻神社)
住所:滋賀県長浜市早崎町1665
公式URL:https://www.chikubusima.or.jp/
⑤ 余呉湖(長浜市)
琵琶湖の北に位置する「余呉湖(よごこ)」は、三方を山に囲まれた青碧の湖。鏡のように周囲の景色を映し出す澄み切った湖面が神秘的で、その美しさから「鏡湖」とも呼ばれています。また、天女の羽衣伝説が残る地としても知られています。
春には湖畔を彩る桜並木、夏には鮮やかなあじさい、秋には美しい紅葉と、四季折々の絶景を楽しめ、冬にはワカサギ釣りもできます。
JR北陸本線「余呉駅」から徒歩数分、北陸自動車道「木之本IC」から車で約10分とアクセスも良好で、近畿圏から日帰り観光で訪れるのにも最適です。
湖畔にはキャンプ場もあり、満天の星空を眺められる“星空の絶景スポット”としても人気。静けさに包まれながら、雄大な自然と一体になるような特別な時間を過ごせます。
名称:余呉湖
住所:滋賀県長浜市余呉町
公式・関連サイトURL:https://kitabiwako.jp/spot/spot_805
■体験・エンタメ
家族や友人と一緒に楽しめる体験型のスポットです。
① 甲賀流忍術屋敷(甲賀市)
「甲賀流忍術屋敷」は、本物の忍者屋敷を体験できる貴重なスポット。江戸時代初期に建てられた、甲賀五十三家の筆頭・望月家の旧邸です。一見すると普通の民家ですが、中に入るとそこはまさに忍者の世界!
どんでん返しや落とし穴、隠しはしご、隠し部屋など、身を隠すための様々な仕掛けが随所に施されており、観光用ではない、本物の忍者の知恵と工夫を体感できます。
自分で仕掛けを見つけたり、忍者になった気分で屋敷の中を探索したり、大人も子供もワクワクするような体験が待っています。
探索後は、忍者の家に代々伝わる秘伝の健康茶「健保茶」を味わってみてください。多種類の薬草をブレンドした、ここでしか飲めない一杯です。
名称:甲賀流忍術屋敷
住所:滋賀県甲賀市甲南町竜法師2331
公式URL:https://www.kouka-ninjya.com/
② 甲賀の里忍術村(甲賀市)
本物の「甲賀流忍術屋敷」に対し、「甲賀の里忍術村」は全身を使って忍者修行が体験できるテーマパーク。2つの施設は車で10分ほどの距離にあり近いので、併せて巡るのがおすすめです。
忍者道場に入門すると、秘密の通路を抜ける「井戸抜けの術」、水の上を歩く「水蜘蛛の術」、高い塀を越える「塀越えの術」など、9つの修行コースに挑戦。すべてのコースをクリアすると、「免許皆伝」の巻物がもらえます。
修行の他にも、的に向かって手裏剣を投げたり、忍者屋敷に隠された様々なカラクリを見つけたりと、忍者になりきって遊べるアトラクションが満載です。忍者衣装のレンタルもあるので、服装を気にせず思い切り楽しめます。
遊び疲れたら、忍者うどんや忍者バーベキューが楽しめる食事処「霧隠荘」で腹ごしらえ。また、園内には「甲賀忍術博物館」もあり、忍者が実際に使った道具や古文書などの貴重な資料を通じて、その歴史と知恵を深く学ぶこともできます。
名称:甲賀の里忍術村
住所:滋賀県甲賀市甲賀町隠岐394
公式URL:https://koka.ninpou.jp/
② 長浜鉄道スクエア(長浜市)
現存する日本最古の駅舎を核とした「長浜鉄道スクエア」は、JR長浜駅に隣接しておりアクセス抜群。鉄道の魅力を存分に楽しめるスポットです。
施設は3つの建物からなり、それぞれ違った角度から鉄道の面白さを体験できます。
| 建物 | 特徴・展示内容 |
|---|---|
| 旧長浜駅舎 | 明治時代の面影を残すレトロな駅舎。一等・二等待合室や駅長室がそのまま保存されており、タイムスリップしたような気分を味わえます |
| 長浜鉄道文化館 | 精巧なHOゲージの鉄道模型や、子供たちに大人気のプラレールを展示。開放感のある木造の館内で、鉄道の世界に浸ることができます |
| 北陸線電化記念館 | 大迫力の実物SL「D51型(デゴイチ)」が展示されています。ここではNゲージの操作体験や、子供用の制服試着コーナーも用意されており、親子で楽しめます |
見て、触って、体験しながら学べる長浜鉄道スクエアは、鉄道ファンはもちろん、子供から大人まで誰でも楽しめる観光スポットです。
名称:長浜鉄道スクエア
住所:滋賀県長浜市北船町1-41
公式・関連サイトURL:https://kitabiwako.jp/tetsudou/
④ 豊郷小学校旧校舎群(豊郷町)
アニメ『けいおん!』の舞台として注目され、多くのファンが訪れる「豊郷小学校旧校舎群」。
昭和12年(1937年)に建てられたこの校舎は、建築家ウィリアム・ヴォーリズの設計による、歴史的価値の高い建物です。完成当時は「東洋一の小学校」と称され、その美しい姿は今もなお当時の面影を色濃く残しています。特に、アニメに登場する講堂や音楽室は、ファンにとって聖地巡礼の必見スポットです。
建物全体がフォトジェニックですが、ぜひ注目してほしいのが階段の手すり。イソップ寓話『ウサギとカメ』をモチーフにした可愛らしいブロンズ像が飾られており、旧校舎のマスコットとして親しまれています。
近江鉄道の「豊郷駅」から徒歩10分弱と、アクセスも良好です。
名称:豊郷小学校旧校舎群
住所:滋賀県犬上郡豊郷町大字石畑518
公式・関連サイトURL:https://toyosato-kanko.jp/spot/toyosatoelementaryschool/
⑤ 佐川美術館(守山市)
琵琶湖大橋東詰にある「佐川美術館」は、建物の周りに浅く水が張られ、まるで水の上に浮かんでいるかのような建築デザインが特徴。まるで現代アートのような、建築・美術・自然が一体となった滋賀を代表する美術館です。晴れた日には、空と建物が水鏡に映り込み、思わず写真に収めたくなる美しい光景が広がります。
館内には、人気日本画家の平山郁夫氏や、童話『おおきなかぶ』の挿絵でなじみ深い彫刻家の佐藤忠良氏など、日本を代表する作家の作品を多数収蔵。また、茶道楽焼で知られる十五代樂吉左衞門の作品を展示する新館や、国宝の梵鐘も見どころです。
※施設改修のため、2025年9月29日~2026年6月末まで休館中です。
名称:佐川美術館
住所:滋賀県守山市水保町北川2891
公式・関連サイトURL:https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
⑥ 琵琶湖クルーズ(大津市、長浜市など)
日本最大の湖、琵琶湖の壮大な景色を湖上から満喫できる琵琶湖クルーズは、非日常的な体験を味わえる人気の観光アクティビティ。遊覧船やミニクルーズ船に乗り、雄大な湖と周囲の山々の景観をゆったり楽しめます。
たとえば、長浜港や近江八幡港から出航する遊覧船では、約50分ほどで湖の中心部までクルーズ。湖畔の城跡や水郷の風景を眺めながら、湖上からの写真撮影も楽しめます。特に夕方には夕日を背景にした幻想的な景色が広がり、思い出に残る体験になります。
また、ランチやディナーを楽しみながら湖上を巡る「レストランクルーズ」や、花火やライトアップを楽しむナイトクルーズなど、特別なイベントクルーズも人気。春には湖畔の桜、秋には紅葉のライトアップを湖上から眺めることもできます。湖上のクルージングで、日常から離れたひとときを過ごしてみませんか?
琵琶湖クルーズ
■琵琶湖汽船 https://www.biwakokisen.co.jp/
■しがクルーズ https://lakewest.jp/roman-cruise/
■オーミマリン https://www.ohmitetudo.co.jp/marine/
⑦ 信楽(甲賀市)
「信楽(しがらき)」は、日本六古窯の一つに数えられる信楽焼の里。周囲を山々に囲まれた静かな盆地には、今も多くの窯元が点在し、独特の文化を育んでいます。
信楽焼といえば、やはり愛らしいタヌキの置物が有名です。国道沿いの焼き物店には、個性豊かな表情をした大小様々なタヌキが並び、訪れる人々を出迎えてくれます。
特に、数えきれないほどのタヌキが並ぶ「信楽陶苑 たぬき村」や、『たぬ木』がシンボルの「信楽陶芸村」は、お気に入りのタヌキを見つけるのにぴったりの場所です。
これらの施設では、陶芸体験も可能。プロの指導を受けながら、自分だけのオリジナル作品を作ることができます。さらに、信楽ならではの「自分流にアレンジした手づくりタヌキ」作りも大人気!旅の素敵な思い出と、世界に一つだけの作品を作ってみませんか?
信楽の魅力をさらに深く知りたいなら、「滋賀県立陶芸の森」へも足を運んでみましょう。信楽焼の歴史や作品を鑑賞できるだけでなく、陶芸の森でも作陶体験が可能です。
ローカル列車の信楽高原鐵道に乗って、のんびりと揺られながら信楽の風景を眺めるのもおすすめです。
名称:信楽
住所:滋賀県甲賀市信楽
公式・関連サイトURL:https://www.e-shigaraki.org/
■信楽陶苑たぬき村 https://tanukimura.com/
■信楽陶芸村 奥田忠左衛門窯 https://tougeimura.jp/
■滋賀県立陶芸の森 https://www.sccp.jp/
■信楽高原鐵道 https://koka-skr.co.jp/
⑧ 県立琵琶湖博物館(草津市)
琵琶湖のほとり、烏丸半島に位置する県立琵琶湖博物館は、琵琶湖の全てを五感で体験できるユニークな博物館。琵琶湖の歴史、文化、自然や生態系について楽しく学びながら、新しい食体験にも出会えるスポットです。
見どころは、淡水生物の展示としては国内最大級の水族展示室。まるで琵琶湖の水中にいるかのように、琵琶湖の生き物たちをダイナミックに展示しています。琵琶湖の主「ビワコオオナマズ」や、琵琶湖固有種の「ウツセミカジカ」、国の天然記念物「アユモドキ」など、多種多様な生き物を観察できます。
また、他ではなかなか食べられない "琵琶湖グルメ" にも挑戦してみませんか?琵琶湖の外来魚であるブラックバスは、淡白な白身魚で、とてもおいしいと評判です。館内のレストランで、ブラックバスを使った「バスバーガー」や「バス丼」をぜひ味わってみてください。
名称:県立琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
公式・関連サイトURL:https://www.biwahaku.jp/
◎滋賀県へのアクセス
最後に、滋賀県へのアクセス情報をご案内します。滋賀県には空港がないため、飛行機でのアクセスは少し不便に感じるかもしれません。しかし、新幹線や電車、高速道路、レンタカーや夜行バスを利用することで、関東圏や名古屋、大阪からスムーズにアクセスできます。
新幹線・電車でのアクセス
新幹線を利用する場合、京都駅でJR琵琶湖線や湖西線に乗り換えるのが最もスムーズ。滋賀県内の主要な観光地へは、JR在来線や私鉄(近江鉄道、京阪電車など)が便利です。
| エリア | 京都駅からの路線・所要時間の目安 |
|---|---|
| 大津エリア(石山寺など) | JR琵琶湖線で約10〜20分 |
| 湖西エリア(比叡山、雄琴温泉など) | JR湖西線で約20分 |
| 近江八幡・彦根エリア(ラ コリーナ、彦根城など) | JR琵琶湖線で約30~50分 |
| 長浜・米原エリア(黒壁スクエア、伊吹山など) | JR琵琶湖線で約1時間~1時間半 |
車・レンタカーでのアクセス
車やレンタカーで巡るなら、名神高速道路や新名神高速道路が便利です。滋賀県は南北に長いので、行きたいスポットを事前に決めてから高速道路を利用すると効率よく回れます。長浜・米原エリアや近江八幡・彦根エリアは、新幹線の米原駅でレンタカーを借りるのもおすすめです。
琵琶湖を横断する琵琶湖大橋や、比叡山・伊吹山へと続くドライブウェイは、景色を楽しみながら移動できます。
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高速バスでのアクセス
飛行機や新幹線よりもリーズナブルに移動したいなら、高速バスが便利。特に、東京や横浜などの関東圏からは夜行バスが運行しており、眠っている間に移動できるのもメリットです。
JR南草津駅など、滋賀県南部の主要駅に到着する路線が多いので、そこを拠点に琵琶湖や石山寺といった南部エリアの観光を楽しめます。
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このように、行きたいエリアや交通手段によって、最適なルートは異なります。事前に計画を立てて、滋賀県の旅を満喫しましょう。
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