日本人旅行者の間でも人気が高い東南アジアですが、特にタイは毎年たくさんの日本人が観光に訪れています。バンコクのような大都会もあれば、歴史文化が薫る古都チェンマイ、ビーチリゾートのパタヤやプーケット、世界遺産で有名なスコータイやアユタヤなど、多様な観光資源があって、何度訪れても新しい発見があるのが人気の理由です。今回はタイの旅行情報と人気の観光エリア、絶対に行くべき観光スポットを併せて紹介します。
目次
タイを観光するならどこ?人気エリアと絶対に行くべき観光スポットを紹介!
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■タイ観光でおすすめのシーズンはいつ?
・気候で選ぶなら乾季と雨季がおすすめ
乾季:11~2月 ◎ /服装:夏服+羽織るもの1枚
雨季:6~10月 〇 /服装:夏服 雨具 サンダル
暑季:3~5月 △ /服装:夏服(着替えは多めに)+羽織るもの1枚
シーズンでプランを考えるなら乾季の11~2月、雨季の6~10月がおすすめです。3~5月の暑季は外出がちょっと辛いかもしれません。雨季の観光を心配に思う方もいると思いますが、基本的には夕方に1時間ほど降るスコールです。通りの軒下で雨宿りするのも東南アジアらしい旅情があってなかなかですよ。
・航空券料金で選ぶなら大型連休を外して
タイ行きの航空券はGWやお盆、年末年始など、連休中とその周辺が高くなります。それ以外のシーズンなら2.5~5万円+各税くらいが最安値の相場です。関空や成田発で、乾季が終わる2月頃と雨季が始まる6月頃が比較的リーズナブルです。
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・水かけ祭りを体験するなら、暑季真っただ中の4月13~15日
暑さが厳しい3~5月ですが、有名なお祭り「水かけ祭り(ソクラーン)」に参加したいなら暑季の一択です。タイの各地で開催され、街のあちらこちらで水のかけ合いが行われます。有名な観光地ならどこでも体験できると思いますよ。おすすめは水着で参加できるプーケットの水かけ祭り。特に開放的です。
■タイを観光するのにビザ申請は必要?
タイを観光目的で訪れる場合、次の条件を満たせばビザの申請が不要です。
1)飛行機での入国なら30日以内までビザが不要
近隣諸国から陸路で入国する場合は15日が上限なので注意しましょう。
2)パスポート有効期限は6カ月以上
これで入国できない失敗が多いので注意してください。
3)帰りの航空券と入国時の所持金
一人10,000バーツ(or 1家族なら20,000バーツ)以上の所持が求められます。
■タイの物価は?
1バーツ=3.44円(2019年1月22日現在)
大都会バンコクや有名なリゾート観光地だとそれほど安く感じないかもしれません。商品にもよりますが、食事は日系飲食店や大手チェーンだと日本とそんなに変わらず、地元屋台だと安いです。あとはスーパーで買える日用品や食料品、交通機関の費用も安いです。衣類は露店なら激安商品がいっぱい。参考ですがユニクロは日本とあまり変わらないです。宿代はピンキリ。5,000円以下で小ぎれいな安宿もたくさんあります。
それでは、タイ旅行で人気のエリアと代表的な観光地を簡単に紹介します
1. バンコク旧市街の王宮と三大寺院(タイ中央部)
ひとことにバンコクと言ってもその表情は多種多用です。伝統と風格の王宮から三大寺院、混沌とした繁華街は、どこを切り取っても刺激的で活気にあふれています。
バンコクには古い寺院や建築物が多くありますが、金色と白亜のコントラスト、そして精巧な建築様式が垣間見える三大寺院は絶対に観てもらいた観光スポットです。ワットプラケオ(エメラルド寺院)、ワットポー(菩提の寺)、ワットアルン(暁の寺)はどれもチャオプラヤー川沿いにあるので一連の流れで観光できます。川を船で渡るのも面白いです。
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・バンコク市街地へのアクセス
スワンナプーム国際空港からエアポートレールリンクに乗れば、中心街のパヤタイ駅に30分程度でアクセスできます。
2. パタヤのビーチと娯楽レジャー(タイ中央部)
バンコクから南東へ約150km行ったところにあるビーチリゾートです。特に有名なのはパタヤビーチや沖合に浮かぶラン島。マリンアクティビティが豊富に楽しめます。タイのサグラダ・ファミリア「サンクチュアリオブトゥルース」もおすすめです。
出典: Vic Helian/shutterstock.com
にぎやかな街なのでナイトライフも充実。ゴーゴーバーなどのナイトクラブの他、Tiffany’s Show(ニューハーフショー)もタイならではの娯楽ですよ。
・バンコクからパタヤまでのアクセス
バンコクのBTSエカマイ駅からバスが出ています。乗り場の番号標識に「PATTAYA」とあるので、そこから乗車します。所要時間は2時間30分くらい見ておけば大丈夫です。料金は片道で400円しないくらいです。
3. アユタヤの仏教寺院と遺跡(タイ中央部)
タイの古都です。アユタヤ王朝(1350~1767年)ゆかりの寺院や遺跡が観光できます。
世界遺産としても有名です。中でもワット・プラ・マハタートの仏像やアユタヤ王朝の廟跡ワット・プラシー・サンペット、涅槃(ねはん)像が素晴らしいワット ヤイ・チャイ・モンコンなど、見ごたえのある観光スポットがたくさんあります。
・バンコクからのアユタヤまでのアクセス
バンコク市内のフアランポーン駅から出ている列車に乗るか、乗り合いのワゴンタクシー(ロットゥー)を使うかが一般的な手段です。列車なら2時間ちょっと、車だともう少し短い時間で到着します。バンコク市内に立ち寄らずアユタヤに行くなら、ドンムアン空港着の飛行機を利用し、空港から列車かロットゥーでアクセスするのが便利です。
4. プーケットはビーチレジャーとナイトライフが充実!(タイ南部)
透きとおった海と熱帯雨林、小高い山に囲まれたビーチが印象的な楽園リゾートです。主な観光エリアは西海岸のパトンビーチと、島の南東にあるプーケットタウンですが、沖合に出てコーラル島やピピ島などの離島を観光するのもおすすめです。特にパトンビーチは美しいビーチ沿いたくさんのショップやホテルが軒を連ね、観光リゾートらしい活気があります。
Bangla Roadと呼ばれる歓楽街にはナイトクラブやバーが多く、ナイトレジャーのメッカとして観光客に人気があります。
・バンコクからプーケットまでのアクセス
スワンナプーム国際空港からプーケット国際空港まで約1時間20分のフライトです。日本から直接向かう場合は、香港で乗り継ぐのが便利。航空券も往復で20,000円台~の便があって気軽に旅行できます。
5. クラビーは見渡す限りの絶景が広がる秘境(タイ南部)
アンダマン海を挟んでプーケット島の対岸にあるのがクラビーです。あまり聞きなれないかもしれませんが、タイの隠れた楽園・秘境として知られています。
突き抜ける青空と透明な海、自由自在に切り立った岩山の風景は息を飲むような絶景。その中に点在する隠れ家的なリゾートホテルでのんびり過ごすのもいいですし、神秘的なロケーションをボートで回るアイランドホッピングツアーも人気があります。
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・バンコクからクラビ―までのアクセス
バンコクのスワンナプーム空港からクラビー空港までは約1時間のフライト。LCCを使えば6,000円台の格安チケットもあります。日本から直接向かう場合もスワンナプーム空港を経由する便が一般的です。
6. サムイ島はのんびり滞在したい人にオススメのリゾート(タイ南部)
タイランド湾、スラータニーの沖合に浮かぶ島で、別名「ココナッツアイランド」とも呼ばれます。名前の通りヤシの木いっぱいのリゾートアイランドです。
数々のビーチやリゾートホテルが素晴らしいのは言うまでもないので詳述しませんが、それ以外の見どころならビッグブッダとワット・プラーイ・レームがおすすめ。南国リゾートの風景を背にした豪華絢爛なお釈迦様の姿はサムイ島ならではと言えます。
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・バンコクからサムイ島までのアクセス
飛行機なら約1時間で着きます。ただし航空券はそれほど安くありません(2~3万円)。観光で訪れる場合は、スワンナプーム経由でまっすぐ向かう方がおトクなので、バンコク観光とはセットにしづらいかもしれません。
7. チェンマイは豊かなタイ文化に出会える街(タイ北部)
出典: kombattle/shutterstock.com
タイ北部に広がる山岳地帯の中心都市です。様々な民族の交流地点として機能した歴史から、バンコクとは違った独特な文化(ランナー文化という)を感じることができます。有名な首長族もタイ北部、チェンマイ周辺の山岳民族です。観光の見どころはたくさんの仏教寺院。13世紀末にできたラーンナー王朝の都だったこともあり、立派なお寺がたくさんあります。
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また多様な民族文化が残っているため、ユニークでカワイイ民芸品や雑貨が多くお土産に人気です。チェンマイのナイトバザールで購入できます。
・バンコクからチェンマイまでのアクセス
飛行機なら約1時間で着きます。航空券代はLCCなら7~8,000台が中心です。陸路だと半日近くかかるので日数に限りがある人は飛行機での移動がおすすめです。日本発のチェンマイ行きなら30,000円台から(燃料費ほか諸税抜き)チケットがあります。
8. スコータイに行ったら世界遺産を観光しよう(タイ北部)
タイ民族最初の王朝ができた町で、バンコクとチェンマイの間にあります。要塞や寺院の遺跡が有名で、周辺都市も含めて世界遺産に登録されています。観光の見どころは世界遺産のために整備されたスコータイ歴史公園とグルメならスコータイ式ラーメン。少し足をのばしてシーサッチャナーライ歴史公園(世界遺産)とカンペーンペットの要塞跡(世界遺産)も観光におすすめです。
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・バンコクからのスコータイまでのアクセス
飛行機を使えば約1時間30分で到着します。バンコクエアウェイズなら往復で12,000円台(燃料費ほか諸税抜き)からチケットがあります。陸路でも行けますが、所要時間を考えると断然飛行機がおすすめです。日本から向かう場合はスワンナプーム空港経由が一般的です。
9. チェンライに来たらタイの山岳文化を体験しよう(タイ北部)
出典: eakkaluktemwanich/shutterstock.com
タイ最北の街で、名前が似ている「チェンマイ」とは近いですが別の街です。ラーンナー王朝最初の都で、雰囲気的にはチェンマイに似ているかもしれません。
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出典: Bubbers BB/shutterstock.com
ミャンマーとラオスに隣接した国境(ゴールデントライアングル)の街なので人の往来が多く、メーサイのマーケットは活気があります。名物のカオソーイとコーヒーはぜひ味わって帰りたいところです。山岳地域の民族文化を体験したい人は、訪問ツアーに参加しましょう。主要な民族の集落に行くことができます。
・バンコクからチェンライまでのアクセス
飛行機なら約1時間20分のフライト。LCCも就航しているので、往復1万円を切るくらいの料金で行けます。ドンムアン発が便数も多くて便利です。陸路は安く済む可能性もありますが、半日近くかかるのであまりおすすめしません。
◎最後に:旬なタイ旅行を楽しむならメークロン市場
メークロン市場はメークロン線の脇ギリギリの場所にたくさんの露店が軒を連ねる、ユニークな市場です。テレビやネットでも度々話題になって見たことがある人も多いと思います。旅行客が買うようなお土産こそ売ってはいませんが、その奇妙な風景は土産話にピッタリ。観光の際は7km北西にあるアンパワー水上市場にも足を運んでください。タイならではの水辺の町が楽しめておすすめですよ。
・バンコクからメークロンまでのアクセス
チャトゥチャックのシリキット王女公園とバンコク北バスターミナルの間にあるミニバス乗り場「Minibus Station Morchid」から、メークロン行きのロットゥー(1BOXワゴン型のミニバス)に乗車して約90分。料金は60~90バーツ(約210~315円)。
ミニバス乗り場へはBTSスクンビット線、またはバンコクメトロの「モーチット駅」から、タクシーか徒歩でアクセス。徒歩なら約25分、タクシーなら5~6分で着きます。