【タイ】コムローイ祭りとは?|2024年はいつ開催される?

【タイ】コムローイ祭りとは?|2024年はいつ開催される?

タイ王国チェンマイで毎年開催されるお祭り「コムローイ祭り」について、お祭りの概要や、2024年はいつ開催されるのかなどをご紹介します。

無数のランタンが夜空に打ち上げられ、夢の世界にいるような幻想的な空間が作られる「コムローイ祭り」。有名な映画『塔の上のラプンツェル』には、コムローイ祭りをモデルにしたシーンが登場しました。このことから世界的に知名度が上がり、タイ旅行の目的となるほどに注目を集めています。

ファンタジー世界の作品が逆輸入するほど圧巻の空間、一体どんなお祭りなのでしょうか?


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好きな料理はもつ鍋。生まれも育ちも九州ではなく、加藤清正と熊本城を愛し、ホークスの試合を楽しみに日々生きてるライターです。


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【タイ】コムローイ祭りとは?|2024年はいつ開催される?

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コムローイ祭りはいつ開催される?

コムローイ祭り いつ どこ

コムローイ祭りとは、アジア・タイ王国の北部に位置する都市、チェンマイで毎年開催されるお祭りです。「11月の満月の日」に決まって開催されています。2024年は11月15日(金曜日)と、11月16日(土曜日)の2日間に開催されます。日本ではちょうど「七五三」の日ですね。

コムローイとは紙で作られ、熱気球のように浮かべられる「ランタン」のことを指します。この無数のランタンを夜空に打ち上げることで、仏さまに感謝の思いを捧げるという仏教のお祭りにです。無数に打ち上がったランタンの灯りはとても幻想的で、思わず息を呑むほど。

そして2010年~2011年に公開された映画『塔の上のラプンツェル』のワンシーンは、このコムローイ祭りをモデルにしたものです。公開後に話題となり、現実にあるお祭りと知られると知名度は世界的なものに!一度は見てみたい絶景の一つとして注目を集めています。

コムローイっていつからあるの?

タイ王国でこの日行われるお祭りは、実は「コムローイ祭り」だけではありません。知名度が高くなったので、イメージ的にはチェンマイで開催される特別なお祭りのように思いますよね。実はこの日は、タイ王国全土が仏教のお祭りの日でもあります。

そのお祭りとは「ロイラクトン(タイ語で灯篭流し)」と呼ばれ、最初は13世紀のスコータイ王朝で開催で行われたそうです。当初は蓮を模った灯篭を作り川へ流し、川の女神に気持ちを伝えるといったイベントでした。日本やアジア各地でも行われる「灯篭流し」と同じです。

なおこのロイラクトンの後、女神に気持ちが届くのか雨が降らなくなるというスピリチュアルな事象も発生しています。

チェンマイではこの「ロイラクトン」を「空に浮かべる」という方法で独自のものにさせ、現在の「コムローイ祭り」として知られることになります。

コムローイ祭りは2種類ある?

コムローイ祭り いつ どこ

前述の通り、「ラプンツェル」のワンシーンに登場したコムローイ祭り。印象的なシーンにも関わらず、実は現実にあるお祭りの逆輸入と知られると人気がうなぎ上りに。「一度見てみたい」という方も多く現れました。ただし仏教のお祭りであり、フォーマルなイメージから外国人は参加できないのでは?という不安があります。

そこで、外国人観光客向けのコムローイ祭りとして「イーペン・ランナー・インターナショナル」が開催されることになりました。チェンマイの複数箇所を会場とし、本家コムローイ祭りと同じ幻想空間を創り出します。参加にはチケットを予約する必要がある人気イベントとなりました。

現地向けのコムローイ祭りとしては「イーペン・サンサーイ祭り」があります。観光者向けではありませんが、参加自体は無料です。

なお近年ではコムローイを上げる量が増えすぎたことにより、コムローイを上げる場所は特別な許可を得た場所限定となっています。

コムローイ祭りの会場例

コムローイ祭り いつ どこ

コムローイ祭りは元々限られた場所で行われていましたが、1ヵ所に集まりすぎたことによって火事や交通機関のマヒなど別の問題が発生しました。これらの抑制のために、会場を分散させています。

コムローイ祭りが行われる会場例は下記表の通りですが、いずれも暫定であり確定ではなく、人数や状況に応じて直前に会場が変更される場合もあるようです。参加する際は会場や日時がそのままかどうか、必ず確認をしておきましょう。

なお会場は郊外にあり、街中心部からの徒歩移動は時間がかかります。ただし送迎がある場合が多いので、特にツアーで訪れる方、個人でチケットを購入する場合も事前に確認しておきましょう。

イベント名イーペンランナー・インターナショナルチェンマイスカイランタンズフェスティバルガッサンレガシー
イベント予定会場メージョー大学ロイヤルチェンマイゴルフ場ガッサンレガシーゴルフコース

▼メージョー大学

▼ロイヤルチェンマイゴルフ場

▼ガッサンレガシーゴルフコース

コムローイ祭り参加に便利な航空券とは?

コムローイ祭り いつ どこ

コムローイ祭りが行われるのはタイ北部の「チェンマイ」ですが、首都のバンコクからはかなり距離が離れたところにあるので、バンコクのついでに観光……となるとなかなか計画し辛くなりますね。

日本からチェンマイへは、便数は多くないものの関西国際空港から「ベトジェットエア」による直行便が出ており、関西からはかなり訪れやすくなっています。首都圏の成田・羽田から直行便はなく、1ヵ所は必ず経由するので移動時間がかかる点は覚えておきましょう。

チェンマイ行きの最安航空券や運航会社については、以下のページからチェック可能です。

タイ旅行の費用はどれくらい?

タイはアジアの海外旅行先として人気で、連休などハイシーズンはもちろん、コムローイ祭りを目当てとして日本国内からも多くの方が訪れます。

海外旅行と聞くと高額なイメージがある一方、タイは物価が比較的安く滞在費を抑えることも可能です。ほかにも、予算の大部分を占める航空券とホテルをセットで予約できるサービスなどもあります。

以下のリンクではタイ旅行の費用目安がどれくらいなのか、滞在費を抑えるコツなども記載しています。渡航計画を立てる前にぜひ合わせてご確認ください。

日本のコムローイ祭りとは!?

コムローイ祭り いつ どこ

実はタイに限らず、日本国内でもコムローイ祭りを体験することができます!

意外ですが、日本国内にもランタンを取り扱ったお祭りがいくつか存在。それも観光客も楽しめるようイベント化しており、本場さながらの体験も期待できます。なお中国やベトナムなどアジア諸国の文化が強めのお祭りで、ちょこっとですが海外旅行気分が楽しめるのもポイントです。

非日常体験を探しに、「国内のコムローイ祭り」を覗いてみましょう!

日本のコムローイ祭り①長崎ランタンフェスティバル

コムローイ祭り 日本 どこ

長崎ランタンフェスティバルは、中国の旧正月である春節を祝うイベントです。毎年長崎市で、春節にあたる日からおよそ半月間開催されます。

もともと長崎市で「春節祭」として行われていたイベントですが、規模が大きくなり、30年ほど前に「長崎ランタンフェスティバル」とイベント名が変わりました。ランタンを飾る風習にならって無数のランタンが頭上を覆いますが、その光景はまるでコムローイ祭りそのものです。

街を彩るランタンですが、その数はなんと1万5,000個を超えます。シンプルなタイプのランタンだけでなく干支をかたどった迫力のあるランタンも登場するので、こちらにも注目しましょう。

日本のコムローイ祭り②つなん雪まつりスカイランタン

コムローイ祭り 日本

日本のコムローイ祭りといえば、新潟津南町の「つなん雪まつりスカイランタン」を見逃すわけには参りません。

こちらは毎年津南で開催されるお祭りで、ランタン打ち上げは東日本大震災の復興を願うイベントとして開催されました。ランタンの登場は日も落ちて暗くなった19時頃からで、2000個近いスカイランタンが打ち上げられています。この会場で浮かんでいるランタンは、コムローイ祭りで使われるランタンと同じ熱飛球型。規模といい幻想的な光景といい、本場のコムローイ祭りに負けない盛り上がりを見せます。

こちらのイベントは毎年3月後半に開催されます。会場である「ニュー・グリーンピア津南」までは津南町役場や津南駅からシャトルバスも出ています。こちらは乗車券が必要となるので、バス停で購入しましょう。(1人1,000円・小学生以下無料)またランタンは2人で打ち上げるため、1人での打ち上げはできません。

なお、車で行く場合は別途チケットが必要で、ランタンを打ち上げる場合も同様にチケットを購入する必要があります。鑑賞のみの場合はチケットは不要ですが、車での入場ができないので注意しましょう。

また新潟への観光は新幹線とホテルをセットで検索できるサービスが便利!旅行プラン作成にお役立てください。

日本のコムローイ祭り③はなまき星めぐりの夜

続いてご紹介するのは、岩手県花巻で開催される「はなまき星めぐりの夜」です。花巻といえば近年ではメジャーリーガーである大谷翔平選手や菊池雄星選手などと所縁があり、近代に遡ると作家・宮沢賢治の出身地としても知られます。多方面で度々話題になる地域です。

「はなまき星めぐりの夜」では、宮沢賢治の代表作である「銀河鉄道の夜」をイメージするかのように、煌びやかな無数のスカイランタンが空へと浮かびます。

キラキラと空を覆うランタンはこれまで紹介してきたように美しく幻想的な光景ですが、ランタンには願い事やメッセージを書くこともできるそう。さながら星に願いを託しているようで、ロマンティックなイベントとして人気です。イベントの最後には打ち上げ花火もあります。

開催は1月後半から2月の中旬の各日曜日です。雪国かつ、まだまだ寒い季節なので防寒対策は徹底しましょう。

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