芸術と文化の国!魅惑のオーストリアを代表する観光スポット8選!!

芸術と文化の国!魅惑のオーストリアを代表する観光スポット8選!!

音楽の都ウィーンをはじめ、様々な文化遺産や世界遺産を持つオーストリア。地理的にヨーロッパの中心に位置するため、昔から多くの国々の人たちが行き交い、様々な文化的影響を受けてきた歴史があります。

その一方で、オーストリアは豊かな自然にも恵まれており、チロル地方に代表されるオーストリアアルプスには緑の森林や澄み切った湖水など、自然を満喫できるオススメ観光スポットも盛りだくさん。そんなオーストリアの観光スポットの中から、これだけは見逃せない必見のスポット8選をピックアップしました。

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芸術と文化の国!魅惑のオーストリアを代表する観光スポット8選!!

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1.ハルシュタット(ハルシュタット)

出典: yoshi / PIXTA(ピクスタ)

ユネスコの世界遺産にも登録されており、世界で一番美しい湖畔の街とも呼ばれるハルシュタット。皆さんも旅行パンフレットや雑誌などで、一度はこの景色を見た方も多いのではないでしょうか。映画『サウンドオブミュージック』にも登場したこのハルシュタット湖。岩山と教会の建物を背景にした湖の景観は正に絵葉書の様という言葉がピッタリです。

オーストリアを訪れる観光客の拠点、首都ウィーンから少し遠いのが難点ですが、時間をかける価値は十分。ウィーンからの行き方は、ウィーン西駅から列車で約4時間、ハルシュタットの駅で下車します。駅は湖を挟んで街とは反対側にありますので、駅の下から出ている遊覧船に乗りましょう。船からの景色もまた素晴らしいんです!

ハルシュタットは人口数百人の、街と言うよりは村と言った方が良い場所ですが、100件余りのホテルやB&Bがあり、ウィーンからの日帰りではゆっくり見られないという方でも大丈夫。

2.シュテファン大聖堂(ウィーン)

オーストリアの首都ウィーンのシンボルと言えるのが、このシュテファン大聖堂。2001年に世界遺産に指定されたウィーン歴史地区の中にあります。

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ハプスブルク家の歴代君主の墓所である他、あのモーツァルトの結婚式や葬儀が行われたのもこの場所。ゴシック様式の外観を持ち、教会の塔としては世界で3番目に高いここの南塔(136m)は、何と13世紀半ばから65年もの歳月をかけて建造されたとか。この南塔には途中まで階段で登れるそうですので、ここを訪れる際には是非登ってみましょう。歴史の重みを感じる事ができるかもしれません。

66mの北塔へはエレベーターで上がる事ができます。尚、2008年にはこの大聖堂でサラブライトマンのコンサートが行われ、その様子は世界各国のテレビで放映されたそうです(日本では、翌年にNHK-BSで)。ウィーンで必見の歴史的名所、是非観光に訪れてみて下さい。入場は無料です。

3.シェーンブルン宮殿(ウィーン)

ハプスブルク皇帝の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿。ウィーンにあるこのバロック様式の宮殿はオーストリア観光の目玉の一つで、広大な庭園や世界最古の動物園を含め、全てがユネスコの世界遺産に登録されています。宮殿内には1400を超す部屋があり、その内の45が一般に公開されているとか。

ベネチアングラスのシャンデリアや金箔を使った内装等、当時マリアテレジア女帝が暮らした豪華な部屋の様子は、正にハプスブルク家の栄華の時代を彷彿とさせるもの。建物以外にも、周囲の庭はその広大さと手入れの行き届いた美しさで見る者を圧倒します。

入場料は、宮殿をはじめ各種の庭園や動物園など、施設毎にチケットを購入する仕組み。その内の幾つかを組合せたお得なコンビチケットも何種類かありますので、観光の際には見たい所を予め決めておくと良いでしょう。行き方は、地下鉄のU4シェーンブルン駅から直ぐ。但し、敷地が広いので、結構歩く事を覚悟してくださいね!

4.ザルツブルク旧市街(ザルツブルク)

ザルツブルクと言えば?正解は次のどれでしょう、「モーツァルトの生誕の地」、「ミュージカル”サウンドオブミュージック”の舞台となった街」、「世界遺産の街」、「世界的な音楽祭で有名」?そうです、皆さんもご存知のようにすべて正解なのです!

このように数々の言葉で言い表されるザルツブルクの街ですが、これ以外にも、実際に歩いてみると大変美しい街。小さな小路に迷い込むと、そこにはバロック様式あり、ロマネスク様式あり、ルネサンス様式等、様々な建築物の宝庫である事が分かります。ウィーンと並びオーストリア観光の2代拠点とも言えるザルツブルク、世界遺産の旧市街にはミラベル宮殿やホーヘンザルツブルク城等が有り、正に見どころ満載の街と言って良いでしょう。

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ウィーンから列車で約2.5時間、又は飛行機で直接ザルツブルク空港(別名WAモーツァルト空港)に乗り入れる事が可能(ウィーン、ドイツ主要都市他、欧州主要都市経由)。

5.グラーツ旧市街(グラーツ)

シュタイアーマルク州の州都でオーストリア第二の都市、グラーツ。ここの旧市街は欧州で最も広い歴史地区で、1999年に世界遺産に登録されました。この街は一度も戦場にならなかったため、中世を思わせる街並みがそのまま残っており古い建造物が今でも実際に使われいます。

小高いシュロスベルクの上には、この街のシンボルでもある時計台が有りますが、ここから眺める中世の街並みはえもいわれぬ美しさ。更に、旧市街から離れた郊外にはもう一つの世界遺産、エッゲンベルク城が有り、ここには何と秀吉の時代に作られた大坂屏風全図が収蔵されています。

1600年代にオランダ商人等を介して伝わったとされていますが、この時代の同じような作品が日本には残っていないそうで、日本人としては観光に行きたいもの。このように見どころ満載のグラーツ、ホテルは中央駅の周りや旧市街に沢山ありますが、ウィーンからは特急電車で2時間半と日帰り観光も可能です。

6.ヴァッハウ渓谷(ドナウ川下流地域)

歌にも歌われる有名なドナウ川。ドイツから黒海まで、およそ3000kmに及ぶこの河のハイライトと言われるのが、このヴァッハウ渓谷です。

日本で言う渓谷のイメージとは違い広々とした野山の中をゆっくりと流れるこの観光スポットでは、是非クルーズを楽しみたいもの。小高い丘の上にあるブドウ畑越しに古いお城や僧院が次々に現れる景色は、ドナウ川の長い流れの中でもここだけ!もちろん、この美しい景色はユネスコの世界文化遺産に登録済みです。

遊覧船が運行されるのは、毎年4月中旬から10月下旬までの毎日。ウィーン西駅から準急で約1時間のところにあるメルク(Melk)という町から,その下流にあるクレムス(Krems)までを約2時間かけて遊覧するのが一般的(帰路はクレムスから電車で)。もちろん往復(約5時間)もできます。冬場は残念ながら船の運航はありませんが、この両駅間を走る路線バスで河沿いの景色を楽しめるそうです。

7.ゼメリング鉄道(ゼメリング)

1854年に世界初の山岳鉄道として開通したゼメリング鉄道。アルプス越えの初めての鉄道として世界遺産に登録されながらも、今なお現役として頑張っています。オーストリア首都ウィーンからもそれほど遠くありませんので、アルプスの素晴らしい景色を見ながら各駅停車の旅をするのもオーストリアならでの体験になるでしょう。

ウィーンからグラーツ方面行きの列車で約80km行くとグロッグニッツと言う山間の駅が有り、ここを起点に約40km先のミュルツツーシュラークまでがゼメリング鉄道区間です。列車に乗っているだけでは、由緒ある石造りのトンネルや二重構造の橋など、主要なシャッターポイントを逃してしまうかもしれません。そんな時は、鉄道の線路に沿ってハイキングコースが設けられていますので、途中下車して歩いてみるもおススメです。

8.ノルトケッテ連峰(インスブルック:ノルトケッテンバーン)

2度の冬季オリンピックが開かれた事で日本でも知名度の高い、チロル州の州都インスブルック。この街のすぐ背後にそびえる山がノルトケッテ連峰です。

インスブルック自体にも、中世の街並みが残る旧市街を中心に名所が多いのですが、皆さんに是非お勧めしたいのが市街地から僅か20分で行けるノルトケッテ連峰の展望台ハーフェレカー(標高約2300m)です。天気が良ければ360度の視界に、遠くイタリアアルプスまでが見渡せます。足元にはインスブルックの街全体とイン川も横たわり、正に絶景と言う言葉がピッタリ。

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この市街地と2000m超の高地をたった20分で結ぶのが最新式のケーブルカーとロープウェーで、3ルートに分かれており、全てを総称してノルトケッテンバーンと呼ばれます。中世の街並みが美しいアルペンリゾートのインスブルックとアルプスの眺望、皆さん、これもオーストリア観光では外せない場所ですよ!

◎まとめ

こうしてみるとオーストリアには何と世界遺産の多いことでしょうか! 国土面積が小さく、北海道とほぼ同じである事を考えると、見どころな観光地がギッシリ詰まった国と言えるでしょう。ハプスブルク王家の650年に渡る繁栄や、第一次大戦までは、英、仏、独、露と並ぶ欧州5大列強の一角を占めるなど、歴史的に豊かな時代が長かったからかもしれませんね。

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