竹田市の見どころ16選!名水と名湯を育む大自然

画像出典:mirei / PIXTA(ピクスタ)

竹田市の見どころ16選!名水と名湯を育む大自然

音楽家・滝廉太郎のふるさととしても有名な大分県竹田市には、城下町・温泉・高原などバラエティー豊かな観光スポットが盛りだくさん。名水として知られる「竹田湧水群」や「武家屋敷」など、散策するのにぴったりな、どこかほっとする雰囲気が観光客を惹きつけています。

大分県を観光するのならぜひ訪れてほしい、魅力あふれる竹田市のおすすめスポットをご紹介していきます!

目次

竹田市の見どころ16選!名水と名湯を育む大自然

目次を閉じる

1.岡城跡

かつて「難攻不落」と恐れられたことでも知られる、竹田市を代表する観光スポット「岡城跡」。稲葉川と白滝川という二つの川が合流する中央部分に築かれ、周囲から攻撃しづらい「天然の要塞」となっていたためです。しかし、明治時代の廃藩置県によって城館はすべて取り壊されてしまいました。

少年時代の滝廉太郎が、そんな荒れ果てた城で遊んだ思い出を曲にしたのが、名作『荒城の月』なんですよ。現在は整備され、散策にピッタリな眺めの良い観光地になっていますが、城の石垣などを見ると「荒城」的な雰囲気が残っていますね。竹田市観光に来たなら、「岡城跡」で「荒城の月」の世界を味わってみるのもいいものですよ!

2.長湯温泉療養文化館「御前湯」

質の良い炭酸泉が人気の竹田市「長湯温泉」。入浴施設「御前湯」は、同じく温泉を持ち長湯温泉と古くから交流のあるドイツの建築を取り入れた、雰囲気の良い洋風の外観が目印。公共施設なので入浴料もリーズナブルで嬉しいですね。

体の芯までよく温まり、古い角質を溶かし肌をすべすべにする効果のある炭酸泉で心も体もリフレッシュ!ドイツ人技師により設計された施設もオシャレで、もちろん使い心地もバッチリ。竹田市に観光にいくのなら、ぜひ訪れて日頃の疲れを癒してくださいね。御前湯名物の美味しいソフトクリームを食べるのを忘れずに!

3.竹田創生館

竹田市の武家屋敷通りの入り口付近にある「竹田創生館」。本館と蔵によって構成された建物で、講座や研修会、展示場としても活用されています。タイミングによっては面白いイベントに出くわすかも!

建物は入場無料。トイレもあるので、観光の合間のちょっとした休憩にも利用できますよ。雰囲気の良いお屋敷を見学するだけでも楽しめますね。竹田市の各種観光パンフレットも置いてあるので、休憩しつつ今後の観光予定を立てるのもおススメです。竹田市武家屋敷通りを観光するなら立ち寄ってみてくださいね。

4.白水ダム「白水溜池堰堤」

出典: Ren / PIXTA(ピクスタ)

竹田市にある、河川の水位を調節するための堰堤(えんてい)で、正式名称は「白水溜池堰堤(はくすいためいけえんてい)」という通称「白水ダム」。弱い地盤をもつ場所のため、落水の衝撃を弱める工夫が施されていて、それが他では見られない独特の造形美を生んでいるんです。

その水の流れる様はまるで白いヴェールをまとっているよう!「日本一美しいダム」ともいわれるのも納得の美麗な姿です。竹田市の観光スポットとしては若干アクセスしにくい山奥に位置していますが、わざわざ足を運ぶ価値のある竹田の名所ですよ。水量が少ないときは流れるヴェールを見ることができないこともあるので、事前に確認してから訪問することをオススメします!

5.キリシタン洞窟礼拝堂

竹田市殿町の武家屋敷からほど近い丘にひっそりとある「キリシタン洞窟礼拝堂」。巨大な岩盤を手掘りで彫りこんでドーム状の祭壇をつくり、弾圧を逃れたキリシタンたちが祈りの場として使っていたそうです。すぐ隣には司祭が住んでいたとされる洞窟もあります。禁教令がでた後も自らの棄教を拒否したという、熱心なキリシタンであったことで知られる当時の岡城主・志賀親次の庇護もあったのではないのかと推測されます。

苦難の歴史を辿ったキリシタンですが、その真摯な生き様は胸に迫るものがありますね。竹田市を観光するのならぜひ訪れてほしい名所の1つです。

6.竹田湧水群

名水百選にも選ばれている「竹田湧水群」。その豊富な有水量は、1日でなんと6から7万トンともいわれています!九州一の名水ともいわれる「泉水湧水」をはじめ、蛍の名所「河宇田湧水」に不治の病を治したという伝説がある「長小野湧水」、民家の裏手にひっそりと湧き出る「矢原湧水」など、魅力のある湧水がたくさんあるんですよ。観光コースとして「竹田市湧水巡り」をしてみるのもいいですね。

飲んでおいしく、その水の流れる音を聞いているだけでも心が癒されますよ。竹田市を訪れるのなら、「竹田湧水群」をはじめとした各場所の湧水を楽しんでみてくださいね!

7.瀧廉太郎記念館

出典: ミポリン&Y / PIXTA(ピクスタ)

『荒城の月』『はとぽっぽ』『お正月』などの作者として知られる滝廉太郎。彼が少年期を過ごした竹田市のお屋敷が、現在「滝廉太郎記念館」として貴重な資料などとともに一般公開されています。直筆の譜面をはじめ、手紙や写真もみることができますよ。廉太郎の生涯をダイジェストにした15分ほどのビデオもあり、観光し甲斐のあるスポットとなっています。

「竹田市歴史資料館」と「 旧竹田荘(きゅうちくでんそう)」とのおトクな3館共通券も販売中なので、竹田市をよりディープに知りたい方はぜひご利用ください!

8.殿町の武家屋敷

江戸時代の面影を色濃く残す、竹田市「殿町の武家屋敷通り」。一帯は岡城の城下町として整備されていましたが、その大部分は時代とともに取り壊され、残った地区を「武家屋敷通り」として大切に保存しているんです。雰囲気のある街並みは歩いているだけでも楽しく、観光にピッタリ!

特にオススメなのが秋に行われる、竹灯籠イベント「竹楽」。竹灯籠の仄かな灯りに照らされる竹田の歴史ある街並みはとっても幻想的ですよ。竹田を訪れるのなら、ムード満点な「武家屋敷通り」をぜひ訪れて、時を超えた美しさに触れてみてくださいね。

9.久住高原

出典: bitworks / PIXTA(ピクスタ)

阿蘇くじゅう国立公園の一部、竹田市「久住高原」。久住山と大船山の南側にまたがる広大な高原です。毎年3月におこなわれる「野焼き」は、春を迎えるための風物詩として、地元の人や観光客から親しまれています。

眺望バツグンな高原内には、花々の絨毯が美しい「くじゅう花公園」や、希少なガンジー種の乳牛からとれる乳製品が味わえる「ガンジーファーム」、さらにいくつかの温泉があり、観光に訪れるのにはピッタリな場所ですね。高原の新鮮で美味しい空気をおもいっきり吸い込んで、竹田の豊かな自然に触れてみてくださいね!

10.くじゅう花公園

出典: フォトクリエイト / PIXTA(ピクスタ)

竹田市久住高原にある「くじゅう花公園」。標高約800メートルにある広大な植物公園です。季節ごとに様々な花々が咲き誇り、ピーク時にはまるで花のじゅうたんを敷き詰めたようになる、竹田市有数の観光スポットです。

高原にあるだけあって眺望バツグン!久住山、阿蘇五岳を眺めることができ、タイミングがよければ雲海も見られるなど、美しい花々とともに絶景を楽しむことができるんです。ミニ音楽会、ブルーベリー摘みやラベンダー摘みなどのイベントも充実していて、子供から大人まで楽しめる植物園です。竹田市を訪れるならぜひ「くじゅう花公園」で素敵な思い出をつくってください!

11.スカイパークあざみ台

竹田市久住高原にある展望所「スカイパークあざみ台」。阿蘇久住国立公園を一望できる大パノラマは、日本一の絶景とも称賛される素晴らしい眺めです。レストハウスには竹田市などの郷土料理を楽しめるレストラン、竹田の地元産品の販売コーナー、あざみ台オリジナルソフトクリームにお土産コーナーなどがあり充実していますよ。

季節ごとに、初日の出や野焼き、ワラビ狩りなどのイベントも行われるので、タイミングを合わせていけばさらに楽しめるはずです!もちろん行事の無い期間も素晴らしい景色に変わりはありませんので、竹田観光の際にはぜひ訪れてみてくださいね。

12.白水の滝

竹田市「白水の滝」は富士山麓「白糸の滝」と並び称された名瀑。かつては現在より水量が多く幅が100メートルにも及び「日本一の飛泉」と讃えられました。その名の由来は流れ落ちる水が幾筋もの白い筋のようにみえたからとか、滝筋が99本あり「百」までは1つ足りないことから百から「一」を取って「白」としたとか諸説あります。

明治以降の治水工事によって水量は減ってしまいましたが、依然として美しい姿で観光客を楽しませてくれます。途中にある食事処「名水茶屋」も雰囲気タップリですよ。竹田を観光するならぜひコースに入れてほしい名所の1つです!

13.音無井路十二号円形分水

竹田市の田園風景に現れる特徴的な円形をした設備「音無井路円形分水(おとなしいろじゅうにごうぶんすい)」。昭和の初めごろまで、この地では水をめぐる争いが連日のように起こっていました。それを解決するために水路の水をサイフォンの原理で円の中央から湧き出させ、それを均等に分水するようにしました。

まさに当時の人々の知恵の結晶といえる、竹田市が誇る歴史的遺物なんです。なによりその建造物の美しさは、思わず時間を忘れていつまでも見つめていたくなってしまいますよ。テレビCMで使われたことから多くの観光客が訪れるようにもなりました。竹田市観光のルートにぜひ加えてほしい名スポットです。

14.佐藤義美記念館

竹田市出身の童謡・童話作家佐藤義美。『いぬのおまわりさん』など、世代を超えて愛される作品を数多く創作した彼の記念館です。建物は晩年暮らしていた家を再現。大正時代を感じさせる雰囲気の良い木造の洋館です。

館内は愛用の品や著作の初版本、そのほか貴重な資料も多数見ることができます。併設のミニホールではさまざまなイベントも催されているので、あらかじめチェックして訪れるのがお勧めです。平和を愛した心やさしい彼のスピリットを感じることができる、竹田市観光のルートにぜひ加えてほしいスポットです。

15.ガンジー牧場

イギリス・ガンジー島原産の「ガンジー牛」のミルクは、有名な「ホルスタイン」に比べると質・風味ともに高品質、しかし搾乳量は半分程しか取れないため、「ゴールデンミルク」の異名を持つ希少なものなんです。

そんなガンジー牛を放牧しているのが、竹田市久住高原にある「ガンジー牧場」。日本にわずか数百頭しかいないうちの約50頭飼育していて、牛乳をはじめ様々な乳製品をレストラン・ショップで楽しむことができます。そのほか酪農工場見学や様々な動物とのふれあいの場にドッグランなど、観光にピッタリなアトラクションがいっぱい。大自然といきものに癒される竹田の観光名所です!

16.長湯温泉「ラムネ温泉館」

日本でも珍しい炭酸泉が特徴の、竹田市・長湯温泉「ラムネ温泉館」。炭酸系入浴剤の10倍以上の濃度なので、もの凄いシュワシュワ感ですよ。健康に良く、美肌効果もある炭酸泉でお肌ツルツル!露天風呂は32度と温度は低めですが、「長湯温泉」の名の通り長い時間じっくり浸かって疲れを癒せる良さがありますね。ぬるいお湯が苦手な方は、若干炭酸は弱くなりますが42度ある内湯をどうぞ。両方を行ったり来たりも可能で、サウナルームとシャワールームも併設されていますよ。竹田市が誇る強力炭酸泉のパワーをぜひ体感して、観光旅行をさらに充実させてください!

◎まとめ

竹田市のみどころをご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?豊かな文化によってかたち造られた歴史的遺物と大自然が織りなす魅力は、一度訪れればまた再び訪れたくなってしまいそうな場所ばかり。大分にくるのなら、ぜひ竹田市の魅力を体感してみてくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

竹田でおすすめの記事

竹田のアクセスランキング