えちごトキめき鉄道とは?|子ども・大人も大興奮の観光列車

えちごトキめき鉄道とは?|子ども・大人も大興奮の観光列車

えちごトキめき鉄道の観光情報をお伝えします!新潟県の上越地方といえば、日本有数の豪雪地帯として知られていますが、そこに本社を置くえちごトキめき鉄道は、上越地方の直江津駅を起点に「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」の2路線を運営している鉄道会社です。

そんなえちごトキめき鉄道の目玉観光列車といえば、観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花(せつげっか)」とノスタルジーあふれる「急行」です。また、上越妙高駅からはJRの「越乃Shu*Kura」が発着します。

この記事では、えちごトキめき鉄道沿線の観光スポットに加えて、この3つの観光列車をメインにご紹介します。さあ、日本海や妙高山の風光明媚な風景を眺めに出発進行!

目次

えちごトキめき鉄道とは?|子ども・大人も大興奮の観光列車

えちごトキめき鉄道とは?沿線に観光スポットはある?

えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの列車

えちごトキめき鉄道の「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」の2つの路線はもともとJR信越本線とJR北陸本線の一部でしたが、北陸新幹線ができたため、第三セクターとして分離されました。そのため、えちごトキめき鉄道は、あらゆる手を使って地域の足を残そうと奮闘しています。

妙高はねうまラインは、新潟県妙高市の妙高高原駅から直江津駅までの路線です。途中の新井駅から直江津駅の間は特急「しらゆき」が北陸新幹線接続駅である上越妙高駅経由で新潟駅まで結んでいますが、その他は普通列車が主体となっています。

一方の日本海ひすいラインは直江津駅を起点として新潟県と富山県の境界の市振駅までの路線ですが、大部分の列車はその先のあいの風とやま鉄道の泊駅まで乗り入れます。一部例外がありますが、直江津駅~新井駅・妙高高原駅と直江津駅~市振駅~泊駅の2つの運行パターンが基本です。

◆妙高はねうまラインのご紹介

妙高はねうまラインの列車

えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの沿線をご紹介します。長野県と新潟県の境である妙高高原駅を出発した列車は、スイッチバック方式で有名な二本木駅や妙高市中心部にあり、特急「しらゆき」始発駅の新井駅を過ぎていきます。

JR北陸新幹線とえちごトキめき鉄道の接続駅である上越妙高駅からは後述の「越乃Shu*Kura」が出発。上越妙高駅は上越地方の観光・ビジネスの玄関口と言っても過言ではないでしょう。

その後は雁木の街並みが雪国の厳しさを感じさせる高田駅、上杉謙信ゆかりの地である春日山駅を経て終点の直江津駅に至ります。

◆妙高はねうまライン沿線の観光スポット

高田城と夜桜

沿線には百万人の観光客が押し寄せる日本三大夜桜が名高い「高田城」やスキー発祥の地「金谷山」、上杉謙信ゆかりの「春日山城跡」といった観光スポットがあり、直江津港からは夏期のみ佐渡汽船で佐渡島へ行くことが可能です。

◆日本海ひすいラインのご紹介

日本海ひすいラインの車両

直江津駅発の列車は後述の臨時「急行」を除いてすべてディーゼルカーによる運転です(ただし貨物列車が通過するために電化はされています)。沿線はトンネルが連続しますが、ところどころ現れる地上区間では雄々しい日本海を眺められます。そして、糸魚川駅・青海駅を通過すればそこは親不知とよばれる交通の難所です。

ここは特に長大なトンネルが連続する区間となり、ここを境にして東西の文化はがらりと変わります。親不知を抜ければ新潟県と富山県の県境である市振駅に到着します。

新潟県南西端の市振から、北東端の府屋までの海岸線の距離は東京~愛知に匹敵するので、新潟県は意外と大きくて細長いことが実感できるでしょう。

◆日本海ひすいライン沿線の観光スポット

うみてらす名立から見る夕日

えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン沿線にも観光スポットが盛りだくさん!日本海に沈む夕焼けが美しい「うみてらす名立」や、おいしいカニを求めて観光客がやってくる「マリンドリーム能生」、糸魚川で楽しく地学について学べる「フォッサマグナミュージアム」はマスト観光スポットといえるでしょう。

余裕があれば、「くわどり湯ったり村」や「笹倉温泉」、「焼山温泉」などの温泉観光もおすすめです。

◆駅自体が観光スポット!筒石駅

筒石駅

日本三大モグラ駅の1つである筒石駅は駅自体が観光スポットです。利用者は長い階段を下ってホームにたどり着きますが、その雰囲気はまるで秘密基地のようであるといえるでしょう。

夏でも涼しい駅の長い階段を昇れば、日本海や筒石漁港の絶景が広がっています。

えちごトキめき鉄道の観光列車その1.「えちごトキめきリゾート雪月花」

えちごトキめき鉄道「雪月花」

えちごトキめき鉄道の威信をかけて新造した「えちごトキめきリゾート雪月花」(以下:雪月花)は、日本海の眺望や妙高山麓の風景を大きな窓で眺められる豪華観光列車です。

車両のデザインは、鉄道車両デザインで最も権威のある賞「ブルネル賞」の優秀賞を受賞した川西康之氏が手掛け、サービスはプロの観光アドバイザーが監修しました。2017年には鉄道車両の新人賞「ローレル賞」を受賞するなど、雪月花は赤字に苦しむ第三セクターのお手本的存在になっています。

◆気になる「雪月花」の車内は?

えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」の車内は、大きな窓のほかに新潟県内製造のものにこだわったインテリアが特徴です。グループ観光にも最適ですね。

それだけではなく、新潟県内の飲食店と提携し、新潟県産食材にこだわったお弁当を食べながら鉄道旅行や沿線観光を楽しめます。

そのお食事は「新潟ガストロノミーアワード 飲食店部門100」を2023年に受賞するプロをも唸らせる逸品となっています。

ご予約はえちごトキめき鉄道のWebページからのネット予約が便利です。

えちごトキめき鉄道の観光列車その2.「急行」

えちごトキめき鉄道「急行」

2015年に北陸新幹線が開業するまでこの区間はJR信越本線とJR北陸本線でした。その時、JR北陸本線で使われていたのが455系という電車です。この車両は1962年製造で、当初は急行向けでしたが、晩年は普通列車として活躍しました。

北陸新幹線が開業した2015年をもってほとんどの車両が引退しましたが、最後まであいの風とやま鉄道で走行していた1編成のみがえちごトキめき鉄道に譲渡され、日本最後の交直両用の急行型電車として現役で走っています。ちなみに直江津駅~糸魚川駅を走行するディーゼルカー以外の「電車」はこの1編成のみです。

ここは、かつて特急「白鳥」や寝台特急「日本海」、急行「きたぐに」といった名列車が駆け抜け日本海縦貫線と呼ばれていました。この「急行」は日本海縦貫線の一部であった北陸本線の名残を今に伝えています。

この列車に乗れば当時を懐かしむ大人の鉄道ファンはもちろんのこと、子どもたちにもかつての日本海縦貫線の栄光が伝わるという意味でも大切な観光列車といえるでしょう。

えちごトキめき鉄道の観光列車その3.越乃Shu*Kura

正確にはJRの列車ですが、えちごトキめき鉄道に乗り入れるので観光列車「越乃Shu*Kura」もご紹介しましょう。

「越乃Shu*Kura」は、「お酒」をテーマにした観光列車で、上越妙高駅から長岡駅までは共通のルートを通りますが、その先は日によって(金土日祝の運転が中心)3パターンに分かれます。十日町駅行きが「越乃Shu*Kura」、新潟駅行きが「柳都Shu*Kura」、越後湯沢駅行きが「ゆざわShu*Kura」です。

車内で提供されるお酒やお食事はもちろん新潟県産にこだわって厳選!利き酒コーナーのほかにサービスカウンターではオリジナルグッズを販売しています。日本海の景色に新潟の山、二重に酔いしれてみてください。

◎乗って楽しい列車で上越観光に出かけよう

しなの鉄道と並ぶ雪月花

新潟県上越地方を駆け抜ける「えちごトキめき鉄道」には、乗って楽しい列車や沿線の観光スポットが豊富です!「雪月花」や昭和レトロ満載の455系「急行」、「越乃Shu*Kura」でぜひ「越後じょんのび旅」に出かけましょう♪

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