【新潟】ぽんしゅ館とは?唎酒師おすすめの日本酒10選もご紹介

【新潟】ぽんしゅ館とは?唎酒師おすすめの日本酒10選もご紹介

蛇口をひねれば日本酒が出てくる…お酒が好きな人なら1度は見る夢ですが、そんな夢を叶えてくれる施設が米どころ新潟にあります。新潟駅・長岡駅・越後湯沢駅の3駅の中にある「ぽんしゅ館」では、1杯500円で約100種類以上の日本酒を味わうことができるんです!

味わえる日本酒の種類が多すぎて迷うところですが、今回は日本酒のスペシャリスト「唎酒師」の資格を持つSさんがおすすめする日本酒を10種類ご紹介します。

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【新潟】ぽんしゅ館とは?唎酒師おすすめの日本酒10選もご紹介

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ぽんしゅ館とは?

新潟駅・長岡駅・越後湯沢駅の各駅に展開している「ぽんしゅ館」では、きき酒番所で111種類(2022年7月時点)もの日本酒を味わうことができます。おちょこを借り、500円(5杯の価格、2022年7月時点)をメダル5枚に交換してメダルをマシンに入れればお酒が注がれる仕組みになっています。
日本酒は時々入れ替わることがあるので、新潟に来るたび新たな発見があることでしょう。

お酒に弱い方向けには、おせんべいなどのお菓子類や雪色ソーダなどのノンアルコールの用意もありますよ。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒①宮尾酒造「〆張鶴 純 純米吟醸酒」

ここからは唎酒師の方に伺った新潟のおいしいお酒をご紹介いたします。まずは新潟県村上市にある宮尾酒造が製造している「〆張鶴 純 純米吟醸酒」です。

優しい香りと、米の旨味を感じる一本。新潟のお酒らしい後味のキレがあり、どんなつまみにも合わせやすく、飽きがこないのが特徴です。綺麗ですっきりした味わいになりやすい「五百万石」という酒米を使っています。このお酒は純米吟醸酒でありながら、ぬる燗にしてもおいしいのもポイント。まず間違いのない、鉄板と呼べるお酒です。新潟のお酒を代表する一本といえるでしょう。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒②麒麟山酒造「やわらか 純米酒」

お次は阿賀町にある「麒麟山酒造」のご紹介です。

軽快かつまろやかな印象。お米由来の旨味とさっぱりした飲み口を併せ持っており、晩酌として飲みたくなる一本。麒麟山の定番酒といえるでしょう。「毎日飲んでほしいから、飲み飽きしない淡麗辛口を追求する」とは酒蔵さんの弁。全国的には、白ワインのように飲める食中酒がブームですが、それとは異なり、日本酒らしい味わいを持つお酒です。全国に売り出すお酒ではなく、地元で愛される「地酒」といえます。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒③菊水酒造「菊水の純米酒」

続いては新潟県新発田市にある「菊水酒造」の「菊水の純米酒」です。

お米の味わいを強く感じる旨口のお酒。濃醇ではありますが、あまり重さを感じずに飲める印象があります。日本酒を飲み慣れている方に試してほしいお酒です。キレとコクを併せ持つため、どんな料理にも合わせやすく、幅広い温度帯で楽しめます。おすすめは冬の寒い季節に、熱燗で脂の乗った新潟の魚とともにいただくこと。お燗にするとおいしくなる「燗上がり」する美酒といえるでしょう。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒④天領盃酒造「天領盃 純米酒」

佐渡の「天領盃酒造」の「天領盃 純米酒」もおすすめです。

全国最年少蔵元(24歳)となったことで、一躍有名になった同酒造。「若者が一口飲んだだけでおいしいと思ってくれるようなお酒が必要。個性的な甘味にフォーカスしたお酒を目指す。」とは蔵元の弁。今後大注目の酒蔵です。天領盃純米酒は香り控えめで、冷酒から燗酒まで楽しめます。さまざまなお酒を造る同酒造の基本となる一本ですので、ぜひ試してみてください。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑤「ワイン酵母仕込み 純米吟醸酒」

県庁所在地である新潟市より、変わり種の日本酒をご紹介。

清酒用の酵母ではなく、ワイン用の酵母を使って造られたお酒。ワイン酵母を使うと、果実感のある酸味が出やすいのが特徴です。このお酒もその特徴がよく出ていて、従来の日本酒にはない味わいとなっています。しっかりした米の旨味、甘い香り、爽やかな酸っぱさを持っている自信作。

よく冷やして、ワイングラスで楽しみたい一本。最近のトレンドをうまく反映させた味わいといえるでしょう。日本酒に慣れていない、初心者の方はぜひ試してみてください。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑥白瀧酒造「上善如水 純米吟醸酒」

10選のうち5選が出終わりました。いよいよ後半戦!新潟県湯沢町の白瀧酒造「上善如水 純米吟醸酒」のご紹介です!

読んで字のごとく、水のように飲めるお酒です。飲みやすさではダントツ。
ほのかに甘くフルーティー、軽快で口当たりが柔らかく、純米酒らしい旨味とキレを持っています。あらゆるものと調和して、お腹にすとんと落ちる。ひたすらにシンプルで旨い。そんなお酒です。

若者向けに開発されたお酒でもあるので、日本酒が苦手な方、飲み慣れていない方に、絶対に飲んでほしいお酒です。また、白瀧酒造では季節酒も造っており、非常にオシャレなボトルになっています。女性への贈答用にもおすすめといえるでしょう。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑦猪又酒造「月不見の池(つきみずのいけ) 純米酒」

フォッサマグナでおなじみの糸魚川市より猪又酒造「月不見の池(つきみずのいけ) 純米酒」をご紹介します。

純米酒本来の香りと旨味を持ち、すっきりした喉越しがある、日本酒らしい味わいを持つお酒。
酒を造る蔵人自らが酒米を栽培、炭素濾過をせず、瓶火入れを行うなど、製法にこだわり抜いて造られたお酒は、非常に繊細なバランスを持ちます。徹底的に品質にこだわったお酒といえるでしょう。
日本酒を飲み慣れた上級者の方に、燗で試してみてほしい一本です。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑧池田屋酒造「謙信 特別純米酒」

続いても新潟県糸魚川市から。池田屋酒造「謙信 特別純米酒」です。

淡麗辛口のお酒が多い新潟のお酒の中では珍しく、甘味を強めに感じる一本。柔らかい旨味と軽快さ、コンパクトにまとまった穏やかな味わいは、どれをとっても食中酒向きといえるでしょう。

同酒造は極めて小さな仕込みに徹し、地元の食文化に根ざしたお酒を製造。今までの新潟清酒になかった、「芳醇旨口で綺麗な味わい」のお酒を目指しています。甘めのお酒が好きな方に試してほしい一本です。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑨八海醸造「八海山 純米大吟醸」

続いては、南魚沼市から新潟を代表するお酒「八海山」をご紹介します。

新潟のお酒を語るには外せないお酒。大きい酒蔵な分、酒質が非常に安定しています。純米大吟醸酒は、穀物のような香ばしい香り。透明感のある綺麗な味わいと、上品な甘さを感じます。なおかつ、八海山の特徴ともいえるキレのよさも併せ持ち、飲み飽きしない一本。ちょっと高級な食中酒という印象です。

ネームバリューがある反面、飲んだことがない方も多いのではないでしょうか。一度は飲んでみるべきお酒といえるでしょう。

唎酒師が選ぶ新潟のおいしいお酒⑩中川酒造「越乃碧(こしのあおい) 純米吟醸」

最後にご紹介するのは長岡市の中川酒造「越乃碧(こしのあおい) 純米吟醸」です。

日本酒好きの若い蔵人が造った意欲作。すっきりした味わいの中にも米本来の旨味を感じる一本といえます。一般的に原酒は19度程度のアルコール度数になりますが、このお酒は17度とややアルコール感が低めなのが特徴といえるでしょう。

原酒らしい濃醇な味わいですが、後味はキレがよく、飲みやすい印象を受けます。新潟以外ではなかなか手に入らないお酒なので、見かけたらぜひ試したい一本です。
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お好きな日本酒を「ぽんしゅ館」で!

星峠の棚田

今回は唎酒師のSさんにお話を伺いましたが、いかがでしたでしょうか?新潟に来る機会があれば、ぜひ「ぽんしゅ館」であなた好みの日本酒を見つけてみてください。

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