【2024年秋版】中東系エアライン御三家を徹底比較!高評価の理由も解説♪

【2024年秋版】中東系エアライン御三家を徹底比較!高評価の理由も解説♪

みなさんは航空・旅行業界で注目の「中東系エアライン」をご存じですか?中東系エアラインのうち特に注目の「中東御三家」というのは、「エミレーツ航空」、「カタール航空」、「エティハド航空」の3つです。

中東系エアラインのハブ空港は産油地ということで、燃油サーチャージが特に安く、「カタール航空」に至っては燃油サーチャージを徴収していません。お得に、かつクオリティの高いサービスでヨーロッパに行けるのも高評価の理由と言えるでしょう。さらに、中東系エアラインを使えば成田だけでなく羽田や関空などから行けるのも大きいです。

本記事ではこの中東系エアラインのうち「中東御三家」を使うメリットや魅力を徹底比較します!
※この記事の情報は2024年9月時点の情報に基づいています。

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【2024年秋版】中東系エアライン御三家を徹底比較!高評価の理由も解説♪

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中東系エアライン(中東御三家)が今、なぜ注目されているのか?

エミレーツ航空の着陸

中東系エアラインが注目されているわけは、産油国のため燃油サーチャージが安いことが1番です。しかし、それだけではなくカタール航空はスカイトラックス社が発表する「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を7回も受賞、「スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード2022」の3部門を受賞しているなど、その評価は折り紙付きといえるでしょう。

エミレーツ航空は乗り継ぎ先の便に最短の場合でも8時間以上の待ち時間がある場合、一部の超格安航空券を除いて「ドバイ・コネクト」というサービスを実施しています。「ドバイ・コネクト」に該当する航空券があれば、宿泊ホテルやお食事等が無料です。

カタール航空・エティハド航空も一部航空券を除いて最短の乗り継ぎ時間が8時間以上24時間以内の場合、ホテル・送迎を無料で利用することができます。

中東系エアラインの弱点であった目的地までの所要時間に関しても、今までシベリア上空を行く航空会社がロシアのウクライナ侵攻による制裁等によってシベリア上空を通過することがほぼ不可能になっているので、さほど差がなくなっています。

中東系エアラインは羽田・成田・関空から就航!ビジネス利用にも最適♪

羽田空港のイメージ画像

中東系エアラインのうれしいポイントは、成田国際空港だけでなく、羽田空港や関西国際空港(関空)にも就航しているエアラインがあること。

しかも、エミレーツ航空の羽田空港発は深夜、エミレーツ航空の関空出発も日付が変わるころなので、お仕事を終えた後に空港へ向かっても十分間に合う時間設定なのが嬉しいですよね。

関空発着からもエミレーツ航空とエティハド航空、カタール航空がそろい踏み。エティハド航空の関空発は17:45、カタール航空の関空発は18:00と、こちらも夕方発で利用しやすいですね。

コロナ禍以前は名古屋(中部国際空港、セントレア)からもエティハド航空の航空便があり、北京経由でアブダビへ向かうことができました。

ちなみにエティハド航空の名古屋(中部)発着便は、名古屋(中部)~北京だけの区間利用も可能でした。北京までの短距離でも中東系エアラインのクオリティの高さを体験できると好評だったので、再開が待ち遠しい路線の1つと言えるでしょう。

◆名古屋駅⇔関空は無料送迎バスを利用可能!(関空発エミレーツ・カタール航空利用者限定)

名古屋近郊ご在住の方に朗報♪エミレーツ航空とカタール航空は名古屋駅と関西国際空港を結ぶ無料シャトルバスを航空便に接続する形で運転されています!

面白いことにこのバスにも便名がついており、カタール航空はQR7000、QR7001便、エミレーツ航空はEK7031便、EK7032便という飛行機扱いなのです。
関空までは約2時間半ほどで到着します。

※コードシェア便・特典航空券など一部対象外航空券有。

◆中東系エアラインでJALやANAのマイルはたまる?

カタール航空の離陸

エミレーツ航空とカタール航空ではJALのマイル、エティハド航空ではANAのマイルをためることができます。3社のうちワンワールドに加盟しているカタール航空以外は3大アライアンスに未加盟ですが、JALがエミレーツ航空と、ANAがエティハド航空と独自に提携しているので、相互にマイルをためたり特典航空券に交換したりできます。

なお、エミレーツ航空には「エミレーツ・スカイワーズ」、カタール航空には「プリビレッジクラブ 」、そしてエティハド航空には「エティハド・ゲスト・マイル」という独自のマイレージがあります。

中東系エアライン「エミレーツ航空」の豪華絢爛なA380は圧巻!

エミレーツ航空のA380

日本にやってくる旅客機で最大の飛行機はエアバス社が製造した「A380」ですが、その「A380」を最も多く保有・運航するのがアラブ首長国連邦のドバイ国際空港をハブとするエミレーツ航空です。2023年5月現在、A380は成田空港のみの運用ですが、過去には関西国際空港発着のA380の運用もありました。

エミレーツ航空B777機内

出典: PRTIMES

羽田空港と関西国際空港に関しては少し小型のボーイング社製B777での運航となりますが、それでも豪華さは他社の追随を許しません。

◆思わず感嘆のため息が漏れるエミレーツA380&エミレーツB777のファーストクラス

上記の動画をご覧ください。エミレーツ航空のA380やB777のシートはほぼ個室で、プライベートな空間が保たれていることが特徴です。

また、美食家も納得の上質な機内食があったり、A380の機内にはシャワーが設置されていたりと至れり尽くせりの機内になっています。ぜひエミレーツのファーストクラスで上質な旅をお楽しみください。

◆ドバイ・コネクトとは?条件次第でホテルが無料!

ドバイの街並み

エミレーツ航空の魅力の1つが「ドバイ・コネクト」です。一部の格安航空券を除いてドバイでの乗り継ぎ時間が最短でも8時間以上あく場合、エミレーツがホテルを用意してくれます。

万が一「ドバイ・コネクト」の要件に該当しない場合でも、スカイチケットでは以下のようなドバイ国際空港のトランジットホテルがご予約いただけますのでご安心ください。

◆ドバイ国際空港のトランジットホテルはこちら

【成田・関空発】中東系エアライン「カタール航空」は燃油サーチャージ不要の注目航空会社!

カタール航空の飛行機

中東系エアライン(中東御三家)次男坊と言えるのがこの「カタール航空」です。実はこの会社は燃油サーチャージが不要なことで有名なので、石油の価格が高騰しているときに重宝します。成田空港のほか、関西国際空港からもフライトがあるのがありがたいポイントです。

カタール航空は中東系エアライン(中東御三家)で唯一、世界三大アライアンスの1つであるワンワールドに加盟しているので、JALのマイルをためたり、利用したりできます。したがって、カタール航空で貯めたJALのマイルを使って日本国内の旅行も可能です。

◆ハマド国際空港でリラックスしよう!

ドーハ国際空港ラウンジ

出典: PRTIMES

カタール・ドーハのラウンジ

出典: PRTIMES

カタール航空のハマド国際空港にはラウンジや免税店などがあり、暇つぶしに困らない空港となっています。2023年4月にはアル・ムルジャン ビジネスラウンジ「ザ・ガーデン」がオープンし、日々充実したサービスに磨きをかけています。

ハマド国際空港について詳しく知りたい方は以下のskyticketおすすめ記事をご覧ください。

◆気になる機内は?Q-suiteが大好評!

気になる機内も、快適でお客様からも大好評のビジネスクラス「Q-suite」をはじめとして、様々な設備が充実しています。快適な空の旅をお楽しみいただけることでしょう。
機内Wi-Fiもなんと無料!エコノミーからファーストのお客様までWi-Fiをご利用いただけます。

◆8時間以上空き時間がある場合はホテルもカタール航空が用意!

オリックス エアポート ホテル客室
オリックス エアポート ホテルのプール

カタール航空も一部航空券を除いて最短でも乗り継ぎ便まで8時間以上時間が空く場合はカタール航空が用意してくれます。また、一旦入国の上、トランジットツアーでドーハを散策するのもおすすめです。

▼ハマド国際空港内のホテル

◆気になる関空発のカタール航空の時刻表

ドーハ・ハマド国際空港

関空18:00発でドーハは0:05着。ドーハ発は午前1:20発で、関空には16:30に到着します。
※曜日によって発着時刻が変化することがあるので、必ずご自身でご確認ください。

ついに関空就航!中東系エアラインでお得な旅行なら「エティハド航空」

最後にご紹介するのは、英国の格付け会社である「スカイトラックス社」から「5スター」に認定されている「エティハド航空」です。

エティハド航空はアラブ首長国連邦の首都であるアブダビを本拠地とする航空会社で、機内無料Wi-Fiやホスピタリティあふれるサービスも人気の理由といえるでしょう。日本路線は成田・関空のみで羽田に就航していないなど、上述した2社よりも路線網は小さいですが、その分ほか中東系エアライン2社と比べて比較的格安の航空券を手に入れるチャンスも大きいといえるでしょう。

ちなみにコロナ禍前は名古屋(中部)から北京経由でアブダビまで就航していました。名古屋(中部)から行ける貴重な長距離路線だっただけに再開が待ち遠しいですね。

◆エティハド航空の特徴

エティハド航空のタキシング

2019年の「第26回ワールド・トラベル・アワード」で4部門でトップに立っエティハド航空は、高品質のサービスだけでなく、SDGsにも力を入れています。利潤だけを追い求めるのではなく、この先の世代のこともしっかり考えていることも高評価のポイントと言えるでしょう。

シートにはコンセントがあるので、PCやスマホの充電ができます。また、Wi-Fi接続が有料(飛行時間7時間を境に料金が異なる)で利用可能なほか、珍しいことに機内で携帯電話の受信・発信も可能!エティハド航空は忙しいビジネスマンにとってはなかなか貴重な航空会社ですよね。

◆アブダビ国際空港のインテリアは圧巻♪

◆エティハドの乗り継ぎホテル予約サービス

プレミア イン アブダビ インターナショナル エアポートのプール
プレミア イン アブダビ インターナショナル エアポート客室

こちらもやはり往復運賃が750米ドル以上の方で10時間以上の乗り継ぎ時間が発生する場合(一部目的地除く)はエティハド航空がホテルを用意してくれます。

▼アブダビ国際空港付近で便利なホテル

◆ファーストクラスのさらに上、「ザ・レジデンス」がある!

日本線では導入されていませんが、ごく一部の機材でファーストクラスを凌ぐ最上級クラスの「ザ・レジデンス」を3部屋ご用意。個室でゆったりできたり、一流シェフの料理を堪能できたりと超ラグジュアリーな体験が可能です。いつか乗ってみたいですね。

◆関空からの気になる出発時間帯は?

エティハド航空の着陸

エティハド航空が大阪の空にやってきました!週5便就航で、関空出発は17:40、アブダビ到着は23:55到着(所要時間10時間30分)です。アブダビからはカイロやマンチェスター、ヨハネスブルクといった目的地にもスムーズに接続できます。

ぜひエティハド航空の翼で関空から旅に出てみましょう!

快適でサービスの良い中東系エアラインで中央アジア・欧州・アフリカ出かけよう!

ハマド国際空港

エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空の中東エアラインの「中東御三家」を比較してみました。ドバイ、ドーハ、アブダビの各都市では航空機の乗り継ぎ時間を利用したツアーもあるので、ぜひ参加してみてください。

直行便もいいですが、経由地で中東・アラビアの文化に触れてみるのもよいかもしれませんね。

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