この記事では、歴史や厳律シトー会についての説明は割愛しています。
詳細は 日本初の女子修道院「トラピスチヌ修道院」をご覧ください。
スカイチケットスタッフが現地に行って、最新&詳しい情報をリポートする休日旅シリーズ。函館編のトップに選んだのは、明治31年に日本で初めて誕生した女子修道院「トラピスチヌ修道院」です。
・そもそも、修道院って観光地なの?見学できるの?
・函館駅から近いの?
・函館は旅行で観光したけど、トラピスチヌ修道院は行ってないな。
のようなイメージではないでしょうか。
私たちにとって異世界のような”修道院”を、身近に感じさせてくれるトラピスチヌ修道院。
写真満載で詳しくお届けします♪
目次
函館・トラピスチヌ修道院♰現地リポート【スタッフの休日旅】
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トラピスチヌ修道院を空から見てみる。
売店を兼ねた資料館には、トラピスチヌ修道院の空撮写真や四季折々の景色、聖堂内部やお祈りの様子などの写真が飾られています。
空撮写真は、コチラ
↓↓
このように自然に囲まれた環境にあるトラピスチヌ修道院ですが、アクセスは意外と便利なんですよ。
函館空港の北約1kmというロケーションで、空港からレンタカーで5分あまりという近さ。
湯の川温泉からも近く、5系統のシャトルバスで1駅です。
修道院の中はどのようになっているの?
まず、敷地内の様子を見てみましょう。
写真右半分に農場などが見えますね。こちらは生きるための糧を生み出す修道女たちの労働の場。写真上部の聖堂など、主要建物内部も見学者が入れないエリアです。
見学できる場所はどこなのか?どこに何があるのか?わかりやすいよう、地図に番号を振ってみました。
入口から順を追ってご案内しますので、実際に観光しているような気分でご覧ください。
① 入口
② 大天使聖ミカエル像
③ 慈しみの聖母マリア像
④ 旅人の聖堂
⑤ 庭園
⑥ ルルド
⑦ リジューの聖テレジア像
⑧ 司祭館
⑨ 聖堂
⑩ 通用門のレリーフ『聖家族三図』
⑪ 資料館・売店
① 入口のアーチ門
このアーチ門から入ります。
朝8時から夕方まで開門しているトラピスチヌ修道院は、開門時間内であれば毎日、入場無料で見学できます。
その理由は、戒律第53条に「修道院を訪ねてくる来客はすべて、キリストとして迎えなければなりません」と記されているから。
キリストから受ける平和と希望を
共に旅する兄弟姉妹たちと分かち合います。
このような思いで修道女たちが受け入れてくれていることを心に留めながら、修道院へ入りましょう。
② 大天使聖ミカエル像
アプローチを進むと、正面で迎えてくれるのは「大天使聖ミカエル」のブロンズ像です。
聖ミカエルは、神に反逆した悪魔を破い、神に忠誠を尽くした大天使。
後ろ姿もどうぞ。
日本にキリスト教を布教した聖フランシスコ・ザビエルは、聖ミカエルを日本の保護者(守護聖人)と定め、宣教したといわれています。
③ 慈しみの聖母マリア像
大天使聖ミカエル像の先に見えるのは、聖マリアの白い像。
両手を広げ、人々を迎え入れてくれる慈悲深い姿から『慈しみの聖母マリア像』と呼ばれています。
「慈しみの聖母マリア像」は、彫刻家としても知られるラ・トラップ修道院のベルナール神父による作品です。
すべてを包み込んでくれるようなマリア様に癒されますね。
マリア様の後ろ姿はこちら☆
④ 旅人の聖堂
「旅人の聖堂 」は、修道院を訪れた旅人が自由に祈りをささげるための聖堂です。
2000年の大聖年を記念して建造されました。
⑤ 庭園
聖母マリア像の奥に、手入れが行き届いた庭園があります。
正面奥に見える建物は司祭館。
司祭館右側に見える建物群が聖堂、および、修道女たちが祈りを捧げ、生活している場所です。
階段方面に進みましょう。
階段の上り口に「これよりご静粛に願います」という注意書き。
一度、深呼吸して気を引き締め直し、階段を上っていきます。
最初の階段を上がって左手に見えるのは「ルルド」です。
⑥ ルルド
南フランスのルルドは、カトリックの巡礼地として知られています。
1858年、ルルドに住む14歳の少女ベルナデッタ・スビルーの前に、聖母マリアが現れました。少女は聖母のお告げに従って地面を掘ると、泉が湧きだし、多くの病人が癒されたと言われています。
トラピスチヌ修道院の庭園には、この「ルルドの洞窟」を模した「ルルド」があります。
洞窟の上にいらっしゃるのは聖母マリア。その前にひざまずく少女が、ベルナデッタです。
ゆっくりお祈りできるよう、ルルドの前にベンチが整備されていました。
ルルドでお祈りを済ませたら、司祭館・聖堂を目指して上へ進みます。
左右の分岐は、案内に従って左回りで上がりましょう。
一番上まで上がって後ろを振り返ると、この景色。
函館山や海も見えます♪
函館山や海?
と思われた方のために、右上部の拡大バージョンをもう1枚!
晴天ではありませんでしたが、函館山や海が望めたのでラッキーでした!
右に目を向けると、突き当りに白い像が見えます。近寄ってみましょう。
⑦ リジューの聖テレジア
この聖テレジア像は、1936年にマテオ神父から寄贈されたものです。
修道女テレジアは、多くの人々の支えになり、模範となった聖人の一人。
マザー・テレサの「テレサ」は、聖テレジアの名前に由来していると知り驚きました!
1873年に生まれたテレジアは、15歳の時にフランス・リジューのカルメル会に入り、24歳でその生涯を閉じたそうです。
「天に昇りましたら、地上に薔薇の雨を降らせましょう」という有名な聖テレジアの言葉から、このテレジア像の胸にはバラを飾った十字架が抱かれています。
⑧ 司祭館
メインの建物を見てみましょう。
赤レンガ建物群の、塀より手前の建物は司祭館です。
内部は見学できませんので、外観を眺めて写真を撮影。
⑨ 聖堂
司祭館の向こう側、鐘楼の前にある円柱の建物が聖堂です。
聖堂から連なる建物群は、修道女たちが日々の生活を送り、ミサと祈りを捧げるトラピスチヌ修道院の中心部。一般の人は、塀の向こう側に行くことはできません。
塀に設けられた小さなアーチ門は、入会を認められた修道女が最初にくぐる「入会者の門」。
聖堂の壁面に、白い像が見えますね。
この像は「聖女ジャンヌ・ダルク」。旗と剣を持っています。
帰り道は、先ほどと反対になるよう左回りで下りていきましょう。
上から入口方面を見下ろして左側は、このような景色です。
手前は「受付館」で、用事のある人以外は立ち入り禁止。
その向こう、最上部に十字架のある建物は「通用門」。
右奥に見える薄グリーン色の屋根の建物は「資料館・売店」です。
受付館への入口には、「ここより先 修道院にご用件のある方以外ご遠慮ください」と記されていました。
⑩ 通用門のレリーフ『聖家族三図』
丸く整えられた大樹の奥に見えるのは、素焼きのレリーフを配した通用門です。
この門のレリーフは、すぐそばでじっくり眺めることができますよ。
2016年9月に完成した『聖家族三図』は、制作に約3年を費やした大作です。
【左】第一図『マリアへのお告げ』
【中央】第二図『イエスの誕生』
【右】第三図『エジプトへの逃避』
これらのレリーフは、世界の家族の平安と幸福を願って作成されたそうです。
⑪ 資料館・売店
「資料館・売店」は、修道院の中で最もオープンな場所です。
売店では、修道女手づくりのマダレナケーキ、クッキーなどのお菓子や、手工芸品を販売。
販売窓口におられる方も修道女ですが、運が良ければフロアで修道女の方とお話しできるかもしれません♪
売店で販売している商品、トラピスチヌ修道院の内部や修道女の生活などのパネル展示など、「資料館・売店」については別記事で詳しく紹介しています☆
■アクセス(バス・駐車場)
【バス】
トラピスチヌ修道院はこぢんまりしているかと思いきや、見どころがいっぱい。函館の有名観光スポットを回った方に、ぜひ訪れてほしい場所です。
アクセスは、函館バスの5系統「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」が便利!
「トラピスチヌ前」バス停で下車すれば、入口はすぐそこです。
「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」は、函館駅~五稜郭タワー前~湯川温泉電停前~トラピスチヌ前~函館空港という経路で運行しています。
バスを使用すれば、歩かなければならない距離を大幅にカットできてラクですよ。
【駐車場】
トラピスチヌ修道院は、レンタカーでもアクセスOK。専用駐車場はありませんが、近くに有料駐車場が複数あります。
隣接する「市民の森」駐車場に止めれば、公園で遊んだり散策したり、丸一日楽しめてオススメです。
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