2020年現在、新型コロナウイルスの影響が各地で出ていますね。海外への渡航も中止せざるを得ない状況になった方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスの感染者数を0にすることは無理なので、これからの時代は新型コロナウイルスとうまく付き合っていくことが肝要です。
緊急事態宣言が解除された後、都道府県をまたぐ移動や旅行が解除され、「GO TO トラベルキャンペーン」も始まりましたが、観光スタイルも新型コロナウイルス流行前と同じというわけにはいきません。新たな観光エチケットを守ることが必要になっていきます。今回は観光庁から出されている「新しい旅のエチケット」を中心に新型コロナウイルスと上手に付き合いながら観光するにはどうすればよいのかを解説します。
目次
「新しい旅のエチケット」とは?温泉は大丈夫?旅行中にできる新型コロナ感染対策のまとめ!
目次を閉じる
旅に出かける前に…事前に情報収集をしよう
旅先の新型コロナウイルス感染者数に関する最新情報を入手しましょう。旅先での感染拡大が続くようならばキャンセルも要検討です。
旅行時に持参すべき対策グッズ
アルコール消毒液、除菌ウエットティッシュ、せっけん、マスク(複数枚)・ハンカチ・ペーパータオルが必要。
マスクも湿ったら新しいものに変えましょう。
マスクの着用はマスト!こまめな手指アルコール消毒も
マスクの着用は必須です。自身が無症状感染者の場合もあるので、周りに感染を広めないためにもマスクはきちんと鼻を覆った形でしたいものです。マスクは予備を含めて複数枚もっていきましょう。
手指の消毒液も持ちましょう。エレベーターのボタンや手すり、電車のつり革といった部分を触った後にはアルコール消毒液を手指に塗布するのがいいでしょう。消毒液のアルコール濃度は60~80%程度のものがベスト。
公共交通機関で移動中のおしゃべりは控えめに
電車やバスの中での会話は必要最低限に。楽しくないという気持ちはわかりますが…。新幹線や特急列車で座席を転回して対面で座るのもNGです。
新幹線や飛行機は空気の入れ替えを頻繁に行っているのでその点では安心です。
また、公共交通機関のみならず、自動車やホテルの部屋でもこまめな換気を心掛けましょうね。
間隔をあけてソーシャルディスタンスを保とう
バスや列車に乗る際や、お店に並ぶ際も十分な間隔をとってソーシャルディスタンスを守りましょう。2mがベストです。
食事中はおしゃべりは控えめに
食事の際はどうしてもマスクを外さざるを得ません。飛沫感染がおこりやすいのでおしゃべりは控えめに。また、自分の箸ではなく取り箸を使ってとりわけましょう。
バイキング・ビュッフェスタイルよりも、自分の部屋で食事ができる宿を選んだ方が安心です。
混んでいるときは時間帯をずらして後で寄ろう
人混みはなるべく避けて人混みの少ない場所を選ぶか時間帯をずらしましょう。満員電車の利用など、やむを得ず人混みに入った場合はすぐに手洗いか消毒を。
スマホで混雑状況が見られる施設も増えてきました。
旅の前はもちろん、旅先でも毎朝の検温で体調をチェックしよう
旅に出発する前や旅先でも体温計で毎朝チェックを。体調がすぐれなかったり、熱があったりするときは医師などに相談し、予定より早く帰宅する勇気も必要です。
サンプルや展示品にはむやみに触らない
商品を手に取りたいのはわかりますが、なるべく視覚情報だけで商品を選ぶようにしましょう。
旅の記録をつけておこう
旅行の詳細な記録をつけておけば、万が一新型コロナウイルスにかかった場合や、その恐れがある場合、どこで濃厚接触があったのかはっきりとわかります。
また、濃厚接触者確認アプリ「COCOA」を入れておくことをおすすめします。
温泉はOK?
旅行といえば、温泉がつきものですが、温泉のお湯自体は大丈夫です。ただ、更衣室で密になる可能性があるので入口の靴やスリッパの数で推測して密にならないようにしましょう。
楽しい旅行を
新型コロナウイルスと共存しながらの旅行はいろいろと制約がありますが、旅行は楽しむことが本来の目的。ポイントを把握して、うまく工夫をしながら楽しい旅行にしましょう。
画像提供:日本旅行業協会(JATA)、旅行連絡会