飛行機内持ち込みは?注意が必要な液体物、国内線・国際線の違いについて

飛行機内持ち込みは?注意が必要な液体物、国内線・国際線の違いについて

飛行機に乗る際、特に注意が必要なのは「液体類」の取り扱いです。うっかりすると空港の保安検査で没収されることもあるので、事前に確認しておきましょう。ここでは、機内持ち込み手荷物に関する液体の制限と、国内線・国際線でのルールの違いについて解説します。


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目次

飛行機内持ち込みは?注意が必要な液体物、国内線・国際線の違いについて

1. 国内線・国際線での違い

空港の保安検査

国内線で大丈夫だったからと油断していると、同じものでも国際線の飛行機搭乗時はNGとなるものがあります。国際線は持ち込める液体の量や種類において、国内線よりも制限が厳しいので注意が必要です。

2. 【国際線の機内手荷物】液体持ち込みの注意点・持ち込み方法

空港 検査

液体類とは、飲料、化粧品、ジェル状の製品、液体状の食品などです。国際線の機内持ち込みの場合、国内線で液体扱いされなかったようなジェル状口紅や歯磨き粉などが「液体」とみなされるなど、特に厳格なルールが適用されています。

液体類は100ミリリットル以下の容器に入れ、それら全てを1リットル容量以下(20cm×20cm以内)の透明なジッパー付き袋にまとめましょう!

一方で、受託手荷物(預入手荷物)に関しては、液体の量や容器サイズに制限はありません。ただし、輸送中の漏れや破損を防ぐため、容器の密閉性には注意が必要です。

旅行のスムーズな出発のためにも、航空会社や出発空港の最新情報を事前に確認し、ルールを遵守するようにしましょう。

◆液体とみなされるもの

(例)
・ヘアワックス
・パンなどに塗るスプレッド類
・液状ファンデーション
・歯磨き粉
・缶詰
・プリン
・ゼリー
・しぐれ煮などの佃煮
・漬物
・チューブ絵の具
・修正液
・万年筆のインク
・シャンプー・リンス・トリートメント

◆例外として持ち込み可能な液体

保安検査後に購入した飲み物や化粧品、目薬など医薬品、ベビー用ミルクなどは、例外として認められています。

◆機内への持ち込み方法

まず、それぞれの液体を100ミリリットル以下の容器に入れます。
それらすべてを、1リットル以下・20cm×20cm以内の無色透明ジッパー付き(マチ無し)プラスチック袋の中にまとめて入れてください。

規定の量を越えた液体は、保安検査場で没収・破棄される事になってしまうので注意が必要です。

3. 【国内線の機内手荷物】国内線では危険物を持ち込まなければ原則OK

空港検査

国内線の飛行機では、国際線より規制がぐっと緩和されているので、液体であっても危険物でなければ飛行機客室内にほとんど持ち込むことができます。ペットボトル飲料や化粧品などの持ち込みについても厳しい制限はありません。

ただし容量・重量・個数などに上限が設けられているので、オーバーしないように気をつけてくださいね。
※アルコール飲料と化粧品・洗剤類については、一部持ち込めない物や量の制限があります

4. 国内線でも持ち込み・預け入れどちらも不可な注意すべき液体

制限の緩い国内線であっても、機内持ち込み・預け入れどちらもできない、つまり飛行機で持っていくことができない注意すべき液体があります。

(例)
・化粧水・乳液・育毛剤など化粧品類は、0.5Lまたは0.5kg以上の容器に入っているもの
・アルコール度数70%以上のお酒(スピリタス、ウォッカ、アブサンなど)
・「塩素系」「混ぜるな危険」と表記されている洗剤など
・引火点が摂氏60℃以下の接着剤

◎【国際線・国内線】飛行機搭乗時の液体持ち込みルールと注意ポイントまとめ

飛行機で旅行!

以上のように、飛行機といっても国際線では国内線よりも、液体の持ち込みについて厳しい制限が設けられています。

国際線の飛行機では、思いもよらないものが液体とみなされるので注意が必要です。機内に持ち込みたい場合、液体は100ml以下の容器に入れ、すべての液体物の容器を1リットル以下のジッパー付き無色透明プラスチック袋にまとめなければなりません。到着するまで使わない液体は、受託手荷物として預け入れることをおすすめします。

国内線の飛行機でも、0.5Lまたは0.5kg以上の化粧品類、アルコール度数70%を超えるお酒、「塩素系」や「混ぜるな危険」と表示された洗剤といったものは、預けることも持ち込むこともできないので注意しましょう。

このように液体の持ち込み規制や特徴を理解して、快適な飛行機の旅を楽しんでくださいね!

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