名称:岩手銀行赤レンガ館
住所:〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2番20号
公式・関連サイトURL:https://www.iwagin-akarengakan.jp/
岩手銀行赤レンガ館はその名のとおり赤レンガの外装が特徴的な明治時代に建設された建物です。かつて銀行として機能していた岩手銀行赤レンガ館は外観だけでなく内装もレトロで見ごたえがあります。盛岡を訪れる際にはぜひ岩手銀行赤レンガ館とご紹介する周辺の観光スポットを巡ってみてください。
赤レンガ館の歴史
岩手銀行赤レンガ館は、1911年に盛岡銀行本店として建設されました。1936年に岩手銀行(当時は岩手殖産銀行)の本店として譲られ、1958年までは白く塗られ「白い明治館」と呼ばれていた時期もあります。
1983年に岩手銀行中ノ橋支店となり、2012年に営業を終了した後、保存修理のための工事を行い2016年に岩手銀行赤レンガ館として一般公開されました。
1994年に重要文化財(建造物)として国指定され、正式名称を重要文化財「岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館」といいます。
岩手銀行ゾーン
岩手銀行赤レンガ館の岩手銀行ゾーンは無料で公開されています。
多目的ホール(大)
銀行時代は事務室や営業室として実際に仕事に使われていた場所です。地域や市民の文化交流を目的に、団体限定で事前予約制で貸し出され、コンサートやイベントに利用されています。
エントランスホール
エントランスを入ってすぐの明るいスペースです。かつて、今の窓口にあたる現金係の営業台や営業部、貯蓄部の営業台がありました。
ライブラリー・ラウンジ
建設当時は3部屋に分かれていたものを中ノ橋支店時代に「赤レンガギャラリー」という展示コーナーとして利用していました。中ノ橋近郊について展示や映像で紹介するコーナーです。
多目的ホール(小)
2階にある多目的ホールは建設当初は総会室として、その後会議などに使われる部屋でした。今でも会議などに利用できるスペースとなっています。
盛岡銀行ゾーン
岩手銀行赤レンガ館の盛岡銀行ゾーンは有料で見学できるスペースです。
旧国庫部客溜
建設当時は今でいうと日銀代理店の国庫部の営業台があり、中ノ橋支店の頃には融資係窓口として利用されていたところです。
辰野金吾と葛西萬司(旧第二応接室)
かつて第二応接室として利用されていた場所は、岩手銀行赤レンガ館を設計した辰野金吾と葛西萬司を紹介するスペースになっています。辰野・葛西建築設計事務所は東京駅の設計でも有名です。
岩手銀行赤レンガガイダンス(旧重役室)
重役室として利用されていた部屋は、赤レンガ館を映像で紹介する岩手銀行赤レンガガイダンスとなっています。
旧支配人室
今でいう本店長という立場の支配人の部屋だった場所で、旧金庫の入り口と繋がっています。
旧金庫室
2012年に営業を終えるまで金庫室として使われていました。実際に使われていた重厚感のある金庫を見学することができます。
岩手の金融史1(旧第一応接室)
第一応接室だった部屋は、岩手の金融の歴史を紹介するコーナーの1部屋目となっています。
岩手の金融史2(旧支店長室)
支店長室だった部屋は、岩手の金融の歴史を紹介する2番目の部屋です。
バーチャルシアター
赤レンガや岩手銀行の歴史を映像で紹介します。建物をバーチャルリアリティで再現した見ごたえのある映像です。
もりおか啄木・賢治青春館
岩手銀行赤レンガ館の近くにある「もりおか啄木・賢治青春館」も、かつて銀行だった建物を活用したスポットです。1910年に第九十銀行本店本館として建てられ、2002年にもりおか啄木・賢治青春館として公開されて2004年に国の重要文化財に指定されました。
石川啄木と宮沢賢治は年齢差が10ありますが、同じ盛岡でそれぞれの青春時代を約10年間過ごしています。
1階の常設展示室はかつて営業室だった部屋です。石川啄木と宮沢賢治の初版本や直筆の手紙など貴重な品が展示されています。他に、光と音の体験室「スバル」、映像体験室、まちなみ展示室「モリーオ」、オーダーしてから豆を挽き、淹れたてのコーヒーが飲める喫茶「あこがれ」、ミュージアムショップがあります。
2階の広い展示ホールは総会室だったところです。
開館時間は10~18時、休館日は第2火曜日と12月29日~1月3日、入館料は無料です。
名称:もりおか啄木・賢治青春館
住所:〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目1-25
公式・関連サイトURL:http://www.odette.or.jp/seishunkan/
盛岡てがみ館
岩手銀行赤レンガ館を訪れたらぜひ寄りたいもう一つの施設は、盛岡てがみ館です。盛岡てがみ館は、1984年まで盛岡郵便局があった中津川河畔に建てられた複合施設、「プラザおでって」の6階にあります。
石川啄木の研究者だった吉田弧羊が収集していた書簡や原稿をはじめ著名作家の書簡や直筆原稿など45000点以上の収蔵資料があります。企画展では3~4ヶ月の入れ替え展示を行っていて、展示室では講座やワークショップが開催されることもありますので、ぜひ足をお運びください。
常設展示スペースでは金田一京助や宮沢賢治の書簡、高村光太郎の原稿など見ることができます。
開館時間は9~18時、休館日は第2火曜日(祝日の場合は翌日)と12月29日~1月3日です。
名称:盛岡てがみ館
住所:〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-10 プラザおでって6階
公式・関連サイトURL:http://www.mfca.jp/tegami/
◎まとめ
岩手銀行赤レンガ館は盛岡城跡公園から徒歩約2分の場所にあります。メインの赤レンガと花崗岩のコントラストが美しい、思わず写真を撮りたくなるスポットです。内装や展示も見ごたえがあるので周辺スポットとともに楽しんでください。
※記載の情報は2020年2月11日現在のものです。
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