須川温泉の観光ガイド｜日本有数の湧出量と栗駒山の雄大な景色が自慢！

標高1000mを超えるところに位置する、須川温泉。温泉地として有名な須川温泉の魅力はなんといっても、白濁の湯です。川のように流れる湯を求めて、須川温泉には毎年多くの観光客が訪れます。そこまで発展した観光スポットではないため、旅行中は静かに暮らせること間違いなしです。今回は須川温泉や名旅館の栗駒山荘、さらにはイワカガミ湿原や須川湖などの絶景スポットなどについてご紹介していきたいと思います。数多くの温泉地がある秋田県のなかでも屈指の温泉である須川温泉。のんびりと温泉を楽しみながら旅行を満喫したい方は必見です。

須川温泉について

須川温泉は青みがかった白濁色の湯をしています。この湯の色だけでも絶景といえるほど、きれいな色をしており、過去にはテレビで特集されたこともあります。

須川温泉は冬季は雪がかなり降るため閉鎖しています。なので、雪景色を楽しみながら温泉に浸かることはできませんが、夏であれば一面の緑、秋になれば紅く色づく紅葉を眺めながら温泉を満喫することができます。

須川温泉周辺の宿の右側に、大日岩と呼ばれる源泉地があります。その下に露天風呂があり、そこには多くの観光客が疲れを癒やしに来ます。

村営「栗駒山荘」

栗駒山荘は須川温泉のなかでも、特に人気の高い旅館です。栗駒山荘の魅力は仙人温泉で、日本でもかなり珍しい強酸性のみょうばん緑ばん泉が湧き出しています。強酸性のため、擦り傷をお持ちの方はかなり染みますので、ご注意ください。仙人温泉の湧水量は日本でもトップクラスの毎分6000リットルをほこります。この湧水量は標高1000mを超える単独の温泉としては、日本で5本の指に入ります。その豊富な湧水量から、湧き出してきた温泉が川のように流れています。

秋口になると、空気が冷えて湯の川の湯気がハッキリ見えるため、非常にキレイで幻想的な景色を眺めることが出来ます。夏の時期は、高地であるため紫外線強くなっています。肌が弱い方は気をつけてください。

栗駒山荘は全部で15部屋あり、全部屋が終日禁煙となっています。喫煙者の方は3階に喫煙スペースがあるので、そちらを利用しましょう。

とにかく部屋から見える景色は絶景で、晴天時は鳥海山が一望できます。

栗駒山荘へのアクセスは秋田自動車道から湯沢横手道路・十文字ICを利用するルートで約50分ほどになります。少し距離はありますが、気軽にアクセスできる移動時間ではあります。夏の時期であれば、路面凍結の心配もないので車で訪れてみても良いかもしれません。

「イワカガミ湿原」の木道を歩く

イワカガミ湿原は栗駒道路の下に位置する大きな湿原です。名前からわかるように、イワカガミ湿原には淡いピンクの花をさかせる高山植物のイワカガミが大量に自生しています。

イワカガミは4月から7月の春から夏にかけて花を咲かせます。大量に咲いたイワカガミは非常にキレイで、花期は多くの観光客が訪れます。写真が好きな方にとってもオススメの観光スポットです。

イワカガミ湿原へのアクセスは須川温泉から約1kmほどになります。徒歩でもアクセス可能ですが、自然が多いところなので車でのアクセスをオススメします。

紅葉の栗駒山は絶景！

栗駒国定公園のなかにある主峰、栗駒山。標高1626mの山で、宮城県、秋田県、岩手県の3つにまたがっています。栗駒山の標高はそこまで高くありませんが、安全な登山ルートが複数あるので登山を求めに訪れる観光客もいます。

オススメの登山コースは中央コースで、数あるルートのなかで最短で登頂可能です。晴れた日の景色は月山、鳥海山などの山々を一望できます。須川温泉周辺の絶景スポットでトップクラスに入る紅葉を眺められるのでオススメです。

手軽に景色を楽しむなら「須川湖」

栗駒連峰の秣岳の真下にある、須川湖。須川湖も須川温泉周辺の屈指の絶景スポットで、湖に映る栗駒山の紅葉を眺めることができます。水質は比較的キレイで、夏場はボート遊びやキャンプ場として使用されています。

須川湖へのアクセスは、須川ICから車で約60分になります。須川温泉からはそこまで遠くないので、車でお越しの方は帰りによっても良いかもしれませんね。

◎まとめ

須川温泉は日本でもトップクラスの湧水量をほこり、水質は非常に珍しい強酸性です。その湧水量をいかした湯の川は絶景で、目で見て楽しめる温泉スポットでもあります。イワカガミ湿原では春から夏にかけて、イワカガミがおりなす絶景を一望でき、栗駒山や須川湖では、鳥海山や月山などがおりなす、紅葉を眺められます。温泉も紅葉も楽しめる、須川温泉。秋田にお越しの際は、ぜひ須川温泉に立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

須川温泉の観光ガイド｜日本有数の湧出量と栗駒山の雄大な景色が自慢！