彫刻の森美術館の見逃せないスポットからアクセス方法まで

画像出典:Jean-Pierre Dalbéra (CC BY 2.0)

彫刻の森美術館の見逃せないスポットからアクセス方法まで

「箱根彫刻の森美術館」は、箱根の自然と芸術を融合したアートに触れあうことができる人気の美術館です。有名なピカソが晩年にのめり込んだ陶芸や絵画、日本をはじめ世界の著名彫刻家の作品まで、ここでしか見られない作品が満載。日頃の喧騒を忘れて、ひとときのアート鑑賞をしてみませんか。箱根彫刻の森美術館の見逃せないスポットから、アクセス方法までご紹介します。

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彫刻の森美術館の見逃せないスポットからアクセス方法まで

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箱根彫刻の森美術館とは?

出典: leon&mae (CC BY 2.0)

四季折々の雄大な景色の中に佇む箱根彫刻の森美術館は、国内最初の野外美術館として誕生し2019年8月に開館50周年を迎えました。

7万平方メートルの緑が美しい庭園の中に、近代・現代の彫刻家の名作を約120点ほど常設展示し、芸術家たちの創造性や独創性を感じ取れる魅力に溢れています。ファッションデザイナーとして有名な森英恵氏が館長を務めていることも、話題となりました。

従来の美術館のあり方に捉われない、新しい驚きや喜びを提供したいというあらわれではないでしょうか。

ピカソ・コレクション

出典: TLV and more (CC BY 2.0)

2019年7月に、リニューアルオープンしたピカソ館。箱根彫刻の森美術館に所蔵されているピカソ・コレクションは、300点あまりを数えます。陶芸作品約188点を中心に、絵画や彫刻・タピスリー・ジェマイユ・金銀オブジェなど多彩な手法の作品が揃っており、ピカソの変化を楽しむ創作活動を物語っていますね。

ちなみにタピスリーとは英語のタペストリーのことで、織物やプリントなどインテリアとしてもおなじみです。またジェマイユは、1950年代に確立されたガラス片を幾重にも重ねているのに、透明感を失わないステンドグラスの手法のひとつ。

とにかく独特の表現方法の絵画に注目が集まりがちですが、ピカソ・コレクションを見ればピカソの別の顔も垣間見れるような展示になっています。

幸せをよぶシンフォニー彫刻

箱根彫刻の森美術館の庭園を奥まで進むと、そびえ立つ塔が見えてきます。フランスのガブリエル・ロアールが制作した高さ約18m・内径約8mにも及ぶ大きな塔で、手割りした厚さ2、3㎝のガラスを使ってステンドグラスを作っています。

外観は、何の変哲もない塔に見えますが、中に入った途端に声が出ること間違いない美しさですよ。

ステンドグラスは、星や太陽のモチーフや楽器を手に楽しそうに踊っているような人を見つけることができ、光と人と自然のシンフォニーが奏でられているよう。その美しさから、最近はインスタで人気を集めていますので、ぜひたくさん写真を撮りたいですね。

中央にはらせん階段が設置されていて、実際に登ることができます。彫刻の森美術館と箱根の山々が見渡せますよ。

なお、この幸せをよぶシンフォニー彫刻は2020年1月14日から3月19日まで点検・補修の為閉鎖の予定のため、ご注意ください。

野外彫刻

出典: Kentaro Ohno (CC BY 2.0)

美術館のエントランスから、トンネルを抜け屋外に出ると瑞々しい自然の中に、庭園美術館が目に飛び込んできます。日本をはじめ、世界中の名だたる彫刻家の作品群が設置されていて、中には岡本太郎の作品も。

他にはフランスのニキ・ド・サン・ファールの作品で、「ミス・ブラック・パワー」という巨大な女性像があります。この彫刻家の作品は見たことがある方もいるかもしれませんね。圧倒される存在感に目が惹きつけられます。

本館ギャラリー

箱根彫刻の森美術館が開館してから現在までに、収集された約2000点ものコレクションの中から、近代・現代彫刻の優品とルノワールやシャガールといった名画をコレクション展として展示しています。

1階から中2階、2階に、32点の作品が並んでいる様子は、ここが箱根の街だとは思えないような厳粛な雰囲気に包まれます。野外とはまた違った静寂の中でじっくりと作品を鑑賞することができますよ。

アートホール

こちらの会場では、2020年3月まで「よりみち美術館 みんなで挑戦、ちょうこくクイズ」を開催しています。どんなものかというと、数多くあるコレクションの中から石や木・金属といった伝統的な素材で作られた彫刻を展示して、その作品にまつわるイラストを紹介したり、3択クイズで答えていく今までにない発想のクイズなのですよ。

作品や題名をよく見ながら予想してクイズに答えていくと、作者の考えや意図・性格までわかってしまうような楽しい内容となっています。

カフェ・レストラン

◆The Hakone Open-Air Museum Cafe

出典: Scarper Montgomery (CC BY-SA 2.0)

オープン・ミュージアムのイメージを存分に楽しめ、シンプルで開放感のあるカフェが「The Hakone Open-Air Museum Cafe」。コーヒーやソフトドリンク・日本茶のセットやホットドックにマフィンなどの軽食が楽しめます。カフェの一角には、メニューに使用されている食材の商品やオリジナルグッズも販売されています。



そして箱根ならではのナチュラルな素材を堪能したい方には「彫刻の森ダイニング」はいかがでしょうか。こちらのお店のコンセプトでもあるナチュラル素材を中心に、新鮮野菜とやまゆりポークなどを使ったこだわりメニューが食欲をそそります。オープンキッチンのライブ感と共にお楽しみ下さいね。

◆ベラフォレスタ

気軽にお腹いっぱい食べたい方には、ビュッフェ・レストランの「ベラフォレスタ」がおすすめ。和洋折衷のお食事とチョコレートファウンテンなどデザートも充実しているので、お子様からご年配の方まで飽きることなく楽しめます。

大人:中学生以上2,200円(税込) 小学生:1,650円(税込)幼児:3才から770円(税込)

※2020年1月14日から2月29日までの間は休業となっています。

◆彫刻の森ダイニング

そして箱根ならではのナチュラルな素材を堪能したい方には「彫刻の森ダイニング」はいかがでしょうか。こちらのお店のコンセプトでもあるナチュラル素材を中心に、新鮮野菜とやまゆりポークなどを使ったこだわりメニューが食欲をそそります。

オープンキッチンのライブ感と共にお楽しみ下さいね。

ミュージアムショップ、お土産

美術館のオフィシャルショップとして、オリジナルグッズやデザイングッズなど多数の商品が並んでいます。美術館に展示されている作品をあしらった、Tシャツや手ぬぐい・マグカップから、カップラーメンのフタを押さえる「カップメン」、色えんぴつかと思ったら「色えんぴつ箸」など可愛くて毎日使えるような生活グッズまであるのですよ。

また一番人気のお菓子「森のデュエット」はアーモンドにミルクをコーティングしていて、ミルクの他にチョコとイチゴがあります。小分けになっているので、会社やお友達へのお土産にもおすすめ。

箱根彫刻の森美術館の館長、森英恵のデザイン原画を使用したメモや風呂敷、ペアタンブラーなど7種類のアイテムも販売されています。

◎アクセス方法、駐車場

出典: LERK

■電車・バス
小田原駅から箱根登山鉄道で箱根湯本駅経由、彫刻の森駅下車徒歩2分です。バスは箱根湯本駅から箱根登山バスまたは伊豆箱根バスで二の平入り口で下車、徒歩5分となります。

■自動車でお越しの方
東京方面から、東名厚木ICから小田原厚木道路へ入り国道1号線で宮ノ下交差点左折。強羅方面へ右折して県道723号線から約500m。駐車場:美術館来館の方は普通車5時間まで500円、レストラン・売店のみは普通車1時間500円です。

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