【決定版】多くの建物が残る高知城の観光ポイント徹底ガイド!

【決定版】多くの建物が残る高知城の観光ポイント徹底ガイド!

南海随一の名城と名高い高知城。別名「鷹城(たかじょう)」とも呼ばれている、高知県高知市にある城です。関ケ原の戦いの功績により、山内一豊が徳川家康から土佐の国を拝領し、慶弔6年に建設を開始しました。享保12年に城下町の大火で追手門以外の城郭を焼失しましたが、宝暦3年に創建当時のまま再建され、現在に至ります。幾度の戦争と自然災害に見舞われましたが、その危機を乗り越えたどっしりとしたその優美な姿に、訪れると歴史のロマンを感じることのできる高知のシンボルです。この記事では、高知城の魅力や観光ポイントをご紹介します。

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【決定版】多くの建物が残る高知城の観光ポイント徹底ガイド!

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高知城 天守

高知城 天守

最初は軍事的建造物としての役割でしたが、城の発展に伴い領主の権威を象徴するものになりました。

東西に唐破風、南北に千鳥破風をつけた安土桃山様式。外観は4重で、内部は3層6階建ての望楼型天守の典型的な建物です。屋根の上にある鯱は、頭は龍のようで背中に鋭い棘があり、海に住むので防火の効果があるという考え方があります。

天守の上重、下重には青銅製の形の整った鯱があり、その優美の姿が観光客に人気です。

また中に入ることもできますが、エレベーター等はなく、中も狭いのでのぼるのは少々大変です。しかし、戦国の世にタイムスリップしたかのような感覚を体感でき、登り切った景色は圧巻ですよ。

高知城 本丸御殿

高知城 本丸御殿

国の重要文化財でもある本丸御殿では、懐徳館として山内一豊とその家族のゆかりの品、そして土佐の偉人や歴史の資料の展示を行っています。納戸、三畳二室、雪隠、入側、上段の間、二の間、三の間、四の間から成り立っています。

藩政時代に築かれた本丸御殿が現存しているのは日本で二か所しかなく、非常に貴重です。二ノ丸御殿ができるまでは、一豊と妻の千代が住まいとして使っていたことでも知られています。

本丸御殿は天守への入口になっており、建設当時のままの構造形式を保っているため、一歩足を踏み入れると歴史のロマンを感じることができます。

高知城 追手門

高知城 追手門

高知城の表門である追手門は、重要文化財の一つです。

侵入者が入って来た際に三方向から攻撃できる造りになっており、当時の時代の様子を伺えます。入母屋造本瓦葺で石垣を積み上げ、渡櫓をのせた櫓門は圧巻です。
随所に銅製の金具が施されており、かつては大御門と呼ばれていました。

天守閣と追手門が揃っているのは日本では三か所しかなく、その美しさに訪れる人は魅了されます。追手門をくぐり、階段を一段ずつ上っていくと天守閣に少しずつ近づいてく構造です。

当時の様子に思いを馳せ登ってみるとより歴史のロマンを感じることができ、高知城の魅力を味わえますよ。

高知城 黒鉄門

高知城の黒鉄門

本瓦葺きの楼門で入母屋造りの、国の重要文化財である黒鉄門。

本丸御殿の西側にある黒鉄門は、板張りで黒く仕上げられている二階造の門です。門の柱や扉に筋鉄が使われており、外観上は漆喰塗の壁が見あたらず、板張りで黒いのが黒鉄門の名前の由来と言われています。

黒鉄門は当時、高知城の裏側の防衛を担っていました。通常時は門は閉じており、いざというときにだけ開いていたとされています。

高知城 詰門

高知城 詰門

詰門は通常時には開放されていませんが、年に一度しだれ梅の季節だけ1週間ほど開放されます。

本来であれば遠回りしないといけない梅段ですが、この時期に詰門を訪れると、そこを通り抜けて一面に広がるしだれ梅を見ることができます。このイベントは観光客に人気で、毎年多くの人々が一目見ようと訪れます。

期間中は、先着100人に梅の枝が配布される嬉しい特典がある日も。春先にお出かけの予定がある方はぜひホームページをチェックしてみてください。

高知城歴史博物館

高知城歴史博物館

高知城のゆかりの品を展示している、高知城歴史博物館。高知城の観覧料とセットになったチケットも購入できるので、高知城にいったらぜひ合わせて行きたい観光スポットです。

館内は導入展示室から始まり、総合展示室で土佐藩や大名たちの歴史を学び、特別展示室で企画展を見学できます。企画展の展示品は、季節に合わせてラインナップが変わります。春にはひなまつり、夏には星座など季節に応じた様々な企画展が人気ですよ。展示だけでなく、講座や講演会、体験イベントなども開催されているので、老若男女楽しめるスポットとなっています。

館内にある、高知城を一望できるコーヒーショップ「珈琲館イストワール」では、坂本龍馬のラテアートが施されているウインナーコーヒーが観光客から大人気。ぜひそちらもチェックしてみてください。

高知城は現存天守12城が残っている貴重なお城で、日本の城100城にも選ばれています。天守と本丸御殿が残っているのは高知城のみで、歴史の資料としても非常に貴重な城です。当時のままなので、一つ一つ敵からお城を守るために作られた物であると感じられ、一歩足を踏み入れると歴史のロマンを感じることができる人気の観光地。より詳しく知りたい人は、高知城歴史博物館へ行って散策するとより歴史を深く感じられるでしょう。

山内一豊の妻「千代」の像

内助の功で有名な山内一豊の妻である、千代。高価な馬を買うために、自身のへそくりを夫である一豊に差し出したとされる逸話の持ち主です。

戦国の武士にとって、名馬を持っていることは戦争の勝敗だけでなく、武士としての価値を高める意味がありました。千代が差し出した黄金10枚で一豊が購入した馬が、戦国時代の軍事パレードである馬揃えの際に織田信長の目にとまり、それが後に土佐の国を拝領するきっかけになったと言われています。

一豊の死後、千代は出家し、見性院(けんしょういん)となり、60歳で人生の幕を閉じました。

後に千代の内助の功をたたえ、昭和40年に高知商工会議所婦人会が千代の像を建立。山内一豊之妻の題字は当時の総理大臣、吉田茂のものです。

まとめ

高知城

高知城では最近、様々なイベントが開催されていますよ。夜にライトアップしたり、お台場や豊洲で人気のチームラボとコラボしたイベントを行うなど、遠方から多数の人が訪れます。友達同士や家族、カップルなど幅広い世代で楽しめる場所といえます。

城全域は高知公園として無料解放しており、お城の近くは遊歩道として整備されているので、お城を見ながらのんびりとお散歩をすることができますよ。四季折々の木々も美しく、優美なお城がよく映え行く度に違った魅力があります。ぜひ季節を変え、何度か出かけて高知城の魅力をたっぷりと味わってみてくださいね。

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