国宝の天守が美しい!松本城の観光の見どころを徹底紹介!

国宝の天守が美しい!松本城の観光の見どころを徹底紹介!

松本城は、長野県松本市にある城。天守は国宝に、城跡は史跡に指定されていることもあり話題の観光スポットです。城下町松本には風情のある街並みが広がっているので、お城を見学した後も散歩しながら楽しめます。本記事では、松本城の見どころについて解説します。松本城、長野県への観光を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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国宝の天守が美しい!松本城の観光の見どころを徹底紹介!

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松本城の歴史

松本城 石垣

松本城は、現存する五重六階の天守のなかでは日本最古。その歴史は戦国時代、1504~1520年の間に建てられた深志城(ふかしじょう)まで遡ります。

現在の「松本城」という名前に改名されのは1582年のことで、主な城主には小笠原氏や石川氏、松平氏など6氏が挙げられます。最終的な城主は松平康長にはじまる戸田松平家だと言われており、当時は松本城を藩庁として機能させていました。

国宝に指定されている天守ですが、明治30年代頃に大きく傾き始めたことがきっかけで「明治の大修理」が施されています。史跡・国宝に指定されたのは1930年のこと。1990年代には黒門二の門や袖塀、太鼓門枡形が復元され話題となりました。

国宝の天守群

松本城

国宝に指定されている松本城の天守群は、「大天守」「乾小天守」「渡櫓」「辰巳附櫓」「月見櫓」の5棟で形成。

その中でも「大天守」「乾小天守」「渡櫓」の3つは、領国争いが繰り返された戦国時代末期に、敵からの侵攻を防ぐための監視塔として建てられました。そのため、弓や鉄砲を設置するための「狭間(さま)」と呼ばれる小窓など、戦いに備えた設備がいくつも取り付けられているのです。

「辰巳附櫓」「月見櫓」は、戦いのない江戸時代初期に建てられた天守。先述のような戦いに備えた設備を持たず、「大天守」「乾小天守」「渡櫓」に比べて優雅な造りとなっています。

「大天守」「渡櫓」「辰巳附櫓」では展示品の見学も行っています。当時使われていた鎧や火縄銃を、近くで見ることができますよ。

復元された「黒門」と「太鼓門」

松本城 黒門

「黒門」は本丸御殿に通ずるために設置された門です。重要な門であったために、当時格式の高かった「黒」を用いて、この名がつけられました。

黒門には「一の門」と「二の門」があり、1990年に復元されたのは「二の門」。「二の門」は内堀を通ったところにあり、敵からの侵攻に備え火縄銃を設置できる狭間が備えられています。

「太鼓門」は、江戸時代に倉庫として利用されていた門。1871年に取り壊されましたが、戦後に高まった文化財保護の風潮により、1999年に復元されました。「太鼓門」という名は、当時桝形の北部に鐘と太鼓が備えられた「太鼓楼」があったことにちなんでいます。

桝形には「玄蕃石(げんばいいし)」と呼ばれる、重さおよそ22.5トンの巨大な岩が設置されてます。当時この玄蕃石を人々に運搬させた石川玄蕃頭康長が、運搬の不満を放った者の首をはねたという「玄蕃石伝説」は、現在でも語り継がれる松本城の伝説のひとつです。

藩主が暮らしていた「二の丸御殿跡」

松本城 二の丸御殿跡

「二の丸御殿」は、かつて副政庁として機能していた建物です。敷地は約1,900坪と非常に広い面積を有しますが、そのうち建坪は約600坪になります。
本丸御殿の付随的な役割を担っていましたが、1727年に本丸御殿が焼失するとすべての機能が二の丸御殿に移されました。そのため幕末までは中枢機関としての役割を果たし、藩主の住居としても利用されていました。

1876年に焼失していますが、現在は跡地として復元。どこにどの部屋があったかの区切りをしているので、実際の大きさや御殿の使い方を想像できますね。

古い街並みを再現した「縄手通り商店街」

縄手通り商店街

「縄手通り商店街」は、古き良き江戸時代の城下町が再現された商店街。松本城から徒歩約5分です。かつての松本城の南総堀があった筋と女鳥羽川の間に位置しており、松本城建設の際に長い縄が張られていたことから「縄手通り」の名が付けられました。

女鳥羽川に生息していた「カジカガエル」にちなみ、商店街のシンボルキャラクターはカエル。至るところにカエルのグッズや石像などを見ることができますよ。

商店街には37の店舗(※2019年11月11日現在)が立ち並んでおり、昔ながらの古いお店から最新のおしゃれな雑貨屋までいろんなお店が混在。長屋が連なった商店街で、まるでタイムスリップしたかのように情緒ある雰囲気を楽しめます。

天守の撮影スポット

松本城

松本城の天守を美しく撮影するのにおすすめのスポットは、3つあります。

■埋橋(うずみばし)越しに撮る
松本城の西側から撮影すると、乾小天守と大天守を埋橋越しに撮れます。黒い松本城と赤い埋橋のコントラストが美しいですよ。駐車場を出たポイントから撮影できます。

■北アルプスをバックに撮る
松本城の南東側から撮影すると、北アルプスの山々を背景に撮れます。西側の撮影とは反対側になるので、大天守と月見櫓がフレームインします。背景にビルなどの建物が入らないので、天守をメインに撮影したい方にはおすすめです。

■水面に映った天守を撮る
松本城の南西側から撮影すると、大天守を正面にほぼ全ての天守が撮れます。それだけでなく、水面に天守がきれいに映るポイントでもあります。少し後ろに下がって、天守と水面の天守を一緒に撮影するのがおすすめです。

◎通年でいろいろなイベントも開催!

松本城 ライトアップ

松本城では、年間を通してさまざまなイベントを開催しています。

春には桜の木のもとで行われる茶会や夜桜のライトアップ、夏は特設ステージでの公演、秋はお祭りや展示などが多数、冬は氷彫フェスティバルなどラインナップは非常にたくさん。

毎年行われているものやその年限定のものもあるので、ホームページで最新情報を確認してみましょう。イベントに合わせて松本城を訪れるのも、ひとつの楽しみ方ですね。

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