梓川と穂高連峰の絶景!日本屈指の山岳景勝地「上高地」の観光スポット

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梓川と穂高連峰の絶景!日本屈指の山岳景勝地「上高地」の観光スポット

中部山岳国立公園の景勝地として有名な「上高地」は、長野県中西部に位置する日本屈指の山岳リゾート。北アルプスの穂高連峰・焼岳・六百山・長塀山などに囲まれた、標高1500m前後の高地に広がる盆地です。一般的に上高地の観光エリアは、大正池から梓川(あずさがわ)上流の横尾までの約10km。その中間地点の河童橋周辺が上高地観光の基地であり、最もにぎやかな場所になっています。きれいな空気に包まれ、すがすがしい空間を堪能できる上高地。黒部峡谷とともに、国の特別名勝・特別天然記念物に指定された日本の宝ともいえる山岳景勝地です。

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梓川と穂高連峰の絶景!日本屈指の山岳景勝地「上高地」の観光スポット

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1. 河童橋

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上高地バスターミナルに到着した観光客が目指すのは、上高地を代表する観光スポット「河童橋(かっぱばし)」。芥川龍之介の小説『河童』の舞台になったことでも知られています。河童橋は今までに4回架け替えが行われ、現在の橋は1997年に完成した5代目。穂高連峰の雄姿と河童橋のコラボレーションをカメラにおさめたら、河童橋を渡ってみましょう。

透き通る水が清らかな梓川、西穂高岳から奥穂高岳へ続く険しい峰、奥穂高岳と前穂高岳を結ぶラインが美しい吊り尾根、壮大な岳沢(だけさわ)カール。訪れる観光客を感動させ、ため息が出るほどの絶景がここにあります。

2. 焼岳と大正池

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「焼岳(やけだけ)」は、2018年5月現在「噴火警戒レベル1」の活火山。上高地へ向かうバスターミナルがある平湯温泉など、多くの温泉の源になっている標高2455mの山です。現在は安定しており日帰り登山ができる山として人気がありますが、ヘルメットを持参して火山ガスの噴出に気を付けて登るようにしましょう。

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1915年に起きた焼岳の大噴火の際、梓川が堰き止められてできたのが「大正池」です。水没して立ち枯れた木々が幻想的でしたが、現在は少なくなってしまいました。

大正池は時間や太陽の光によって色を変え、鏡のように山々を映す美しい池です。上高地の入り口付近にある大正池も、河童橋と並んで上高地を代表する観光スポットのひとつ。河童橋から梓川下流方面に位置し、徒歩で行く場合は1時間あまりかかります。上高地への往路に寄るか、バスやタクシーを利用してもよいでしょう。

3. 上高地をハイキング

上高地は梓川に沿って散策路が整備されています。川のせせらぎや鳥のさえずりをBGMに、森林浴を楽しみながら上高地をハイキングで観光してみませんか。

おすすめは、河童橋から明神池を往復する2時間あまりのコース。梓川を左に見ながら歩く左岸は整備された遊歩道、河童橋を渡って梓川の左側を歩く右岸は自然探求路になっています。往復で別の道を歩くと良いですね。

たっぷりハイキングしたい人は、明神池で引き返さずに、梓川の上流方向へ約1時間歩いて徳沢まで、さらに上流へ約1時間かかる横尾まで行っても良いでしょう。梓川沿いの比較的平坦なコースは横尾が終点ですが、河童橋から横尾まで往復すると、休憩時間を含まずに6時間以上かかります。日帰りの方は、スケジュールに合わせて無理のないように楽しんでください。

◆穂高神社奥宮と明神池

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河童橋から歩くこと約1時間。徳沢へ向かうちょうど中間あたりに明神橋があります。この周辺は穂高神社奥宮の神域。間近に迫る明神岳は、圧倒するようなパワーを放っています。

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明神橋の右岸には、穂高神社奥宮と神秘的な明神池があります。奥宮では毎年10月8日に例大祭を開催。山の安全を祈願する御船神事が明神池で行われます。

本宮は穂高駅の近くにあり、奥穂高岳山頂には嶺宮(みねみや)がある穂高神社は、穂高見命(ほたかみのみこと)を祀る北アルプスの総鎮守です。

◆徳沢

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明神からさらに梓川沿いを1時間ほど上流へ歩いてにぎやかになった場所が、キャンプ場やロッジのある「徳沢(とくさわ)」です。ここには井上靖氏の小説『氷壁』に「徳沢小屋」として描かれた「徳澤園」があります。

徳澤園は実際に登山家でもあった井上氏が宿泊した宿であり、手紙も展示されているんですよ。ここを訪れ、舞台になった前穂高岳を眺望すると、改めて小説を読んでみたくなりますね。

◆横尾

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梓川沿いの比較的平坦なコースは、徳沢からさらに約1時間ほど先の横尾まで続いています。河童橋から約3時間ほど歩いた突き当りが横尾。横尾山荘の食堂は宿泊者以外の人でも利用できます。

上高地を軽装備で観光するハイキングはここまでです。横尾は、横尾大橋を渡って涸沢(からさわ)カールを経由し穂高連峰へ向かうコースと、槍ヶ岳を目指すコースへの分岐点。ここからは本格的な登山コースに変わるため、登山の装備と、山小屋かキャンプでの宿泊が必要になります。観光やハイキングの方は横尾でUターンしましょう。

上高地で宿泊して、ゆっくり過ごそう!

上高地へ観光に行くなら、宿泊してのんびり過ごしてみませんか?上高地には、超高級ホテルから温泉旅館、ロッジや山小屋まで、宿泊施設が点在しています。

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「上高地五千尺ホテル」は、上高地バスターミナルから最も近く、河童橋が目の前というベストロケーションの豪華ホテル。五千尺キュイジーヌと題したこだわりのフレンチは、ロイヤルコペンハーゲンの食器でサービス。梓川の水を沸かした大浴場にも浸かれますよ。五千尺ホテルは上高地へ行くなら一度は泊まってみたい、憧れのホテルです。

河童橋少し上流には、コテージが併設された小梨平(こなしだいら)キャンプ場があります。テントでわいわいキャンプしたり、ログハウスのケビン(コテージ)で過ごすのも手軽でステキです。徳沢の『氷壁』の宿など、ハイキングコース途中の山荘で宿泊してみてもいいですね。きらめく満天の星や朝焼けの穂高連峰を見たり、朝もやのかかった大正池や明神池を散策してみましょう。

上高地へのアクセス

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環境保護のため、上高地ではマイカー規制が行われています。

車の場合は、平湯駐車場か沢渡(さわんど)駐車場でバスに乗り換えて上高地へ向かいます。電車の場合は、JR松本駅でアルピコ交通上高地線に乗り換えて新島々(しんしましま)駅まで行き、バスに乗ります。

乗り換えなしで楽なのは、直行バス。東京駅や新宿駅、名古屋駅、大阪駅などから直行バスが出ています。

※2018年5月の情報です

◎まとめ

出典: 極地狐

上高地では美しい自然や景観を守るため、マイカー規制を実施しています。歩きタバコやポイ捨てをしないようにし、ゴミは持ち帰るなど観光客一人ひとりが気を付けましょう。自然に囲まれた上高地で、日頃の忙しさを忘れ、絶景と楽しい観光を満喫してくださいね。そしていつか、ナナカマドやダケカンバの紅葉が素晴らしい涸沢カールや、憧れの穂高連峰を縦走してみませんか。

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