函館の街には今も路面電車が走っています。函館市電はリーズナブルで、市内観光にとても便利な交通手段。路線は【5系統】【2系統】の2つだけです。
初めて乗る方が迷わないよう、共通路線と分岐した2つの路線をご説明し、市電に乗って行ける観光スポットもご紹介します。函館市電に乗って、函館ベイエリアや函館山、五稜郭など主要観光スポットを効率よく観光しましょう。
目次
函館市電を乗りこなそう!車両も楽しい路面電車は、便利でおトクな交通手段
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1.函館市電が便利なワケ
函館市電は、大正2年(1913年)に開通した北海道初の路面電車。現在まで100年以上もの間、函館市民や観光客の足として親しまれています。
かつては全国的に見ても主要交通手段だった路面電車も、現在では街中を走っている地域がめっきり少なくなりました。函館を訪れて路面電車が走っているのを見かけると、なんだか嬉しく、旅気分が盛り上がります。
レトロな「箱館ハイカラ號」、最新式の「らっくる号」、カラフルにラッピングされた車両などいろんな車両に乗って、函館の街を楽しく観光してみませんか。
函館市電は旅気分を盛り上げるだけではなく、観光をするのに便利な交通手段として利用しない手はありません。
函館ベイエリアや函館山、五稜郭など市内の主要観光スポットを網羅している函館市電に乗れば、効率よく函館の街をまわれます。時間ロスなく函館を観光すためにも、リーズナブルな函館市電を乗りこなしましょう。
2.迷わずカンタン、2路線だけ!
函館市電の路線は、【5系統】と【2系統】の2路線のみ!
そのうち、東側の始発駅である「湯の川」電停から、元町や金森赤レンガ倉庫のある「十字街」電停までは共通路線になっているので、初めて乗る方でも迷うことなく乗車できます。
ポイントは、「十字街」電停から先!
北西方面の【5系統:函館どつく前】行きと、南方面の【2系統:谷地頭】行きに分かれます。巡りたい観光スポットを事前にチェックしておいて効率よく市電を利用すれば、一日で函館観光を満喫できちゃいますよ。
3.失敗無し!共通路線【湯の川~十字街】から行ける観光スポット
まずは、共通路線で行ける「湯の川」電停から「十字街」電停沿線の観光スポットをご紹介します。
◆湯の川・湯の川温泉
終点の「湯の川」電停と、1つ手前の「湯の川温泉」電停あたり一帯は、函館の奥座敷と呼ばれる湯の川温泉街。眺望が素晴らしいホテルや温泉旅館が立ち並んでいます。
宿泊してゆっくり浸かるのはもちろん、複数の宿泊施設では日帰り入浴もOK!観光の疲れを癒やすのに寄ってみましょう。「湯の川温泉」電停前には、無料の足湯スポット「湯巡り舞台」もあります。
珍しい南国の植物を観察できる「函館市熱帯植物園」は、温泉に浸かるサルを見られることでも大人気!
◆駒場車庫前
「駒場車庫前」電停には、路面電車の車庫があります。映画にも登場するレトロな市電の車両が見られるとあって、路面電車ファンには特にオススメ。
◆五稜郭公園前
函館の主要観光スポットの1つである五稜郭公園も、市電沿線にあります。五稜郭タワーに登り、フォトジェニックな絶景を堪能しましょう。
◆函館駅前
「函館駅前」電停には、早朝から観光客で賑わう函館朝市があります。活気ある市場でいただく新鮮な海の幸は絶品!美味しい海の幸を思う存分味わうのも、北海道旅行の楽しみのひとつですね。
◆十字街
【5系統】と【2系統】、2つの路線に分かれる「十字街」電停には、ロマンチックな函館ベイエリアや金森赤レンガ倉庫があります。金森赤レンガ倉庫は夜のライトアップがとても素敵なスポットなので、夕暮れ時に訪れてディナーをいただきつつ、ライトアップやイルミネーションを楽しんでください。
函館を代表する夜景観賞スポット、函館山山頂へ行くロープウェイ乗り場も「十字街」電停が最寄り駅。ロープウェイ山麓駅まで、歩いて10分ほどで行けますよ。
4.【5系統:十字街~函館どつく前】から行ける観光スポット
次に、「十字街」電停から「函館どつく前」電停までの5系統沿線の観光スポットをご紹介します。
◆末広町
「十字街」電停から1駅目の「末広町」電停は、見どころが盛りだくさん!
まずは函館の絶景スポット、八幡坂。
基坂を上がった突き当りにある公園は
元町公園。
その背後には、パステルブルーとイエローが印象的な元町のランドマーク「旧函館区公会堂」など、美しい景観を楽しめるスポットが集中しています。
カトリック元町教会・函館ハリストス正教会・函館聖ヨハネ教会という函館を代表する三大教会も、この元町エリアにあります。末広町電停周辺には素敵なフォトスポットがたくさんあるので、ゆっくり散策できるよう少し長めに観光時間を設定するのがオススメです。
◆函館どつく前
【5系統】終点の「函館どつく前」電停の北に、「函館どつく函館造船所」があります。
函館どつくは、明治29年(1896年)に創業した造船所です。進水式は公開されていて、誰でも見学OK!進水式情報は、公式サイトで確認できます。
名称:函館どつく函館造船所
住所:北海道函館市弁天町20-3
公式・関連サイトURL:https://www.hakodate-dock.co.jp/
幸坂(さいわいざか)を登り切った突き当りには、山上大神宮(やまのうえだいじんぐう)があります。鳥居の手前左手にある船見公園は、函館どつく函館造船所や西埠頭、函館市街地などが一望できる穴場の眺望スポットです。
5.【2系統:十字街~谷地頭】から行ける観光スポット
続いて、【2系統】沿線の「十字街」電停から南西方向、「谷地頭」電停までの観光スポットをご紹介します。
◆青柳町
「十字街」電停から2駅目、「青柳町」電停には、小さな遊園地や動物園のある函館公園があります。
市民の寄付金によって明治12年(1879年)に開園した函館公園は、観光スポットであるとともに、函館市民憩いの場。のんびりと散歩するのに最適な公園です。自然豊かな広い公園内では、春にはお花見、秋には紅葉狩りを楽しめます。
◆谷地頭
終点の「谷地頭」電停近くには、日帰り温泉施設「谷地頭温泉」があります。函館山のふもとにある谷地頭温泉は古くから地元の方々に愛されている地域密着型の温泉です。函館山を散策した後にゆっくりとお湯に浸かるのもいいですね。
「谷地頭」電停から歩いて5分ほどで行ける函館八幡宮にも寄ってみましょう。函館八幡宮は、函館のパワースポットとしても人気の高い神社。境内から津軽海峡を見渡すことができ、開運や商売繁盛のご利益があるとされています。
6.運賃は?おすすめはやっぱり「一日乗車券」
函館市電の運賃は、乗車距離によって210円~260円に設定されています。
オススメは、市電1日が乗り放題となる「市電専用1日乗車券」。大人600円なので、3回以上乗り降りするなら1日乗車券がおトク!路線図と観光マップが付いていて、観光スポット・レストラン・ショップなどの割引特典もありますよ。
1日乗車券は市電車内で購入できるので、フル活用して函館をくまなく観光しましょう。市電車内のほか、観光案内所、ホテル、コンビニなどでも購入できます。
7.運転間隔・所要時間は?
函館市電は【5系統】と【2系統】の車両が約6分おきに、交互に運行しています。運転間隔が短いので、待つことなく乗車できるのが嬉しいですね。
共通路線部分「湯の川~十字街」の所要時間は、約37分が目安です。
◎箱館ハイカラ號、らっくる号 etc. いろんな車両に乗ってみよう
函館市電の車両は、期間限定で運行しているものも合わせると30種類以上あるんですよ。
通常運行の車両もレトロで可愛いですのですが、北海道コカ・コーラの宣伝車両や箱館ハイカラ號など、個性的な車両は見ているだけでも楽しめますね。
函館市電は見て・乗って楽しめる上に、とても便利な交通手段。函館を観光する際にはフルに活用してください。
名称:函館市電(市営交通)
公式・関連サイトURL:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/tram/
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