海外旅行の必携品!クレジットカードの上手な使い方とお得なプランについて

画像出典:freeangle / PIXTA(ピクスタ)

海外旅行の必携品!クレジットカードの上手な使い方とお得なプランについて

日本でもクレジットカードをはじめさまざまな電子決済システムが発達している昨今。海外には、日本よりはるかにクレジットカードや電子マネーでの買い物が当たり前に根付いている国がたくさんあります。とはいえ、外国でクレジットカードを使うことには不安もありますよね。そこでこの記事では、クレジットカードのメリット・デメリットや外国での使い方、およびお得なオプションなどについて解説します。

目次

海外旅行の必携品!クレジットカードの上手な使い方とお得なプランについて

目次を閉じる

海外でクレジットカードを使うメリットとデメリット

出典: FUTO / PIXTA(ピクスタ)

海外に現金とクレジットカードのどちらを持って行けば良いのかと問われれば、答えはどちらも持って行った方が良いとなるでしょう。現金には現金の、クレジットにはクレジットのメリットとデメリットがあるからです。かつては現金が主体でクレジットは急な出費や高額な買い物をした際の代替の支払い手段と考える風潮が大勢でした。

しかし今日では、国によってはクレジットをはじめとする電子マネーでの支払いの方が普及しているところもあります。機材さえ持っていれば、現金のやり取りの必要ないクレジットカードはスマートで便利。通貨の単位を気にしなくて良いのもメリットといえます。そのため、さまざまな国の人が行き交う空港などでは、お菓子ひと袋からでもクレジットで支払いができるのが当たり前です。ヨーロッパなどでは、クレジットカードしか受け付けない切符の券売機もあるほどです。

したがって、なるべく高額の紙幣は持ち歩かず、スタンドでの小さな飲食やチップなどの細かい支払いについては現金でサッと済ませ、ある程度の額以上はクレジットで決済するのがおすすめです。

以下、クレジットカードと現金のメリットとデメリットを表にまとめてみます。

海外でのクレジットカードの使い方

出典: すき あめ子 / PIXTA(ピクスタ)

基本的に、海外でもクレジットカードの使い方は日本と同じです。カードを渡して機械を通し、あとは暗証番号かサインで決済します。ふだん暗証番号を使わない人は、必ず渡航前に確認しておきましょう。

また、日本ではほとんど形式的に行われるサイン(署名)ですが、海外では日本で銀行印や実印を押すくらいの意味をもちます。日本国内ではクレジットカードの裏の署名欄を空白のままで済ましている人もいますが、海外では無署名のカードは使えないこともあります。

ちなみに、海外で使うクレジットカードだからといって、現地の人にあわせて署名をアルファベットでする必要はありません。むしろ書きなれた漢字のサインの方が、外国人には真似がしづらく、防犯という意味では効果的です。

◆クレジットカードで現金を引き出すことも可能!

日本の銀行口座のお金を海外で引き出すのは容易ではありません。他方でクレジットカードを使えば、海外のATMから簡単に現金を引き出せます。

これはいわゆるキャッシングと呼ばれるもので、引き出した現金分のお金をクレジットカードで借り入れ、ないし購入したと考えれば大丈夫です。引き出した金額は翌月以降に引き落とされます。

面倒な手続きなしに海外の現金が得られるので、旅行中にキャッシュが不足した場合などに有効です。ただし、キャッシングには金利や手数料がかかります。利率はカードやプランによって異なるので、気になる人は事前にカード会社に確認しましょう。

海外でも使えるクレジットカード

クレジットカード会社は世界中にたくさんありますが、海外旅行で使える国際的なブランドとなると、数えるほどしかありません。日本でよく見かけるDCやNICOS、オリコ、セゾンなどは国内だけで使えるカード会社。それだけでは海外では利用できないので、たいていは国際ブランドのカード会社と提携しています。

ではどの国際ブランドを選べば良いかというと、やはりそれぞれ一長一短があります。海外旅行ではおおむね以下の3つの選択肢が考えられるでしょう。

◆VISA

世界で最も普及している国際クレジット会社がVISAです。ほかの国際ブランドには対応していてVASAは受け付けていないということは、ほとんどないと言ってもよいでしょう。

海外旅行でも、VISAを付けておけばとりあえず安心というほど圧倒的な普及率を誇っています。

◆Master

VISAと世界的なシェアを争っているのがマスターカードです。使用できる加盟店数はVISAには及びませんが、とくにヨーロッパで強いといわれています。

VISAかMaster、あるいは両方を付けていれば、海外の観光地ではまずどちらかは使えるでしょう。

◆JCB

JCBは日本で最大かつ唯一の国際クレジットカード会社です。VISAやMasterに比べると、海外で使える機会は大きく見劣りしますが、そのぶん日本の会社という安心感があります。

ハワイやグアム、台湾、韓国といった日本人御用達の観光地での普及率はとても高く、また無料のシャトルバスに乗れるなど海外旅行の特典もいろいろ付いています。

海外の窓口でも日本語で対応してくれるなど、日本人向けのサービスが充実。海外旅行はまだ不慣れという人にはおすすめです。

使用上の注意点

出典: www.istockphoto.com

お金に関わることですから、注意点を挙げればキリがありません。ここではそのうち重要なものや、うっかりしがちなものを中心にまとめます。

◆限度額を確認

クレジットカードにはたいてい利用限度額が設定されています。盗難時の不正利用や使いすぎを懸念して低めに設定している人も多いでしょう。ただ、海外でまとまった金額が急遽必要になったとき、あまり限度額が低いと困ったことになってしまいます。

1週間程度の海外旅行であれば、最低20万はほしいところでしょう。限度額の変更は難しくありませんが、年に何度もできるものではないので、慎重に額を決めてください。ちなみに、万が一盗まれたときの不正使用については、後述する通りそれほど心配する必要はありません。

◆海外では一括払いかリボ払いの2択

日本ではボーナス払いや分割払いなどいろいろな支払い形態がありますが、海外では一括かリボかの2つしか選択肢がありません。それも、事前にどちらかを選択しなければならないので、一括ならずっと一括、リボなら海外滞在中ずっとリボ払いになります。

とくにリボ払いは、カードによっては金利手数料が高額な場合もあるので、渡航前に確認しておくようにしましょう。

◆不正利用はそこまで心配しなくても大丈夫

海外でカードを盗まれたり、スキミングされたりして不正に使用されたりしたら…心配ですよね。ですが、紛失や覚えのない利用に気づいたら、その時点でカード会社に差し止めてもらえば大丈夫です。

すでに悪用されてしまった分についても、カード会社の方で処理してくれます。ほとんどの場合、クレジットカードには盗難保険が付いているので、不正使用されても損害額が補償されるのです。ただし、暗証番号も渡ってしまうと補償の適用外とされてしまうので、くれぐれも人に知られないように気をつけてください。

お得な海外保険付きクレジットカード

海外旅行をするのに、保険に入らないという人はほとんどいないでしょう。海外旅行保険は国際空港のカウンターで申し込むこともできます。ですが、前もって加入しておいた方がもちろん割安。オプションとして海外保険がデフォルトで付いているクレジットカードを選べば、さらにお得になりますよ。

▶ ここまで違う!?海外旅行保険いろいろと役立つテクニックご紹介

よく知られていることですが、海外でケガや病気をして手術や入院が必要となると、とんでもなく高額な治療費を請求されることも珍しくありません。海外旅行保険は各保険会社に直接申し込むこともできますが、クレジットカードにオプションとして付いているもので対応可能であれば、それで十分です。

また、クレジットカードの海外保険は併用が可能なので、2枚あれば2枚分、3枚あれば3枚分の保険金を受け取れることになります。紛失や加盟店の具合なども勘案すると、海外旅行には複数枚のクレジットカードを持っていった方が良いでしょう。クレジットカード自動付帯の保険には補償額や適用範囲などにさまざまなプランがあるので、目的に合ったカードを選んでください。

ただし、クレジットカードに自動付帯している海外保険は、適用期間3ヶ月が基本です。それ以上滞在する場合は、別途保険会社に申し込むか、利用付帯のカードをもう1枚作りましょう。

◎まとめ

海外旅行に便利なクレジットカード。普段あまり使わない人はちょっと心配かもしれませんが、多額の現金を持ち歩くよりはずっと安全で便利です。オプションを上手に利用すれば、お得に海外旅行を楽しむことができるでしょう。またクレジット(信用)という通り、クレジットカードは海外では支払能力を有しているという身分証明にもなります。何枚も持っていくのは不安という人でも、必ず1枚は常に携帯しておきましょう。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ハウツーでおすすめの記事

ハウツーのアクセスランキング