「クルンテープ駅」は、タイの首都バンコクのパトゥムワン区にあるタイ国鉄の主要幹線4路線の起点駅で、バンコク・メトロ(地下鉄)「フアランポーン駅」とつながっています。タイ国鉄在来線は、イーサーン(東北部)方面へ行く「東北本線」、チェンマイなど北部方面へ行く「北本線」、南部方面へ行く「南本線」、そのほか東本線と南本線の支線があります。そして、地下鉄「フアランポーン駅」からは、チャルームラチャモンコン線(バーンスー行)が走っていますよ。それでは、タイ国鉄の起点駅「クルンテープ」駅についてご紹介します。
目次
国鉄とMRTが接続。タイ・バンコクの起点駅「クルンテープ駅」をご紹介!
1.クルンテープ駅の名前について
バンコクの正式名称は“クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット”。非常に長いため、初めの部分の「クルンテープ」とタイ国民の間では呼ばれています。
クルンテープ駅という正式名称以外に「フアランポーン駅」とも呼ばれていますが、こちらの「フアランポーン駅」の方がバンコクの人々に浸透しているようです。また英語名で、バンコク駅やバンコク中央駅とも呼ばれています。
2.国鉄クルンテープ駅構内の様子
クルンテープ駅周辺のヤワラート通りは、チャイナタウンとして有名。駅前には日が落ちると、ゴザを敷いた屋台なども出始めます。観光客も多く訪れる場所ですね。そして、クルンテープ駅の外観は、非常に歴史を感じさせるものです。
駅構内は昔ながらの駅、あるいは少し古い映画に出てくる駅という雰囲気です。駅構内にはチケット売り場があり、自動販売機ではなく窓口で切符を購入します。そして、手荷物一時預かり所がありますので、大きな荷物は預けることができます。荷物の大きさで預かり料金が決まるようですよ。営業時間は、早朝4時から夜11時まで。利用される場合には、貴重品は預けないでくださいね。また、日本の交番のようにレイルウェイポリスもあり、タイの警察官が待機しているはずです。タイの主な銀行のATMも設置されています。
またフードコートが併設されていて、主にタイ料理が並んでいます。クーポンを購入して支払うシステムです。価格はローカル食堂並みではないでしょうか。そのほかには、コンビニやカフェ、お土産物屋さんなどが入っています。
3.国鉄クルンテープ駅とつながるMRT(地下鉄)「フアランポーン駅」
国鉄クルンテープ駅は、地下鉄MRTの「フアランポーン駅」とつながっています。クルンテープ駅と連結しているのはフアランポーン駅の2番出口です。そのほかに3つ、以下の合計4つの出口があります。
1番出口 マハプレットタラム通り・ワットトライミット方面
2番出口 フアランポーン鉄道駅方面
3番出口 ロンムアン通り方面
4番出口 マハナコン交差点方面
フアランポーン駅構内は飲食禁止のため、コンビニなど売店は一切ありません。トイレもないそうです。タイの銀行ATMがあるだけですので、ご注意を。
◎まとめ
いかがでしたでしょうか。タイ国鉄の歴史ある駅「クルンテープ駅」からは、タイ国内だけでなく、シンガポールやマレーシアへも行くことができます。日本のように時間通りに電車が到着しなかったりすることもあるようですが、タイののんびりした空気を感じながらゆっくりと旅をするにはいい交通手段ですね。
また、電車には乗らなくても、「クルンテープ駅」を見学するだけでもタイのローカル感が味わえると思います。バンコクへ行かれた際には、「クルンテープ駅」へも足を延ばしてみてくださいね。