岡山県のおすすめ観光スポット40選!定番から穴場まで満喫プランをご紹介

岡山県のおすすめ観光スポット40選!定番から穴場まで満喫プランをご紹介

岡山県の観光おすすめスポットをご紹介!南は瀬戸内海、北は中国山地に接し、変化に富んだ観光が楽しめる岡山県。倉敷美観地区や日本三名園の1つ後楽園、全国に12か所しかない現存天守を有する備中松山城などの名所があり、さらには桃太郎伝説ゆかりの観光スポットも点在しています。

また「晴れの国おかやま」というキャッチフレーズのとおり、温暖で肥沃な岡山県はグルメ大国でもあります。穏やかな気候に恵まれた岡山県は子供連れの家族旅行やデート、さらには女子旅にもおすすめ!本記事では、そんな岡山県のおすすめ観光スポットを一挙に40か所ご紹介します!

目次

岡山県のおすすめ観光スポット40選!定番から穴場まで満喫プランをご紹介

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岡山の観光スポット1. 倉敷美観地区(倉敷市)

倉敷美観地区

岡山県を代表する観光スポット「倉敷美観地区」。伝統的建造物群保存地区と伝統美観保存地区の2つのエリアから成り、倉敷川沿いの柳と蔵の白壁、そしてレトロな洋館の街並みが印象的です。また、日本最初の西洋美術館「大原美術館」は必見の観光スポット。エル・グレコの『受胎告知』やアマン=ジャン『髪』、晩年のモネから直接購入したという『睡蓮』など、近代画家の作品が目白押しです!

ほかにもドガやルノワール、セザンヌなどの印象派や、ゴーギャン、ピカソ、ユトリロなどの近代画家まで、お馴染みの巨匠たちの作品が勢ぞろいしています。

一方、赤レンガとアイビー(ツタ)がモダンな倉敷アイビースクエアには、ホテルや工房、ショップなどが入っています。倉敷美観地区は岡山市から近いのも利点の1つ。写真を撮ったり、ショッピングしたり、蔵や町屋を利用したカフェでティータイムやランチなど、のんびり過ごせます。また、夜のライトアップされた町並みの観光もロマンチックでおすすめ。1日かけてじっくり巡りたい観光名所です。

岡山の観光スポット2. 後楽園(岡山市)

岡山後楽園

金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三名園の1つ、岡山後楽園。江戸時代初期に造営されたいわゆる大名庭園で、岡山を代表する観光地となっています。観光の所要時間は1~2時間ですが、撮影スポットも多く長居してしまうかも。とくに、旭川越しに望む岡山城天守閣や高さ6mの唯心山から眺める沢の池、涼やかな水路の脇に佇む延養亭などは定番の風景です。

また、池泉回遊式の広大な園内には茶店や御食事処がいくつもあり、それぞれメニューや景色に特徴があります。お殿様になった気分で、お庭を愛でながらのランチというのも優雅ですね。

夏季には、建物の下を水路が貫流している「流店(りゅうてん)」で、足を水に浸けて休んでみましょう。8月には開園時間を延長した「幻想庭園」が催され、ライトアップされた庭園と遠方に見える岡山城がとてもロマンチック!岡山観光の夜を美しく彩ります。岡山城との間は歩行者専用の橋で結ばれているので、両者セットでじっくり時間をかけて観光してください。

岡山の観光スポット3. 岡山城(岡山市)

岡山城

「烏城」と雅称される岡山城は、別名のとおりの美しい黒壁が特徴です。下剋上で戦国大名となった宇喜多直家が築き、江戸時代には池田家31万5千石の居城となりました。現在の天守閣は戦後に外観復元されたものですが、黒いボディと金色の鯱のコントラストが岡山の空によく映えます。

岡山城を訪ねたら、天守閣の横にひっそりと佇む月見櫓も忘れずに見ていきましょう。江戸時代初期に建てられた月見櫓は、太平洋戦争の岡山空襲でも焼けずに残った唯一の現存遺構なんですよ。貴重なだけでなく、平和な時代の優美な櫓としても一件の価値ありです。ちなみに、旭川の対岸にある後楽園から眺める天守もきれいなので、ぜひ併せて観光してみてください。

また本丸の外にも、武家屋敷の長屋門を移築した林原美術館や、旧内山下小学校の校庭に残る西の丸西手櫓など見どころがいっぱい!岡山城は石垣も美しいので、観光の際は随所に残る石積みにも注目してみてください。

岡山の観光スポット4. 児島ジーンズストリート(倉敷市)

児島ジーンズストリート

瀬戸大橋の付け根にあたる児島地域は、古くから繊維産業の盛んな土地でした。日本で初めて国産のジーンズが作られた場所とされ、今ではジーンズの聖地とも呼ばれています。

とくに、JR児島駅から歩いて15分ほどの商店街は「児島ジーンズストリート」と呼ばれ、近年多くの観光客が足を運んでいます。通り沿いにはたくさんのデニム工房や染色工場、ジーンズショップが建ち並び、とってもオシャレな雰囲気!アンティーク品やヴィンテージものから、日本ならではのオリジナルデザイン商品まで、デニム製品ならなんでも揃います。

道行くバスやタクシーもデニム柄になっていて、観光の気分もますます盛り上がります。また、少し離れたところにある「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」では、児島のジーンズにまつわるさまざまな資料を展示。好みのボタン・リベット(ポケット口の鋲)・革パッチを選んで自分で付けるジーンズ作り体験もできますよ。

岡山の観光スポット5. 旧閑谷学校(備前市)

旧閑谷学校

備前市にある旧閑谷学校(きゅうしずたにがっこう)は、江戸時代前期に岡山藩により創設された「庶民のための学校」です。現存するものとしては世界最古の一般向けの公立学校とされ、講堂は国宝に指定されています。2015年には日本遺産に認定され、さらに今後は世界遺産への登録も目指しています。

歴史や教育理念もさることながら、閑谷学校は講堂そのものも大きな見どころです。赤茶色に見える屋根は、岡山特産の備前焼の瓦。堂内は欅の丸柱で支えられ、火灯窓からは日の光が優しく差し込みます。また、校門や聖廟、石塀など他の建造物の多くも重要文化財に指定されていて、それぞれに優れた特徴がありますよ。

さらに秋には、岡山でも有名な紅葉の観光スポットに!燃えるようなモミジと講堂の光景は、きっと忘れられない岡山観光のワンシーンとなることでしょう。紅葉シーズンにはライトアップも行われ、夜の幻想的な雰囲気もオススメですよ。

岡山の観光スポット6. 水島コンビナートの夜景(倉敷市)

水島臨海工業地帯 水島コンビナートの夜景

工場夜景見学といえば、近年人気が高まっている観光コースの1つですが、その草分けともいえるのが、倉敷の南に広がる水島コンビナートです。石油化学や鉄鋼、造船、自動車工業などさまざまなコンビナートが組み合わさっていて、その総面積は約2500ヘクタールにも及ぶとされています。

200を超えると言われる工場の光が夜闇に煌々ときらめき、建ち並ぶ煙突から白い煙が幾筋も伸びている様子はなんともロマンチック!丘の上から広大な工業地帯を見渡したり、工場に近づいてその巨大な建物を見上げたりと、景色の楽しみ方もいろいろありますよ。

岡山の観光スポット7. 備中松山城(高梁市)

備中松山城

岡山市の北西、高梁市街を見下ろす備中松山城は、天守が現存しているお城としては最も高いところにあることで知られています。当の天守こそ2層2階と小ぶりですが、1997年には本丸の櫓や門、塀が復元され、美しいお城の姿がよみがえりました。

また、標高430mの山の上に建つ備中松山城では、条件がそろえば周囲の山々から雲海に浮かぶ「天空の城」が見られるんですよ!

麓の高梁の市街には武家屋敷群も残り、城下町の雰囲気も合わせて楽しめます。大河ドラマ『真田丸』のオープニング映像にも使用されたほどの美しい山城。平地の岡山城とぜひセットで観光に訪れてみてください。

岡山の観光スポット8. ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド(倉敷市)

ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド

瀬戸大橋の本州側の付け根にある鷲羽山は、瀬戸内海の絶景ポイントとして観光客にも人気です。またその近くには、岡山の地元の人たちにも親しまれているサンバのリズムが響きわたる遊園地「ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド」があります。サンバショーは、みんなで踊ったり、学んだりできるプログラムが満載。ブラジル無形文化遺産カポエラ(格闘技ダンス)もあります。

注目は、園内に4つもあるジェットコースター!いずれも瀬戸大橋に突入するかのようなスリルと大パノラマが味わえます。直立姿勢だったり後ろ向きだったりと、どのマシンも気を抜けませんよ。また、4階建てのビルの高さを自転車でこぐスカイサイクルも、何気に怖いと話題のアトラクションです。

アトラクションはすべて無料で乗り放題!動物達とふれあい放題!約1000台収容可能な無料駐車場も完備しています。景色とレジャー、どちらも楽しめるブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド。デートスポットとしても人気の観光地です。

岡山の観光スポット9. 鬼ノ城(総社市)

鬼ノ城

岡山県総社市は、桃太郎のモデルといわれる吉備津彦命(きびつひこのみこと)ゆかりの地として知られています。桃太郎では鬼が住んでいるのは鬼ヶ島ですが、吉備津彦命が戦ったとされる鬼神「温羅(うら)」が拠点としていたのは、深い山の中に建つ鬼ノ城(きのじょう)とされています。

高い山の周縁を塁や城壁で囲んだ古代の城跡で、実際に誰がどのような経緯で築いたのかは諸説あってはっきりしていません。ただ、近年の発掘調査により、城の全貌は少しずつ明らかになってきています。調査の結果を踏まえて城門や櫓が復元され、城内には散策路も整備。駐車場やビジターセンターも建設されて、今では岡山県でイチオシの観光名所の1つとなっています。

展望台からは、天気が良ければ瀬戸内海の向こうに四国を望むこともできますよ!車での岡山観光の際は、ぜひ立ち寄ってもらいたいスポットです。

岡山の観光スポット10. 蒜山高原(真庭市)

蒜山高原

岡山県と鳥取県の境にそびえる標高約1,200mの蒜山(ひるぜん)は、中国地方を代表する名峰の1つです。登山に訪れる観光客も少なくありませんが、岡山県側に広がる蒜山高原がとくにリゾート観光地として人気となっています。

西の軽井沢とも称される標高500~600mの涼しい気候を生かして、酪農や農業がさかん。とくに、ジャージー牛の飼育頭数では日本一を誇っているんですよ!新鮮な牛乳を使ったスイーツやチーズなど、高原グルメが楽しめる観光地としても有名です。

遊園地や宿泊施設もあるので、食べて・遊んで・泊まっての観光に最適。米子自動車道蒜山ICから車ですぐというアクセスの良さも観光の利点です。

岡山の観光スポット11. 津山城址(津山市)

津山城址

岡山県北部の美作地方の中心都市津山。その市街を見渡す江戸時代築城の津山城址は、今では岡山県を代表する桜の名所として全国的に有名な観光スポットとなっています。

鶴山公園(かくざんこうえん)として整備されたお城跡には約1,000本の桜が植えられ、4月の見ごろの時期には多くの観光客が花見に訪れます。お城の建物は復元された備中櫓のみですが、満開の桜の間から高石垣がのぞく様子はなんとも雅ですよ!

桜以外にも、藤やツツジ、そして紅葉の時期の観光もおすすめ。11月には津山城もみじまつりが開かれ、やはりたくさんの観光客の目を楽しませてくれます。

岡山の観光スポット12. 醍醐桜(真庭市)

真庭市の醍醐桜

同じサクラでも、一本桜の銘木を愛でるのが好きという方にはこちらがおすすめです。津山市の隣の真庭市にある醍醐桜は、樹齢1,000年ともいわれる大きな古木。緩やかな丘に唯一本凛として立つその姿は、圧倒的な威厳で訪れる観光客を魅了します。

周辺は、普段は静かな山里の集落ですが、桜の時期にはたくさんの露店も出て大いににぎわいます。駐車場も整備されているので、花見の季節ならずとも、素晴らしい銘木を観賞しに観光に訪れてみてください。

岡山の観光スポット13. 奥津温泉(鏡野町)

奥津温泉の足湯

岡山県北の美作(みまさか)地域には、美作三湯と呼ばれる3つの温泉観光地があります。そのなかの1つ奥津温泉は、いわゆる美人の湯として人気!化粧品メーカーのコーセーが、この温泉の成分をもとにした化粧水を製造しているほどなんですよ。

江戸時代から津山藩の湯治場として親しまれてきた歴史ある奥津温泉は、足踏み洗濯という独特の風習でも知られています。今も観光用に実演されている足踏み洗濯は、奥津温泉を訪れるなら必見です。

付近には、奥津渓や七色樫といった自然観光スポットも点在。旅行といえばやっぱり温泉でのんびり!という人にとくにオススメです。

岡山の観光スポット14. 湯郷温泉(美作市)

湯郷温泉 塩湯社

同じく美作三湯の1つである湯郷温泉(ゆのごうおんせん)。三湯のなかでは最も市街地に近く、温泉街も開けています。

その歴史は逆に三湯でも最も古く、開湯は約1,200年前の平安時代初期と伝えられています。古来薬湯として知られ、じっくり時間をかけて浸かるのが昔からの入浴法です。

湯郷温泉には飲食店やカフェ、町の博物館なども多く、楽しみながら泊まれる温泉観光地となっています。湯めぐりコースターを購入すれば、3か所の旅館のお風呂に入れるので、ぜひ温泉街観光と合わせてご利用ください。

岡山の観光スポット15. 湯原温泉(真庭市)

湯原温泉

美作三湯の残る1つ湯原温泉は、岡山城下へと流れ下る旭川の源流近くにあります。三湯のなかでは最も源泉が熱く、湯量も豊富です。

湯原温泉の名物は、川底から砂を噴き上げながら湧く「砂湯」。気温の低い時期には川面に温泉由来の湯けむりが立ちます。

健康や環境に配慮したまちづくりを指向しているのも、湯原温泉の特徴。温泉指南役というガイドがいたり、温泉街を走るバスにはバイオディーゼル燃料を用いたりといった取り組みも行っています。

米子自動車道の開通により、湯原ICから車で5分とアクセスもぐっと便利に!蒜山や大山観光の際の宿泊地としても使えますよ。

岡山の観光スポット16. 犬島(岡山市)

岡山市 犬島

児島湾の沖合に浮かぶ犬島は、岡山市の宝伝港から船で行く小さな離島です。もともとは銅の製錬業と採石業で栄えた島でしたが、産業の衰退とともに人口も減り、今ではおよそ50人が暮らすのみ。ですが、2008年に犬島精錬所美術館がオープンし、2010年に瀬戸内国際芸術祭が開催されたことで、現代アートの島として再び注目されることになりました。

島のあちこちには芸術作品のオブジェが建ち、島の昔ながらの家々との独特なコントラストを醸しだしています。こうした空き家や空き地を利用した「アートプロジェクト」によって、犬島は岡山の新たな観光スポットとしての地位を築いています。ただ作品を見て回るだけでなく、島の住民の人たちとの温かな触れあいを楽しめるのも、犬島の観光の大きな魅力ですよ。

犬島には白い砂浜の海水浴場もあり、のどかな雰囲気の中でキャンプをすることもできます。また、島内には女性も安心して宿泊できる観光施設やオシャレなカフェもあるため、女子旅での観光にもピッタリです。瀬戸内には近年アートを謳った島がいくつかみられますが、岡山側から訪ねるなら犬島がおすすめですよ。ちなみに4~11月の土日祝とお盆期間中は、岡山駅から宝伝港までの便利な直行バスも運行されています。

岡山の観光スポット17. 西大寺会陽(岡山市)

出典: Hadaka Matsuri (-Naked Festival-) (CC BY-SA 3.0)

岡山市東部にある西大寺は、七堂伽藍(しちどうがらん)が建ち並ぶ、西日本でも屈指の古刹です。創建は8世紀とされ、 文久3年(1863)再建の本堂は岡山市の重要文化財に指定されています。

歴史ある西大寺が最も盛り上がるのは冬!毎年2月の第3土曜日に開かれる会陽(えよう)は、日本三大奇祭の1つに数えられる裸祭りとして有名です。ふんどし姿の男衆が2本1対の宝木(しんぎ)を奪い合い、その年の福男を決めるというもの。男衆の体温で、本堂周囲に湯気が立ち上るほどの熱気に包まれます。

寺院は夏祭りでも有名な岡山の観光地。夏の「夜待まつり」と合わせ開催される花火大会は、岡山県でも大変人気があります。その目玉は直径が約160mにもなる5号玉と水中花火!岡山の夜空を色鮮やかに彩り、吉井川の水面に映るさまも風情があり見事です。花火を背景にする西大寺の三重塔はとても趣があり、地元客・観光客を魅了してくれます。

電車でもバスでもアクセスが良好。観光の後は近隣のおしゃれなカフェでランチもオススメですよ。

岡山の観光スポット18. 吉備津神社(総社市)

吉備津神社の本殿

岡山市西部にある吉備津神社(きびつじんじゃ)は、由緒正しい備中国の一宮。主祭神は大吉備津彦大神(おおきびつひこのおおかみ)で、「桃太郎」のモデルともいわれています。

室町時代に造営された国宝の本殿は、屋根の入母屋が2つ並んだ珍しいスタイル。「比翼入母屋造」ないし「吉備津造」と呼ばれ、日本で唯一の建築様式なんですよ!ほかにも、南北2つの随身門や御釜殿が国の重要文化財に指定されているなど、岡山県内でも有数の歴史をもつ観光スポットといえます。

また、吉備津神社では初夏のあじさいも見どころの1つです。全長360mもある回廊から岩山宮までの境内には、約1500株のあじさいが色とりどりの花を咲かせます。釜の鳴る音で吉凶を占う、「鳴釜神事(なるかましんじ)」という特殊な神事もありますよ。

近年では御朱印がブームですが、吉備津神社の御朱印帳は桃のデザインで可愛らしく、女性にも人気!女子旅やカップルでの観光にもおすすめです。岡山駅からJR吉備線に乗り、4つ目の吉備津駅から歩いて行けるため、アクセスも容易です。

岡山の観光スポット19. 牛窓(瀬戸内市)

牛窓 黒島ヴィーナスロード

瀬戸内海に面した瀬戸内市の牛窓地区は、「日本のエーゲ海」とも呼ばれる風光明媚な観光地です。輝く海に散らばる島々。とくに夕日の美しいことで人気なんですよ。

また、温暖な気候を利用したオリーブ園も牛窓の定番観光スポット。ここには幸せが訪れるといわれる「幸福の鐘」があり、カップルでの岡山観光にもオススメです。

目の前に浮かぶ島に渡れば、ヴィーナスロードや絶景ポイントの展望台など、さらなる観光の楽しみが待っています。

岡山の観光スポット20. 勝山・町並み保存地区(真庭市)

真庭市勝山・町並み保存地区

真庭市の勝山地区は、旭川の船運や出雲街道の往来で栄えた江戸時代の城下町。白壁の武家屋敷やなまこ壁にうだつの上がった商家など、古い町並みが残る静かな観光地として人気を呼んでいます。

今も多くのお店や飲食店が並ぶ「のれんの風景」が魅力。江戸時代から明治・大正あたりまでの伝統家屋を利用した、出格子のショップやカフェ、レストランなどが続きます。ただ歩いて眺めるだけでなく、ショッピングやランチ、休憩などを楽しめるのが、中国勝山の観光のポイントです。

岡山の観光スポット21. 日生諸島(備前市)

備前市 日生諸島

岡山県備前市から兵庫県赤穂市にかけて14の島々が寄り集まっている日生諸島(ひなせしょとう)。一番大きな鹿久居島(かくいじま)では、潮干狩りやみかん狩りを体験できます。その名の通り、島内には野生の鹿もたくさん生息していますよ。

車で島を観光する場合は、2015年に完成した「備前♡日生大橋」を渡ることになります。「♡」の読み方に決まりはないので、思い思いに呼んでみてください。また、鹿久居島と橋続きの頭島(かしらじま)は、面積は小さいながら人口は日生諸島で最大。こちらは民宿やペンションも多く、宿泊にオススメです。

そして、日生諸島といえばなんといっても美味しい魚介が魅力!カキやハモ、アナゴをはじめ、岡山の季節ごとの食材はどれも絶品です。美しい海で育った魚介の岡山グルメを食べるため、わざわざ遠方からやって来る観光客もいるほどです。本土側の日生では、カキをたっぷり乗せたお好み焼き「カキオコ」も有名です。綺麗な海と美味しいシーフードで、心もお腹も満たされる観光を楽しんでください。

岡山の観光スポット22. 吹屋ふるさと村(高梁市)

高梁市 吹屋の町並み

備中高梁市街から北西へ10km以上山中に分け入ったところに、屋根も壁も赤い家々が並ぶ不思議な集落があります。ここ吹屋地区は江戸時代に銅山で栄えたところで、明治時代までは赤色の顔料ベンガラ(酸化第二鉄)の生産もさかんでした。

赤い石州瓦とベンガラの漆喰に彩られた重厚な商家の街並みが、当時の繁栄を鮮やかに物語っています。これまで『八つ墓村』や『釣りバカ日誌』などの映画に使用されたほか、ゲストハウスも整備されるなど岡山県の穴場の観光名所として注目されています。

やや奥まったところにありますが、広い駐車場も完備されています。自家用車で高梁市を訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。

岡山の観光スポット23. 備前焼(備前市)

備前焼 伊部

主に岡山県東部の備前市で生産される備前焼は、国内でも有数の長い歴史をもつ焼き物です。釉薬を使わず固く焼きしめるのが特徴で、素朴な土の風味で古来親しまれてきました。

とくに備前市の伊部(いんべ)地区は、古くから備前焼の製造がさかんなところ。備前窯特有の四角いレンガの煙突が、町内のあちこちに立っています。室町時代ごろの古い窯跡のいくつかは、国の史跡として観光スポットにもなっています。

観光のお土産に購入するなら、JR伊部駅前の備前焼伝統産業会館がおすすめ!地元の窯元の作品がいろいろと取り揃えられています。工程上2つと同じ柄のものはないので、ぜひ自分だけの好みの1品を探してみてください。

岡山の観光スポット24. カブトガニ博物館(笠岡市)

カブトガニ博物館

広島県との境に位置する笠岡市は、「生きた化石」と呼ばれるカブトガニの生息地として知られています。笠岡市立カブトガニ博物館は、そんなカブトガニをメインに扱う世界で唯一のミュージアム!上から見ると、建物もカブトガニの形をしているんですよ。

▶ レジャーから鑑賞まで魅力満載!笠岡市のおすすめ観光スポット6選

館内では、水槽で飼育されているカブトガニを実際に観察することができます。運が良ければ、孵化して間もないカブトガニの赤ちゃんを見られることも!ちなみに博物館前の神島水道沿いの砂浜は、カブトガニの繁殖地として天然記念物に指定されています。

岡山の観光スポット25. 備前長船刀剣博物館(瀬戸内市)

備前長船 刀剣

昔から刀剣の産地としても有名な岡山県。とくに岡山県瀬戸内市の旧長船(おさふね)町は、数々の銘刀を生み出した地として知られています。そんな優れた刀鍛冶を数多く輩出した岡山らしい観光スポットが、「備前長船刀剣博物館」です。全国でも珍しい日本刀専門の博物館として、常時約40点の刀剣を展示。企画展も年に数回開かれていて、切れ味抜群の鋭い光を放つ様々な日本刀を目に焼き付けることができます。

博物館には工房も併設されていて、なんと現役の職人が刀を製作する様子を見学することも可能!刀身を打つ刀匠のほか、研師や鞘師、塗師に刀身彫刻師など、さまざまな工程にかかわる職人が刀剣制作を行っています。どの職人さんがいついるかは曜日や仕事の状況により異なるので、「どうしてもこの工程が見たい!」という人は事前に確認してから訪ねましょう。

女性を中心に日本刀がブームとなっている昨今。岡山を観光するなら刀剣の里長船を訪れないわけにはいきませんよ。

岡山の観光スポット26. 満奇洞(新見市)

満奇洞

岡山県北西部の真庭市から新見市にかけては、日本有数のカルスト台地が広がっています。石灰岩でできたカルストは浸食作用を受けやすく、そのため多くの鍾乳洞が形成されます。

そのなかの1つ満奇洞(まきどう)は、江戸時代からその存在を知られていたという歴史ある観光名所。昭和の初めに訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻が、「奇に満ちた洞」として名付けました。

全長は約450m。鍾乳洞としては高低差があまりないため、比較的容易に見て回ることができます。「千枚田」と呼ばれる石灰棚や、朱塗りの橋が架けられた地底湖「龍宮」など、まさに奇と幻想に満ちた空間が広がります。

岡山の観光スポット27. 備中鍾乳穴(真庭市)

備中鍾乳穴

備中鍾乳穴(びっちゅうかなちあな)は、延喜元年(901)に編纂された『日本三大実録』に記述が見え、文献に残る日本最古の鍾乳洞とされています。全長は約800mあり、そのうち300mほどが観光ルートとして公開されています。

高さ3mもの巨大な石筍「洞内富士」や、22層もの鍾乳石から成る「五重の塔」など、見どころがいっぱい!年間を通じて洞内の温度は9度前後に保たれ、夏は涼しく冬は暖かく感じられるでしょう。

岡山の観光スポット28. 井倉洞(新見市)

井倉洞

高梁川沿いの井倉洞も、岡山県のカルスト地形が生み出した自然観光スポットとして人気です。高さ240mの断崖の下に入口があり、全長は1,200m、高低差も90mある大きな鍾乳洞です。

洞内には地下河川が流れているほか、なんと滝まであるんですよ!内部の気温は15度前後とやや高めで、一周およそ40分の観光ルートです。洞窟の周辺も、井倉峡と呼ばれる景勝地として知られていて、絹掛の滝や阿里佐の宮といった観光スポットがありますよ。

岡山の観光スポット29. 岩井滝(鏡野町)

岩井滝「裏見の滝」

岩井滝は、奥津温泉のさらに奥、鳥取県との境近くにあるオススメの自然観光スポットです。いわゆる「裏見の滝」で、すだれのように流れ落ちる滝の裏手に回ることができます。

滝の約100m下流には「岩井」という天然の湧水があります。この水は名水百選に指定されているだけでなく、「子宝の水」として訪れる人が後を絶たないんですよ。

奥深いところにありますが、駐車場は完備されているので車があればアクセスもそこまで困難ではありません。駐車場から滝までの遊歩道も整備されいるので、歩きやすい服装で観光してください。

岡山の観光スポット30. 最上稲荷(岡山市)

最上稲荷

JR吉備線の備中高松駅に降り立つと、巨大な赤い鳥居があることに気が付くでしょう。これぞ、岡山の観光スポット「最上稲荷(さいじょういなり)」の大鳥居です。

稲荷とはいうものの神社ではなく、正式名称を最上稲荷山妙教寺という日蓮宗のお寺。本殿は大鳥居から2kmほど進んだところにあります。

その歴史は8世紀の天平時代にさかのぼるという古刹で、正月には岡山県内最大の初詣客を数えるほど賑わいます。根本大堂など国の登録有形文化財に指定されている建物も多く、門前町を歩くのも楽しい観光名所です。

岡山の観光スポット31. 笠岡諸島(笠岡市)

真鍋島の猫

岡山県笠岡市と対岸の四国香川県の間には、大小30以上もの島々が散らばっています。そのうち7つの島に人が住んでいて、笠岡港からフェリーで渡ることができます。

いずれも人口は1,000人に満たないですが、それぞれに特徴のある島ばかり!たとえば一番大きな北木島は、御影石(花崗岩)の産地として有名な岩の島。そして隣の真鍋島は、どこか懐かしい漁村と猫の風景で人気を呼んでいます。

ほかにも高島や白石島、飛島、六島など、笠岡諸島には魅力的な島々が寄り集まっています。1つの島だけ訪ねて帰るのはもったいないですよ!

岡山の観光スポット32. 備中国分寺(総社市)

岡山県 備中国分寺五重塔

のどかな風景が広がるJR総社駅の南東一帯は、吉備路と呼ばれ観光スポットも点在しています。そのなかでも象徴的な景色といえるのが、備中国分寺の五重塔です。

春には菜の花、夏はひまわり、秋にはコスモスと黄金の穂原。季節ごとの一面の草花の向こうに楚々として立つ塔の姿は、まさに吉備路を代表する景観です。

吉備路はサイクリングロードとしても人気で、総社駅や国分寺前にはレンタルサイクルショップもあります。ぜひ爽やかな岡山の風に吹かれて、自由気ままな自転車の旅を楽しんでください。

岡山の観光スポット33. ゆるぎ岩(赤磐市)

落ちそうで落ちない「ゆるぎ岩」。受験生に人気のこの観光スポットは、岡山市の隣の赤磐市にあります。細い山道を登り、岩神神社の本殿を拝んだ先に現れます。

2枚の岩は、手で動かすとグラグラと揺れますが、落ちることはありません!わずかな支点でお互いを支えていて、ヤジロベーのような絶妙なバランスを保っているのです。

神社のご神体でもあるので、観光の際は節度を保って参拝しましょう。観光用に整備されているわけではないので、訪ねるときは最低限の山歩きの格好を心がけてください。

岡山の観光スポット34. 王子が岳(玉野市)

王子が岳

瀬戸内海に面した岡山県には、風光明媚な景観観光スポットがたくさんあります。なかでも「王子が岳」は、海の青と空の青、それに奇岩巨岩のコントラストが美しいと評判の観光名所です。

海にせり出した標高235mの王子が岳には、「にこにこ岩」や「おじさん岩」「ひつじ岩」など、微笑ましい名前が付けられた大きな岩がいっぱい!ハイキングコースとしても手ごろで、「晴れの国」岡山らしい爽やかな風景写真が撮れますよ。

付近はパラグライダーのフライトポイントとしても有名。空を悠然と舞うグライダーを見上げれば、観光の気分もいっそう晴れやかになるでしょう。

岡山の観光スポット35. 備中高松城址(岡山市)

備中高松城

水攻めといえば、映画『のぼうの城』の舞台となった埼玉県の忍城が有名ですが、岡山市には忍城よりも前に水攻めを経験した備中高松城があります。城の周囲は沼地だったため力攻めが難しく、織田信長の家臣として攻城に当たった羽柴(豊臣)秀吉は、軍師黒田官兵衛の発案した水攻めを行ったのです。

備中高松城址に建物は残っていませんが、史跡公園として整備され資料館も建てられています。夏には城跡のお濠にハナショウブやハスの花が咲き、日本史に残る戦いの跡とは思えない美しい景色が広がります。

また、城址公園内には兵の助命と引き換えに自刃した城主清水宗治の首塚と胴塚があるほか、周辺には水攻めの際に築かれた築堤の跡などもあります。吉備津駅の隣の備中高松駅から歩いて10分ほどなので、岡山で史跡観光をするなら吉備津神社と合わせて訪ねると良いでしょう。

岡山の観光スポット36. サッポロビール岡山ワイナリー(赤磐市)

サッポロビール岡山ワイナリー

「晴れの国」岡山県は、昔からマスカットの産地として有名!そんな気候と特産物を活かして、岡山には西日本最大級のワイナリーがあります。

小高い丘に建つ雰囲気たっぷりのサッポロビール岡山ワイナリーでは、無料で工場見学や試飲ができるほか、プレミアムワインの有料テイスティングも行っています。

敷地内には約350本のブドウ畑もあり、岡山の自然を舌と肌で味わうには絶好の観光スポット。好みのワインが見つかったら、ぜひ岡山観光のお土産にどうぞ。

岡山の観光スポット37. 招き猫美術館(岡山市)

招き猫美術館は、その名の通り700体以上もの招き猫に会える珍しい観光施設です。全国から集められた招き猫たちは、素材や色、大きさも実にさまざま。焼き物や木彫りの招き猫のほか、和紙や石でつくられたものもあるんですよ。

また、ミュージアムショップにはなんだか運気をアップさせてくれそうなグッズが盛りだくさん!隣接する「ラッキーキャッツハウス」には、招き猫に祈りを込める祈り札と願いが叶った後で納める叶い札があります。壁や天井一面にお札が貼られていて、幸運のパワーを感じることができるでしょう。

岡山市北部の山中にありアクセスが容易とはいえませんが、マニアックな観光地を巡りたい人やパワースポット好きの人におすすめです。

岡山の観光スポット38. 夢二郷土美術館(岡山市)

出典: Yoshio Kohara (CC BY 2.5)

美人画で知られる竹久夢二は、現在の岡山県瀬戸内市邑久町の出身。後楽園北口の前にある夢二郷土美術館では、夢二の幅広い活動について知ることができます。本館はレンガ造で、てっぺんに風見鶏が映える三角屋根が愛らしい和洋折衷の建物。東洋のベルエポックを生きた夢二を象徴するかのような佇まいです。

こちらの観光スポットは、なんと2007年のミシュランガイドで1つ星にランクされたんですよ!そんな夢二郷土美術館には、夢二の手がけた絵画や本、資料などが展示されています。分館には夢二の生家と復元されたアトリエ「少年山荘」があり、夢二の世界を追体験できます。また付属のカフェでは、夢二が好んだ焼菓子ガルバルジィや岡山県産黒毛和牛のハッシュドビーフなどをいただくことができます。カフェのみの利用も可能なので、ぜひ後楽園観光とセットで立ち寄ってみてください。

岡山の観光スポット39. 岡山市立オリエント美術館(岡山市)

岡山市立オリエント美術館

岡山市には、日本で唯一の古代オリエントを専門とする公立美術館があります。学校法人岡山学園から2,000点弱のコレクションが寄贈されたのを機に、1979年に設立されました。

今では収蔵品数は5,000点近くにも及び、観光スポットとしてだけでなく、西日本の古代オリエント研究の拠点としても注目されています。とくにアッシリア・レリーフ『有翼鷲頭精霊像浮彫』は、古代メソポタミア文明の全盛期に触れる貴重なコレクションとして知られています。

付近には岡山県立美術館や林原美術館など、観光名所のミュージアムも点在。岡山城や後楽園へも歩いて行ける距離なので、岡山市内観光のプランにぜひ加えてみてください。

岡山の観光スポット40 池田動物園(岡山市)

池田動物園のレッサーパンダ

岡山市北区にある池田動物園は、岡山藩主池田家の子孫が開設した私立動物園です。岡山県内では最大規模を誇り、キリンやマゼランペンギン、レッサーパンダやカピバラなど、約110種類もの人気の動物たちに出会えます。キュートな表情、人を惹きつける動作を見れば、きっと虜になってしまうことでしょう。餌やり体験や乗馬体験など、観光客向けにさまざまなイベントも開催されていています。ふれあい広場では、ウサギやヤギ、ヒヨコなどに触ってみることもできますよ。

また、7~8月に開かれるナイトZOOも人気!日中とは一味違った、動物たちの夜の姿を観察できます。JR岡山駅からバスでアクセスもよく、駐車場も完備。子供連れでの岡山旅行の際におすすめの観光スポットです。

◎岡山県のおすすめ観光スポットまとめ

歴史や文化に触れられる観光名所から、近年注目を浴びている流行の観光スポットまで、岡山県の見どころを40ヶ所ご紹介しました。旅のスタイルは十人十色。岡山県の格安レンタカーを予約すれば、県内すみずみまで観光に赴くことができます。きっとあなたにマッチした観光ができるはず!穏やかな気候に恵まれた岡山県は、いつ訪れても素敵な思い出をあなたに残してくれることでしょう。

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