空港に台風がやってきた!そのとき飛行機は?対応の仕方について

空港に台風がやってきた!そのとき飛行機は?対応の仕方について

年間平均26個ほどの台風が接近する台風大国日本では、飛行機が欠航にならないかハラハラしながら空港に向かうことも多いはず。台風で飛行機が飛べない事態というのは、どの程度想定されるのでしょうか。また、もし飛行機が欠便になってしまったときはどうしたら良いのかなど、台風が近づいてたときの対応についてまとめてみました。

目次

空港に台風がやってきた!そのとき飛行機は?対応の仕方について

台風が来ても欠航とはかぎらない

羽田空港

大きな台風が接近しているからといって、すぐに欠航と早合点してはいけません。よほど強力な台風が空港付近を直撃しそうだという場合は、とくに国内線では事前に欠航が決まることもあります。ただ実際に飛行機が飛ぶか飛ばないかは、天気図よりも実際の空港の状況によって判断されることが多いようです。

飛行機の大敵は横風です。仮に向かい風であれば、多少の強風でも離陸することができます。とくに台風の場合は風の強弱や向きにムラがあるので、条件が好転した一瞬の隙を突いて飛びたつようなこともあります。飛び立ってしまえば、間もなく飛行機は雲の上に出てしまい、台風があろうがなかろうが関係のない状態になります。

欠航に明確な基準はない

台風

飛行機を飛ばすか飛ばさないの決定権は、第一に現場のパイロットにあります。各航空会社ごとに欠航の判断に関するマニュアルが存在しますが、機体によってボーダーラインが異なるので、統一された基準というものはありません。

場合によっては直前までどちらともつかないこともあるので、台風が接近していると分かった時点で、欠便となったときの対応についても頭の片隅で考えておいた方が良いでしょう。

台風で欠航になった場合の対応

混雑する空港

台風などの悪天候で大幅な遅延や欠航が生じた場合、払い戻しや飛行機の振替輸送を受けることができます。振替の場合は、基本的に同一の航空会社の便を利用することになります。そのため、当日の便に乗ることができず、翌日以降にずれ込むこともあります。このとき注意しなければならないのは、天候不良による振替では、余分な滞在にかかる宿泊代などの費用は負担してもらえないということです。

払い戻しを受ける場合は、航空会社の空港内カウンターないしコールセンターで手続きをすることができます。ただアナウンス直後はたいへん混み合うので、時間に余裕があるのであれば、日を改めて手続きを行った方が良いでしょう。

払い戻しの期限は、基本的には欠航日から10日以内となっています。ただしLCCなどでは期間が異なることもあるので、速やかに航空会社や旅行代理店に問い合わせてください。

◎まとめ

台風が接近したとしても、飛行機が予定通り運航されるかどうかは、空港周辺のピンポイントな気象条件によります。事前の欠航や遅延の情報は各航空会社のHPで確認できるので、天候不良が予想される場合はあらかじめチェックしておきましょう。飛行機の大幅な遅延や欠便が生じた場合は、払い戻しや振替を受けることができます。ただし台風が原因の場合は、振替によって滞在日数が延びた分の費用を負担してもらうことはできません。

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