足を怪我している状態で飛行機に乗らなければならないとき、松葉杖はどうしたら良いでしょう?車いすなら何かと便宜を図ってもらえそうですが、松葉杖は飛行機に持ち込めるのか、不安に思いますよね。
持ち込んだら持ち込んだで邪魔になってしまいそうな松葉杖の飛行機での扱いについて、まとめてみました。
目次
松葉杖を持って飛行機に乗ることはできる?
尖っていなければ、松葉杖は持ち込み可能

どの航空会社の飛行機でも、先端が尖ったものでさえなければ、松葉杖を機内に持ち込むことは可能です。先端にすべり止めのゴムキャップが装着されている場合でも、一応中身が鋭利になっていないかどうか確認した方が良いかもしれません。
持ち込んだ松葉杖は、座席の下に収納するか、通行の妨げになるようであれば、客室乗務員に預かってもらうことになります。うっかり収納棚に入れてしまうと、取り出す際に落ちるなどして怪我のもととなってしまいます。預けた後でトイレに立ちたいときなどには、乗務員に頼めばその都度持ってきてもらえます。
事前に航空会社に連絡しましょう
松葉杖を持って飛行機に搭乗することが分かっている時点で、利用する航空会社に連絡するようにしましょう。安全上の理由から、松葉杖の使用者は非常口座席には座れません。代わりに、トイレや出入り口に近い座席をあてがってもらえることもあります。
また、事前に松葉杖の使用を連絡しておくことで、乗降に際してスタッフの補助を受けられたり、優先的に搭乗できる場合もあります。
一部の空港では、松葉杖や車いすでも階段を昇り降りできるように、リフトや段差解消ボードが備えられているところもあります。事前に問い合わせてみるとよいでしょう。
搭乗に際しての留意点
松葉杖で飛行機を利用する場合は、あらかじめ通路側の座席を予約し、できるだけスムーズに移動できるように心がけましょう。航空会社によっては車いすや松葉杖の搭乗客向けのプライオリテイ・サービスが設けられている場合もあります。足を怪我した際の飛行機選びの基準にしてみても良いですね。
また搭乗前には、一般客よりも時間に余裕を持って手続きを済ませ、チェックインカウンターに向かいましょう。
まとめ
先端が尖ったものでなければ、松葉杖は飛行機に持ち込み可能です。ただし、機内では乗務員に預ける必要があります。
松葉杖で搭乗する可能性がある時点で、航空会社に連絡し、対応を図ってもらうのが得策です。
搭乗に際しては、できるだけ早めに行動し、余裕を持ってチェックインカウンター前に到着していた方が良いでしょう。