飛行機での移動はどうしても怖い!という人は少なくないはず。飛行機恐怖症という症状名もあるくらいで、密室であることや地に足がついていないこと、ひとたび事故が起きると大惨事になりやすいことなどが、要因としてあるようです。飛行機に乗らずに過ごせれば問題ないでしょうが、日本は島国ですから、海外への移動や急を要する用事などでは、どうしても飛行機を利用せざるを得ない場合もあるでしょう。そこで、少しでも飛行機に対する恐怖を和らげるために、ぜひ試してもらいたい解消法をご紹介します。
目次
飛行機がどうしても怖いという人に。試してもらいたい解消法お教えします!
映画を見たりガイドブックを読んだり、他のことに集中する
出典: Syda Productions / PIXTA(ピクスタ)
嫌がる幼児に注射をするときと同じく、他のことに注意をそらすことができれば、恐怖を一時的に忘れることができます。
具体的には映画を見たり音楽を聞いたり、何かを食べたり飲んだり、本を読んだり雑誌を見たり、といった具合です。出張などの場合には、機内で仕事の続きをしたり、飛行先でのスケジュールを考えたりするのも有効です。
最近はUSBプラグなど充電用コンセントがついている機体も増えているので、スマホやタブレットに動画を入れておいて、機内モードで鑑賞するのもオススメです。
飛行機が怖いという人は、機内での時間を潰せるようなグッズをいろいろと用意していくと良いでしょう。
飛行機の仕組みを知る
飛行機が怖いという人が多いのは、車輪の付いている電車や自動車が「なぜ走るのか」は想像しやすいのに対して、「なぜ飛ぶのか」が分かりにくいことも要因の1つといわれています。飛行機がなぜ浮揚するのか、なぜ揺れるのか、離着陸の前後に何が起きているのかを理解していれば、飛行機に対する安心感が生まれ、恐怖を軽減することができます。
ではなぜ飛行機は飛ぶのか?といわれると、ここではちょっと説明が難しいので、本やインターネットで調べてみて下さい。知っているのと知らないのとでは、大きな違いがあることに気づくはずですよ。
乗務員の顔を見る
もし飛行機が危険で怖ろしい乗り物なら、パイロットや客室乗務員になりたいと思う人はほとんどいないでしょう。ですが、実際には全世界で実に多くの人が飛行機の業務に従事し、日々世界中を飛び回っています。何百・何千回とフライトを重ねている彼らは、飛行機がそんなに危なくないことを知っています。
フライト中に業務に携わっている人たちの顔を見ることは、恐怖心を和らげる有効な手段の1つとされています。機長の顔が見られればベストなのですが、飛行中はそうもいきません。ですので、代わりに客室乗務員の顔を探しましょう。飛行中に機体が大きく揺れるようなときでも、客室乗務員は「よくあること」と澄ました顔でいるに違いありません。そんな涼しい表情を見ていれば、心も平静を取り戻し、恐怖心を抑えることができるはずですよ。
まとめ
以上、飛行機が怖いという人のための対処法を3つご紹介しました。いずれも、特別な道具も必要なく、すぐに試してみることができるものばかりです。それでもどうしても怖いという場合は、医師に相談してみるのも手ですよ。重度の飛行機恐怖症と診断されれば、抗不安薬を処方してもらうこともできます。