万が一の飛行機事故に!救命胴衣をはじめ、さまざまな安全設備を解説

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万が一の飛行機事故に!救命胴衣をはじめ、さまざまな安全設備を解説

飛行機といえば、「もっとも安全な交通手段」といわれるほど、安全性が確立されている乗り物。たとえばアメリカ国内で自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率が0.03%なのに対し、飛行機では死亡事故に遭遇する確率が0.0009%といわれています。とはいっても、もし起こってしまうとどうしても事故の規模が大きくなってしまうため、恐怖心を抱きやすいですよね。ここでは、万が一の事故のときのために飛行機に備えられている対策についてご紹介します。

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万が一の飛行機事故に!救命胴衣をはじめ、さまざまな安全設備を解説

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救命胴衣

出典: www.istockphoto.com

救命胴衣は、飛行機が緊急着水した場合に身につけるものです。各座席下、またはひじ掛け下など、すぐに取り出せる位置に備えられており、客室乗務員の指示に従って使用します。小さな子供連れの乗客には、幼児用の救命胴衣も用意されています。

緊急時にはパニックとなり、あわてて救命胴衣を膨らませてしまうケースがあります。ですが、膨らませた救命胴衣は身動きをとりにくくさせるため、非常に危険です。緊急避難の妨げとなるので、救命胴衣を膨らませる際はきちんと指示に従うようにしましょう。

非常用通路照明

夜間や客室内に煙が充満した際に出口を確認しやすくし、乗客のすみやかな緊急脱出を可能にするための表示灯です。通路の床や座席の両面、非常口等に装備されています。

酸素マスク

客室内への十分な酸素供給が不可能となった場合、酸素マスクが自動的に乗客の目の前に下りてくるようになっています。マスクを強く引いて鼻と口に当てたら、ゴム紐を頭にかけて装着完了です。

緊急脱出スライド

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緊急脱出の際に使用するすべり台です。非常口を開けると自動的にすべり台が膨張し、展開するように備えられています。

救命ラフト

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飛行機が緊急着水を行った際に使用するボートです。緊急脱出スライドがそのまま救命ラフトになるタイプと、客室内に収納され膨張・展開して使用する2種類がのタイプがあります。どちらの救命ラフトが搭載されているかは飛行機の種類によって異なります。

救命ラフトには、雨風を防ぐためのカバーや非常食、飲料水、遭難信号の発信装置、医療品等が備え付けられています。

◎まとめ

以上、万が一の事故における飛行機での対策装備についてご紹介してきました。飛行機に乗る際はどうしても少し不安になってしまう…という方も、実際に飛行機には事故時に際してのさまざまな安全対策が備えられていることが分かってもらえたと思います。飛行機を利用する際はぜひこれらの対策設備を何度も確認して、不安な気持ちを吹き飛ばしてくださいね。

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