旅行でも活躍してくれるスマホやタブレットですが、ガンガン活用していると想像以上に電池を消耗してしまうことがあります。そんなとき旅先で持っていると便利で安心なのがモバイルバッテリー。しかし飛行機の持ち込みには制限があることをご存知でしょうか?うっかり規定の範囲外のものを持ち込むと、空港で没収されてしまうこともあります。こちらで事前に確認して、利用可能なモバイルバッテリーを旅先でも活用しましょう。
目次
モバイルバッテリーの飛行機内持ち込みで注意したいポイント
1.「機内持ち込み」なら条件付きで2個まで可能、預け入れはNG
誤作動による発火などの事故を未然に防ぐため、飛行機への持ち込みが厳しく規制されているモバイルバッテリー。貨物室と違い、ただちに対処が可能な機内へは、容量さえ大きすぎなければ持ち込むことができます。
ANA・JALの場合、
・100Wh~160Wh以下なら2個まで機内持ち込み可能。
・100Wh以下なら個数制限無しで持ち込み可能。
・預け入れる荷物に入れるのは容量に関係なく不可。
その他、航空会社によって多少の違いがあるので、ウェブサイトなどで確認するようにしましょう。
2.「160Wh以下」とはどれくらいのサイズなのか?
実際、大容量を謳っているモバイルバッテリーでも160Whを上回るものはそうそうありません。
例えば、iPhone14を4回以上フル充電できるほどのモデルでも、20000mAhで容量は、74Whほど。旅行先で持ち運びたいサイズのモデルなら、たいていは問題なく持ち込むことができるでしょう。
ちなみに、Wh(エネルギー容量)が明記されていないモバイルバッテリーもあり、その場合はV(電圧)とAh(電流容量)によって導き出すことができます。
Wh = 電圧V × 電流容量Ah
がその計算式です。手持ちのものがあれば、念のため確認しておくことをオススメします。
3. うっかり預け入れ荷物に入れてしまった場合は没収の可能性も
ついうっかり忘れて飛行機に預けるトランクなどにモバイルバッテリーを入れてしまった場合、X線検査などで発見されればその場で没収となってしまいます。
愛用の品が没収されるのほど残念なことはないです。しかし見つからなければよいという事ではなく、乗客全員が安全な飛行機の旅を過ごせるように、絶対にモバイルバッテリーは預け荷物に入れないようにしましょう。
◎まとめ
モバイルバッテリーは一般的な危険物のイメージとは逆に、預け荷物に入れることがNGです。必ず手荷物に入れて飛行機内に持ち込みましょう。
また160Whを超える大容量のモバイルバッテリーは、持ち込むこともできず空港で破棄せざるを得なくなってしまいうので注意してください。