カナダの世界遺産ヘッドスマッシュトイン・バッファロー・ジャンプの魅力！

カナダのアルバータ州にある世界遺産ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプは、北米の平原に移動しながら暮らしていたカナダの先住民族ブラックフット族が、彼らの主な食糧であるバッファローを狩猟していた場所です。そのユニークな世界遺産の名称からどんな世界遺産なんだろうと興味が湧いてきますよね？この記事では世界遺産「ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ」の見所と魅力についてご紹介します。カナダの先住民ブラックフット族の驚きの狩猟テクニックに驚くことでしょう！ぜひ、カナダ世界遺産巡りの参考にしてくださいね。

ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプとは？

ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプは、カナダ・アルバータ州南部のポーキュパイン・ヒルズに位置する断崖のことです。この断崖の幅は300メートル、高さはおよそ18メートルで、北米で最も古いバッファローの狩猟場の跡です。

定住をせずに移動し続けるブラックフット族の主な食糧源はバッファローでした。バッファローは北米大陸で最も大きい哺乳類と言われています。ブラックフット族はバッファローを食糧とするだけでなく、バッファローの皮は彼らの衣服や彼らが利用していた移動式住居「ティーピー」に利用していました。背景を知らずに聞くと少し残酷に聞こえるかもしれませんが、ブラックフット族にとってバッファローは神聖な動物であると考えられていて、彼らの暮らしに欠かせない存在だったのです。

そんなヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプは、最も古いバッファローの狩猟場であり、かつ最高の保存状態で残されていること。また5千年以上に渡って用いられた先住民族の狩猟技術と彼らにとって欠かせない存在であったバッファローとの関係性を示す重要な場所であることが評価されました。1968年にカナダ国定史跡に指定され、1981年にユネスコ世界遺産に登録されています。

ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプへのアクセス

日本から世界遺産ヘッド－スマッシュト－イン・バッファロー・ジャンプへ向かうアクセスは、日本・成田空港からカナダのカルガリー空港へ直行便が運航しているので便利です。成田空港からカルガリーまでのフライトはおよそ10時間です。カルガリーからヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプまでは車で3時間の距離です。

ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプのおすすめポイント

情報満載の資料館

ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプには絶対に見逃せない資料館（Interpretive Centre）があります。1987年にオープンしたこちらの資料館はカナダの先住民族・ブラックフット族がバッファローとどのように暮らしていたかなどの詳しいライフスタイルや歴史、文化について学ぶことができます。5階立ての建物は1階から見学をしていき最上階の5階からは実際に狩猟に使われた崖に出られるように作られています。ユニークなビジターセンターのデザインは受賞歴もあります。

バッファロー・ジャンプの崖の下には、バッファローの骨が、10メートル以上も積み重なっています。そこから発掘されたバッファローの骨や実際に狩猟に使用されていた道具なども展示されています。バッファローの狩猟技術をわかりやすく説明する映像の上映も必見です。内容がとても充実していて観光客の満足度が高い資料館と評判です！

実際に狩猟場へ

資料館でしっかりと当時の背景や歴史を把握した後は、実際にバッファローの狩猟に使われた崖を見に行きましょう。資料館5階をでると見晴らしの良い展望台へは遊歩道が整備されています。展望台からはただただ広がるカナダの大平原とバッファローを狩猟していた崖が見えます。

かつて北米の平原に暮らしていたカナダの先住民族のブラックフット族は、この崖にバッファローを誘導し崖から下へジャンプさせるという狩猟の方法を用いていました。なんとおよそ6000年前からこの崖にて狩猟が行われていたと言われています。

◎まとめ

いかがでしたか？この記事ではカナダの世界遺産「ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ」の見所と魅力についてご紹介しました。アルバータ州の他の世界遺産と併せて観光するのも良いですね。ぜひカナダのヘッドスマッシュトイン・バッファロージャンプへ訪れてみてはいかがでしょうか！

カナダの世界遺産ヘッドスマッシュトイン・バッファロー・ジャンプの魅力！