イタリア観光おすすめスポット20選!絶対行きたい王道名所と絶景をチェック

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イタリア観光おすすめスポット20選!絶対行きたい王道名所と絶景をチェック

世界中の人々が "一度は訪れたい国" として憧れを抱く、歴史と芸術、そして美食に溢れた国「イタリア」。古代ローマの遺跡からルネサンス芸術、そして最先端のファッションまで、イタリアには尽きない魅力が詰まっています。

初めてのイタリア旅行でも、リピーターの方でも満足できるように、四大都市「永遠の都ローマ」「花の都フィレンツェ」「水の都ヴェネツィア」「ファッションの都ミラノ」を中心に、王道の名所や絶景を20か所厳選し、都市別にご紹介します。効率よくイタリアの歴史と絶景を巡りましょう!


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、旅行が趣味です。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアでのサンライズは、特に心に残る絶景でした。またアイスランドでは、オーロラやアイスケーブの神秘的なクリスタルブルーなど、多くの感動を体験しました。これからも、旅の計画に役立つ情報から、心に響くような感動まで幅広く発信していきます!


目次

イタリア観光おすすめスポット20選!絶対行きたい王道名所と絶景をチェック

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■永遠の都【ローマ&バチカン市国】 ~古代と信仰の中心~

古代ローマ帝国の偉大な歴史と、カトリックの総本山バチカンの威厳が交錯する、永遠の名にふさわしい街です。

① トレヴィの泉

トレヴィの泉(イタリア・ローマ)

イタリアの首都ローマにある「トレヴィの泉」は、誰もが知るロマンチックな観光名所です。高さ25.9m×幅49.15mを誇るローマ最大のバロック時代の噴水で、観光客に絶大な人気を誇っています。

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② パンテオン

パンテオン(イタリア・ローマ)

「パンテオン」は、約2000年前に建てられた古代ローマ建築の傑作。そのシンプルながらも荘厳なデザインは、天才芸術家ミケランジェロに "天使の設計" と称賛されたほどです。現存する古代ローマ時代の建造物の中でも保存状態が非常に良く、当時の高い技術力を今に伝えています。

パンテオン「オクルス」(イタリア・ローマ)

パンテオン最大の特徴は、ドーム型天井の中央に開いた「オクルス」と呼ばれる直径9mの丸い開口部です。この穴から光が降り注ぐ様子は、まさに神々しく神秘的な空間を演出しています。

「ローマを旅し、パンテオンを訪れぬ者は、愚者で現れ、愚者と去る」という有名なことわざが残されるほど歴史的な建物であるパンテオン。今もなお、愛され続けています。

③ コロッセオ

コロッセオ(イタリア・ローマ)

イタリアの歴史を語る上で欠かせない、ローマの象徴「コロッセオ」。誰もが一度は歴史の教科書で目にしたことがある、周囲長527m・高さ48.5mの巨大な円形闘技場です。

コロッセオ(イタリア・ローマ)

約2,000年前に建てられ、世界遺産にも登録されているコロッセオは、かつての古代ローマ帝国で最大の娯楽の舞台。剣闘士(グラディエーター)が猛獣や奴隷、罪人などと命をかけて戦い、市民を熱狂させました。

収容人数約5万人を誇る巨大なスケールの競技場は、コンクリートとレンガで造られており、当時の古代ローマ人の驚異的な建築技術を今に伝えています。その威容を前にすれば、ローマ帝国の偉大な力を肌で感じることができます。

④ フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘

フォロ・ロマーノ(イタリア・ローマ)

「フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘」は、コロッセオとセットで観光したい古代ローマの中心地です。

コロッセオのすぐ西側に広がる「フォロ・ロマーノ」は、紀元前から古代ローマ帝国の政治、商業、宗教の中心地として機能していた場所。広大な敷地には、神殿、元老院、凱旋門などの遺跡が残り、2000年前の都市生活のスケールを今に伝えています。

パラティーノの丘(イタリア・ローマ)

フォロ・ロマーノの南側に隣接する「パラティーノの丘」は、ローマ建国の伝説の舞台であり、かつて皇帝の宮殿が建ち並んでいた場所です。

パラティーノの丘の頂上は、フォロ・ロマーノ全体を一望できる絶好のフォトスポット。コロッセオの共通券で入場できるため、午前中にコロッセオを見学した後、そのまま古代遺跡群を巡るのが王道ルートです。

⑤ カンピドリオの丘

カンピドリオの丘(イタリア・ローマ)

ローマの七丘の一つ「カンピドリオの丘」は、古代都市の基礎を形作ったとされる歴史的に重要な丘です。

かつてはローマ神話の主神ユピテル(ジュピター)の神殿が置かれていた聖なる場所であり、現在もローマ市庁舎など政治行政機関が集まるローマの行政の中心地として知られています。

カンピドリオの丘「カピトリーニの星」(イタリア・ローマ)

カンピドリオの丘の頂上に位置する「カンピドリオ広場」は、ルネサンスの巨匠ミケランジェロが設計した傑作です。左右対称の美しい街並みと、カピトリーニの星が刻まれたモザイクの床は、まさに芸術そのもの。形の異なる建物を調和させ、視覚的な美しさを追求したこの広場は、建築史上初のバロック的広場の一つともいわれています。

また、カンピドリオの丘からも、先ほど訪れたフォロ・ロマーノの遺跡群を一望できます。歴史のスケールを感じられる眺望スポットとしておすすめで、美しい景観の中でリラックスするのに最適です。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(イタリア・ローマ)

さらに丘に隣接して、白く美しい「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ)」がそびえ建っています。時間があれば、エレベーターで屋上展望台へ上がってみましょう。ここも、ローマ市街を見渡せる絶景スポットとして人気を集めています。

⑥ 真実の口

真実の口(イタリア・ローマ)

オードリー・ヘップバーン主演の映画『ローマの休日』で世界的に知られるようになった「真実の口」は、遊び心と伝説に満ちた場所。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会に設置された円形石板の人面彫刻です。海神トリトンの顔が刻まれたこの石板は、古代のマンホールだったというのですから驚きです。

”嘘つきが口に手を入れると手を噛み切られる” という中世からの恐ろしい伝説を、映画『ローマの休日』が世界中に広めました。作中で、グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョーが、アン王女を驚かそうとするシーンはあまりにも有名。「真実の口」観光では、ドキドキしながら、伝説の口に手を入れるのがお決まりのスタイルです。

「真実の口」サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(イタリア・ローマ)

このシーンを写真に収めようと、多くの観光客が教会前で列を作るので、午前の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。ローマ観光の思い出に、ローマの休日ごっこを楽しんでみませんか?

⑦ サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)

イタリアの首都ローマの中にある独立国家、バチカン市国にそびえ立つ「サン・ピエトロ大聖堂」は、カトリック教会の総本山。キリスト教建築としては世界最大級の規模を誇る大聖堂です。

ルネサンスの巨匠ミケランジェロが設計した巨大なクーポラ(ドーム)や、彼の若き日の最高傑作『ピエタ』、そしてベルニーニが手掛けたブロンズ製の天蓋(バルダッキーノ)など、見どころが尽きません。

現在のバチカンの姿のシンボルであるとともに、初代教皇である使徒ペトロ(ペテロ)の墓所の上に建てられたとされる、信仰の中心地です。

サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)

クーポラに登ると、サン・ピエトロ広場はもちろん、ローマ市街まで見渡す大パノラマを楽しめます。

サン・ピエトロ広場は、ベルニーニが設計した巨大な楕円形の広場で、大聖堂全体を美しく引き立てています。

⑧ バチカン美術館&システィーナ礼拝堂

バチカン美術館(イタリア・バチカン市国)

「バチカン美術館」は、世界最高峰の芸術が集結する殿堂。500年以上の歳月をかけ、歴代の教皇らによって集められたコレクションは世界有数の規模を誇り、25もの美術館・博物館で構成されています。

全ての作品を見て回ると1週間はかかる、という膨大なコレクションのハイライトは、終点にある「システィーナ礼拝堂」です。

イタリア・バチカン美術館とは?歴史と見どころをご紹介!

礼拝堂の祭壇画『最後の審判』と天井画は、ミケランジェロの生涯をかけた最高傑作であり、人類史上最も偉大な芸術作品の一つとして知られています。その荘厳な空間は、誰もが息をのむ美しさ。また、その他の展示として、『ラファエロの間』や『ラオコーン像』なども必見です。

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■花の都【フィレンツェ】 ~ルネサンスが開いた芸術の都~

街全体が美術館のようなルネサンス発祥の地、フィレンツェ。ミケランジェロやダ・ヴィンチが活躍した時代へタイムスリップできる芸術の都です。

① ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)

ドゥオーモ/サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(イタリア・フィレンツェ)

フィレンツェの街のどこからでもその姿を望むことができる「ドゥオーモ」は、ルネサンス建築の最高傑作です。正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」。

この大聖堂の最大の魅力は、ブルネレスキが設計した巨大なクーポラ(ドーム)です。当時の技術では不可能とされたこのドームは、ルネサンスの技術の粋を集めて完成されました。

ドゥオーモ/サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(イタリア・フィレンツェ)

そして、白・ピンク・緑の大理石で彩られたファザードの美しさから、「花の聖母」の名を冠しています。

大聖堂は、月曜から土曜の10:15~15:45まで、無料で入場できます。また、予約をすれば、クーポラに登ることも可能。463段の階段を上り切った先に広がるフィレンツェの街並みと、屋根を間近で見られる体験は格別です。

また、隣接する「ジョットの鐘楼」も、414段の階段を登って美しい街並みを一望できる展望スポットとして人気があります。

② ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館 (イタリア・フィレンツェ)

イタリアのルネサンス芸術を体現する「ウフィツィ美術館」も、絶対に外せないフィレンツェの観光名所です。その人気の秘密は、当時フィレンツェを支配し栄華を極めたメディチ家一族が長い歳月をかけて集めた、2,500点を超える膨大なコレクションにあります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロといったイタリアを代表する巨匠たちの作品が所蔵されており、じっくり鑑賞するなら丸一日必要といわれています。

ウフィツィ美術館『ヴィーナスの誕生』(イタリア・フィレンツェ)

中でも特に有名なのは、サンドロ・ボッティチェッリの最高傑作『ヴィーナスの誕生』です。

世界中からの観光客が押し寄せるウフィツィ美術館は、予約していても行列を待つ必要があります。公式サイトでチケットを予約購入しておくことを推奨しますが、予約なしの場合は、比較的混雑の少ない平日や朝一番の訪問がおすすめです。

③ ミケランジェロ広場

ミケランジェロ広場(イタリア・フィレンツェ)

丘の上に位置する「ミケランジェロ広場」は、フィレンツェの美しい街並みを一望できる定番の展望スポットです。ミケランジェロの名を冠したこの広場は、フィレンツェの観光パンフレットに使われるような、ドゥオーモやヴェッキオ橋など街全体を見渡すせる壮大な絶景で知られています。

広場の名前は、イタリアの有名芸術家ミケランジェロに由来していますが、設計したのはジュゼッペ・ポッジという人物です。ミケランジェロ自身に直接関連が深いわけではありませんが、広場の中央には代表作『ダビデ像』のレプリカが置かれています。

ミケランジェロ広場(イタリア・フィレンツェ)

ミケランジェロ広場はいつ訪れても美しい景色を楽しめますが、特におすすめの時間帯は夕方。夕焼けに照らされたフィレンツェの街並みはオレンジ色に染まり、とてもロマンチックです。

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■水の都【ヴェネツィア】 ~ロマンチックな運河の迷宮~

道路の代わりに水路が張り巡らされたロマンチックな街、ヴェネツィア。ゴンドラに揺られ、ビザンティン文化の豪華な歴史に触れることができます。

① サン・マルコ寺院

サン・マルコ寺院(イタリア・ヴェネツィア)

サン・マルコ広場に面して建つ、ヴェネツィアを代表する観光名所「サン・マルコ寺院」。その起源は、2人のヴェネツィア商人がエジプトから聖マルコの遺体を運び、安置するために建てられたという伝説にさかのぼります。

この寺院は、ビザンティン建築の傑作と称えられる、東ローマ帝国の影響を強く受けた記念碑的建造物です。

サン・マルコ寺院(イタリア・ヴェネツィア)

ドーム型の丸みを帯びた屋根と、内部に惜しみなく使用された大理石、きらびやかな金地のモザイク、数々の宝石が相まって、非常に豪華で荘厳な空間を形成しています。

人気観光地であるサン・マルコ寺院は、常に大勢の観光客で行列ができています。快適に見学するためには、オンラインでの事前予約が便利。また、朝一番の早い時間帯を狙うと、比較的スムーズに入場できます。

② リアルト橋

リアルト橋(イタリア・ヴェネツィア)

「リアルト橋」は、ヴェネツィアの大運河(カナル・グランデ)に架かる、ヴェネツィア最古で最も有名な石造りの橋です。その優美なアーチと、橋の上に商店が並ぶ独特な構造から、「白い巨象」とも呼ばれています。

かつては木製の橋でしたが、16世紀後半に単一のアーチで運河を渡す現在の石造りの太鼓橋として再建されました。橋の上からは、ゴンドラや水上バスが行き交う大運河の美しい景色を一望でき、昼夜を問わず多くの観光客で賑わっています。

橋の上はショッピング街になっており、ムラーノガラス製品などのお土産を探すのも楽しみ。大運河の眺めはもちろん、橋の下をゴンドラでくぐり抜けるのもヴェネツィアならではの体験です。

③ サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(イタリア・ヴェネツィア)

サン・マルコ広場の対岸にそびえる美しい教会は、「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」です。この教会が建つサン・ジョルジョ・マッジョーレ島へは、 サン・マルコ広場からヴァポレット(水上バス)でアクセスできます。

教会の白いファサードは、ルネサンスの巨匠アンドレア・パッラーディオの設計。サン・マルコ広場から対岸のこの島を眺める景色は有名ですが、観光客がこの教会を訪れる最大の理由は、ヴェネツィア随一のパノラマ絶景にあります。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会からの眺望(イタリア・ヴェネツィア)

エレベーターで昇れる鐘楼(カンパニーレ)の展望台からは、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ広場などヴェネツィア本島の壮大な風景を一望できます。混雑するサン・マルコ広場を離れ、静かな環境でヴェネツィアの全景を写真に収めたい方は、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ渡ってみてください。

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■ファッションの都【ミラノ】 ~洗練された文化の街~

洗練されたモード文化と、ゴシック建築やルネサンス芸術の傑作が共存するミラノ。イタリア北部の文化と経済の中心地です。

① ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)

ドゥオーモ(イタリア・ミラノ)

「ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)」は、イタリア最大のゴシック建築であり、ミラノの中心にそびえ立つミラノのシンボル。正式名称は「ナティヴィタ・ディ・サンタ・マリア大聖堂」です。

ミラノのドゥオーモ観光では、その壮大な外観と、繊細な装飾、そして、屋上からの景色を堪能しましょう。無数の尖塔と約3,400体もの彫刻で覆われた壮麗な外観は、”大理石のレース" と形容されるほどの繊細な美しさを誇ります。

ドゥオーモ(イタリア・ミラノ)

内部も圧巻の空間。高い天井を持つ身廊と、世界最大級の壮大なステンドグラス群が見どころで、内部に差し込む光は神聖な雰囲気を醸し出しています。エレベーターまたは階段で屋上へ上がると、大理石の尖塔群や彫刻を間近に見られるだけでなく、ミラノの市街地を一望できます。

屋上テラスへの入場は、大聖堂内部とは別にチケットが必要です。当日券は長蛇の列になるため、事前予約を強くおすすめします。

② スフォルツェスコ城

スフォルツェスコ城(イタリア・ミラノ)

「スフォルツェスコ城」は、ミラノ中心部にある広大な赤レンガ造りの城塞です。1450年にミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城を改築し、建設を主導。レオナルド・ダ・ヴィンチも建築に関わったと伝えられています。

この城塞は、その後も拡張・増築を重ね、一時はヨーロッパ有数の規模を誇る城塞に発展しました。趣のある入り口の塔を抜けると広々とした広場が広がり、現在は複数の博物館や美術館として利用されています。

スフォルツェスコ城 ミケランジェロ『ロンダニーニのピエタ』(ミラノ)

城内にある博物館には、ルネサンスの巨匠ミケランジェロが死の直前まで制作していたとされる未完の傑作『ロンダニーニのピエタ』も展示されています。

イタリアの歴史と芸術におけるビッグネームの芸術家が数多く携わったこのスフォルツェスコ城も、ミラノを訪れたら外せない観光スポットです。

③ サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会『最後の晩餐』

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(ミラノ)

「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」は、1465年から1482年にかけて建立されたルネサンス様式の歴史ある教会です。

この教会が非常に有名なのは、隣接する旧修道院の食堂に、レオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作『最後の晩餐』が描かれているからです。教会とこの壁画はセットで世界遺産に登録されており、世界中から訪れる観光客の支持を集める観光スポットになっています。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会『最後の晩餐』(イタリア・ミラノ)

縦420cm×横910cmという巨大なサイズで描かれた『最後の晩餐』は、ダ・ヴィンチの数少ない完成作品の一つであり、非常に貴重です。イエスが裏切りを告げた瞬間の使徒たちの驚きと動揺の表情を見事に捉えたこの作品は、その大迫力と深い心理描写で人々を魅了し続けています。

なお、『最後の晩餐』の鑑賞は完全予約制で、チケットは非常に手に入りにくいことで知られています。2025年11月現在、予約は四半期(3か月)ごとの受付方式です。公式サイトをこまめにチェックしながら予約し、ぜひ実物を観賞してくださいね。

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■必見の絶景 ~足を延ばしたいイタリアの名所~

大都市を離れ、イタリア半島の多様な自然と歴史が造り上げたユニークな絶景スポットにも足を延ばしてみませんか?

① ピサの斜塔【ピサ】

ピサの斜塔(イタリア・ピサ)

イタリア中部のトスカーナ州ピサにある「ピサの斜塔」は、ミステリアスなランドマーク。高さ約55mのこの鐘楼が斜めに傾いている理由は、建設当時から地盤が不安定だったことにあります。しかし、倒壊の危険を回避する修復作業により、現在は今後200年間は倒れないと言われるほど安定化が図られました。

ピサの斜塔周辺では、遠近法を利用して斜塔を
・手で支えているように見せる
・手のひらに乗せる
といったポーズで、傾きを利用したユニークな写真を撮ろうとする観光客で溢れています。イタリア旅行の思い出に、いろんなアイデアの写真撮影を試してみましょう!

ピサの斜塔屋上(イタリア・ピサ)

また、斜塔は登ることができます。傾いた塔の内部を上り下りするのは、少しドキドキする貴重な体験。斜塔に登るための枠は限られているため、事前に予約しておくのがおすすめです。

世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」(イタリア・ピサ)

斜塔は、世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」の東エリアに建っています。ピサのドゥオーモ広場では、他にも洗礼堂や大聖堂など、白亜の美しい建物群も見どころです。

ピサはフィレンツェから日帰り観光が可能なので、ぜひ足を延ばしてみてください。

② 青の洞窟【カプリ島】

青の洞窟(イタリア・カプリ島)

イタリア南部、ナポリから船で約1時間。カプリ島の「青の洞窟」は、世界で最も幻想的な自然の驚異の一つです。洞窟内部に差し込んだ太陽光が、海水を透過して反射することにより、水面全体をまるでネオンのような、神秘的なコバルトブルーに輝かせます。

青の洞窟(イタリア・カプリ島)

入洞するには、カプリ島からさらに小型ボートに乗り換えます。寝そべるようにして狭い入口をくぐり抜けるため、この入洞体験自体もスリル満点!

夏のハイシーズンには多くの観光客が訪れますが、青の洞窟の入口は非常に狭く、波が高い日や風の強い日は入ることができません。そのため、観光できるかどうかは当日の天候と波の状況に大きく左右されます。

入洞できる確率が高いのは5月~8月頃と言われていますが、確実な保証はないため、青の洞窟を観光したい方は、カプリ島での滞在日数に余裕を持つことをおすすめします。

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③ チンクエ・テッレ

チンクエ・テッレ(イタリア)

「チンクエ・テッレ」は、イタリアのリグーリア海岸沿いにある、小さな5つの漁村群。断崖絶壁にカラフルな家々がへばりつくように建ち並ぶ景観が世界遺産に登録されています。イタリア国内でも屈指の絶景スポットとして、近年注目を集めています。

モンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレという5つの漁村それぞれの素朴な雰囲気と、美しい海岸線が一体化している点が最大の魅力です。

チンクエ・テッレ・エクスプレス(イタリア)

各村は鉄道(チンクエ・テッレ・エクスプレスなど)で結ばれており、数分で移動できます。

観光の王道スタイルは、鉄道での移動と、一部の区間や村の周辺遊歩道のトレッキングを組み合わせること。

チンクエ・テッレ「愛の小道」(イタリア)

特に人気の遊歩道は、「愛の小道」と呼ばれるリオマッジョーレ~マナローラ間です。2025年2月に、12年の閉鎖期間を経て再開し、美しい海岸線を歩けるようになりました。また、船を利用すると、海からしか見られないカラフルな村々の全景を堪能できます。

チンクエ・テッレはフィレンツェからの日帰りも可能ですが、往復の移動時間が長く、タイトなスケジュールになります。ゆったりと楽しむには、近隣の町で宿泊するのがおすすめ。観光には「チンクエ・テッレ・カード」が便利です。

◎イタリアを観光!夢の旅に出かけませんか

ローマ(イタリア)

今回ご紹介した20か所は、イタリアの長い歴史、深い芸術、そして豊かな自然が凝縮された絶対に行ってみたい名所ばかりです。古代ローマの遺跡からルネサンスの傑作、そして海に面した絶景の村々まで、イタリアの魅力は一都市に留まりません。

旅行ルートをエリアごとに分け、効率よく移動と鑑賞を組み合わせれば、短い滞在期間でもその奥深さに触れることができます。このリストを参考にイタリア周遊プランを立てて、世界中の人々が憧れる夢の旅に出かけましょう!

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