商船三井さんふらわあが運航する定員154名の貨客船「さんふらわあ だいせつ」。同じく商船三井さんふらわあ(関東⇔北海道)が運航する「さんふらわあ しれとこ」は姉妹船であり、2隻とも北海道の苫小牧港と茨城の大洗港を結ぶ深夜便として運行しています。姉妹船であることから設備面は「さんふらわあ だいせつ」と共通する面が多いのですが、気軽に利用することができるカジュアルフェリーとして、そして積載量の多い貨客船として旅行客や多数の車両を運搬し日々活躍し続けています。長距離を運航する深夜便ならではの魅力を、「さんふらわあ だいせつ」を利用して感じてみてください。
「さんふらわあ だいせつ」が発着しているのは、北海道の苫小牧港と茨城県の大洗港です。豊かな自然が生み出す景色を見られることから、北海道の観光地のひとつとして好評の苫小牧はまさに北海道の玄関口。また、北海道と言えばツーリングの聖地としてバイクを乗る方に好まれているので、北海道行きの交通手段としても人気が高いのです。一方の大洗は近年アニメによる大々的な町おこしを行ったことから、こちらも観光客に人気の観光地です。「さんふらわあ だいせつ」は、そんな2大観光地を結ぶフェリーのひとつとして運行されています。
姉妹船である「さんふらわあ しれとこ」と同じく、気軽に利用できることを謳う「さんふらわあ だいせつ」。1日の運行本数は基本的に1本となっており、苫小牧と大洗の長距離間を行き来しています。旅客定員こそ154名となっていますが、車両などの積載量が多いことから、運送関係のドライバーも多く乗船します。出発時刻である深夜1時45分から到着時間の夜まで、時間こそ長いですが、ぜひ気軽な旅を楽しんでください。
「さんふらわあ だいせつ」は姉妹船である「さんふらわあ しれとこ」と同じく、車やトラックを運搬する貨客船としての顔も持っています。多数の車両やバイク、業務用トラックはもちろんのこと、大型車両まで格納することが可能な車両甲板はまさに圧巻。苫小牧と大洗という人の行き来の多い地域を運航している「さんふらわあ だいせつ」は、観光客だけでなく多くの人の生活を支えているのです。一度乗船してみれば、そんな貨客船ならではの魅力を知ることができるでしょう。
深夜便である「さんふらわあ だいせつ」ではレストランの営業を行っていませんが、代わりに24時間営業の自動販売機コーナーが用意されています。ドリンクやお酒などの飲み物から、各種軽食メニューの自動販売機を用意しており利便性は抜群です。
Aデッキの船首側に設置された、海景色を一望できる展望ラウンジ。営業時間は限られていますが、落ち着いた色調の室内はリラックスするのにピッタリです。友人や家族と談笑を楽しむのも良いかもしれませんね。
その名の通り、大きく作られた窓から大海原を臨むことができる展望浴場。男女どちらの浴場にもサウナが設置されており、旅の疲れを癒すことも可能となっています。
規模は小さいですが、UFOキャッチャーやスロットが楽しめるゲームコーナー。田舎の温泉施設のようなどこか懐かしい雰囲気に、子供だけでなく大人でも夢中になってしまうかもしれません。
「さんふらわあ だいせつ」のBデッキ付近には船の入り口としても機能するエントランスホールがあります。船内で迷うようなことがあったら、エントランスホールを目印として行動すると良いでしょう。
Bデッキのちょうど中央に設置されているのが、船内に関する様々な案内を行う案内所です。営業時間は発着所によって多少変わりますが、乗船時から深夜まで営業しているので比較的利用しやすくなっています。
「さんふらわあ だいせつ」内の売店では、記念品やお土産に相応しいアイテムを取り揃えています。商品はカウンターに展示されるようにして販売しているため、気軽に訪れることができるのも魅力です。 営業時間 大洗発:乗船時~02:00、10:00~13:30、18:00~下船時 苫小牧発:乗船時~01:30、10:00~13:30、18:00~下船時
エントランスホールからすぐ近くには、大切なペットを預けることができるペットルームが用意されています。ケージの数に限りがありますので、ご利用の際は早めに準備しておきましょう。
「さんふらわあ だいせつ」内には身体が不自由な方のために、移動制約者用のトイレが設置してあります。あるのはBデッキのみですが、乗船からはエレベーターを使って行き来することができますので不便は感じないでしょう。
エレベーターはBデッキと階下の行き来に利用できます。しかし上階のAデッキへはエレベーターが通じていないため、登る時は階段を利用をお願いします。
トイレは「さんふらわあ だいせつ」内に男女合わせて4つが設置してあります。Aデッキは船内中央付近、Bデッキは船首側中央にあり利用しやくすなっています。
喫煙コーナーはAデッキとBデッキともに設置してあります。24時間利用することが可能となっており、心に余裕を持って船旅を楽しむことができるでしょう。
案内所の前など、「さんふらわあ だいせつ」にはコインロッカーが設置してあります。冷蔵ロッカーはありませんが、貴重品を預けておくことで安心してフェリーを利用できるでしょう。
「さんふらわあ だいせつ」は深夜1時半頃出発し当日の夜19時半頃目的地に到着するのが基本となっています。軽食メニューの自動販売機も用意されていますが、あまり朝食向きではありません。そのためなるべく乗船前に自身で食材を調達しておくのが良いでしょう。
深夜便ということもありレストランの営業は行っていない「さんふらわあ だいせつ」。そのため自動販売機コーナーでの昼食を食べるのが基本となりますが、炒飯や焼肉丼などのご飯物、ナポリタンやカップ麺などがあり昼食として食べるにはピッタリのメニューが揃っています。
「さんふらわあ だいせつ」は深夜1時半頃の出発となっているため、事前に夕食を食べてから乗船することが可能です。万が一夕食が遅くなってしまうようでしたら、事前に購入するか乗船後自動販売機コーナーで軽食を食べるのが良いでしょう。
商船三井さんふらわあ(関東⇔北海道)の大洗ターミナルは、茨城県の東茨城郡に構えるフェリーターミナルです。フェリーから乗客の乗降が可能な第3埠頭に位置し、主に商船三井さんふらわあの「さんふらわあ(関東⇔北海道)」の船が出入りしています。ターミナル内の待合室ではWi-Fiサービスを利用できるので、スマホやPCをWi-Fiにつなげられます。港内にレストランや売店はありませんが、ターミナル周辺にはスーパー「セイミヤ」やコンビニがあるので、心配不要です。大洗港周辺には大洗町のシンボルであるマリンタワーや「かねふくめんたいパーク」があります。
住所 | 茨城県東茨城郡大洗町港中央2 |
---|---|
電話番号 | 029-267-4133 |
特徴 |
|
商船三井さんふらわあ(関東⇔北海道) 苫小牧ターミナルは、3階建てで全面ミラーフィルムの窓ガラスが印象的なフェリーターミナルです。タクシーや路線バス乗り場が1Fに設置されており、わざわざ徒歩で向かうことなく移動が可能。受付の場所も分かりやすく案内表示されているため、スムーズに手続きを済ますことができます。また、深夜便の発着があるため夜遅くまで営業しているのも特徴の一つ。商船三井さんふらわあ(関東⇔北海道)の苫小牧フェリーターミナルを利用して、フェリー旅行を満喫してみてはいかがですか。
住所 | 北海道苫小牧市入船町1-2-34 |
---|---|
電話番号 | 0144-34-3121 |
特徴 |
|
「さんふらわあ だいせつ」の案内所と併設された売店では、日用品以外にもオリジナルのグッズを購入することができます。グッズは「さんふらわあ だいせつ」にも描かれているマークを印字したタオルやライター、キーホルダーなどの小物類が中心。ほかにも、オリジナルグッズ以外ではお菓子など飲食類を取り扱っています。「さんふらわあ だいせつ」乗船の思い出をより特別なものとするために、ぜひとも売店へ足を運んでみましょう。
Aデッキの中央付近に位置する展望浴場には、紳士用、婦人用ともに無料で利用することができるサウナが併設されています。「さんふらわあ だいせつ」の運行時間は長時間ですから、楽しい旅とは言え少し疲れてしまう方もいるかもしれません。行きも帰りも、目的地ですぐに行動できるよう体調を万全に整えておくことはとても重要です。「さんふらわあ だいせつ」の浴場を利用の際は、サウナに入って日頃の疲れを癒しておくのははいかがでしょうか。
深夜便として運行され、出発から到着までの時間も12時間以上と比較的長くなっている「さんふらわあ だいせつ」。そのため、軽食を購入することができる自動販売機コーナーは24時間開放されています。軽食メニューの販売は自動販売機で購入するのみとなっていますが、ほかにもアルコールや各種ドリンクの販売機も設置してあります。もちろん、備え付けの給湯器やレンジを使って持ち込んだ食料を食べることも可能。食事や団らんで、いつでも利用することができる便利な施設です。