日本 - 女満別について

女満別の基本情報

女満別の観光情報

女満別（メマンベツ）は、北海道の網走支庁にある町です。この町の名はアイヌ語で泉のある川を意味する「メマンペッ」に由来します。東京などから北海道の東部に観光に訪れる方はこの町にある女満別空港を利用することが多く、利用客は年間100万人を超え全国的にも知名度のある町となっています。

観光地として、まず網走湖が挙げられます。JR女満別駅の北側にすぐ横たわる網走湖は、湖・砂丘・原生花園などが含まれる網走国定公園の一部です。大空町から網走市にまたがる湖で、網走川と女満別川の流れが入っています。湖面に写る青空や山々・木々の姿は四季折々に変化し幻想的な風景を味わうことができるでしょう。

網走監獄は、旧網走刑務所の主要建築物である舎房・教誨堂などの建築物を移築した歴史博物館です。放射状になっている5棟の木造平屋の舎房などがあり、1986年まで使われていました。

この博物館は、明治初期に北海道に集治監を設置し、囚人を労働力として使役させ北海道の防衛と開拓を進めた政府の施策の一環として1888年に誕生したのが始まりです。明治の動乱の中で政情により犯罪者となった人々が北海道開拓に貢献し、罪を償いながら暮らしたのがこの放射状舎房です。

獄舎は西欧風の近代的な斬新な建築物で、建築物としても価値があるものですが、明治黎明期の厳しい歴史の現実がよみがえる圧倒感があります。