日本 - 松山について

松山市は愛媛県の県庁所在地であり、県の中部にある四国地方においては最大の人口となっており中核市に指定されている都市です。松山市は瀬戸内海と山々に囲まれた市でもあり、山間地から島しょう部など広い面積を持っており、気温は瀬戸内海式の気候が強く影響し年間通して温暖で降水量も少なめですが、春から夏にかけての降水量が増加する傾向にあります。山地に囲まれている立地柄台風の影響を受けるということも少なく、冬季に降雪を記録することもありますが基本的には温暖な気候のため積雪につながることは極まれです。
経済においては愛媛県全体でも著名なみかんの栽培が松山市においても盛んで、みかんを中心に農業は松山市の経済を支えていますが、さまざまな観光地があり、県内外または海外からも多数観光者が訪れ親しまれる立地柄観光業や商業の発展も大きく、製造業も経済を支える基盤となっており多方面での事業が市を支えています。
松山市には多くの観光施設がありますが、そのなかでも松山市のランドマーク的な存在と言えるのが松山城です。別名金亀城(きんきじょう)や勝山城とも呼ばれ、他の同名の松山城と区別を図り、伊予松山城と呼ばれることもある城は城跡が公園として整備をされ、現存している２０棟にも及ぶ建物と大天守は国の重要文化財にも指定され、城郭の遺構は国の史跡として指定されています。この松山城は明治維新後においても本丸などは残っていたのですが、昭和の戦時に戦災によって焼け落ちたり、放火によって焼失したものの、写真に残されていた記録を頼りに昭和３３年頃から、本格的に塀や小天守などが木造にて復元をされることになり、徐々にその姿を目にすることができるようになりました。
松山城の本丸は松山市街のほぼ中央に位置しており、天守は標高１３２メートルもの山頂にあるためロープウェイやリフト、徒歩なども行くことができ地元の方々の散歩のコースにもなっているルートもあり、山頂からの眺めを楽しむことができる観光地としても地元の人々の憩いの場所としても知られる松山市の顔とも言える存在です。
松山城と同様に観光事業を率いてきたのは、もう一つの松山市のランドマークである温泉です。温泉好き以外にも広く知られている道後温泉は日本三古湯の一つでもあり、古代から知られ万葉集の一巻にも登場しているほど歴史も深く名も知れ渡っている温泉として親しまれています。国の重要文化財にも指定されている道後温泉本館を中心に温泉街も栄えており、温泉商店街としてお土産や飲食店などの商業店が点在しており、観光客で賑わいを見せていますが、旅館だけではなく地元の人も気軽に温泉を楽しむことができる共同浴場もあり、夜はライトアップなどでその幻想的な雰囲気を楽しむことができ、昼間は手湯や足湯でくつろぐことも出来るスポットを完備するなど、古きよき温泉街を観光地として一日中飽きることがないようなスポットにするべく、市が一体となって力を入れています。松山市に宿泊をされるという場合には、この道後温泉周辺の旅館やホテルを利用されるといった方が多い傾向にあり、道後温泉本館付近から離れた県道側の道路に面した場所には大人数での宿泊も可能な比較的大きなホテルや旅館が立ち並び、本館近くや道後温泉の東側にある冠山付近には小規模の旅館が多い傾向にありますので、人数や好みの雰囲気によって宿泊先の選択を行なうことが可能です。
ビジネスなどで訪れる際の宿泊施設やお手ごろに宿泊できる施設を探されているのであれば、温泉街から離れて松山市駅の周辺で探されるとビジネスホテルなども複数点在していますし、アクセスにおいての利便性も高く、周辺には大型の商業施設や飲食店などもありますので、気軽に利用することが出来ます。この松山市駅から松山市のランドマークである松山城には徒歩で１５分ほどでアクセス可能ですし、もう一つの顔でもある道後温泉には電車でのアクセスも可能となっており、松山市駅から道後温泉までは電車やレンタカー、または自家用車を利用しても２０分程度でアクセス可能ですので、観光として宿泊を検討されている方も観光地のアクセスの利便性は高いといえるでしょう。松山市に宿泊を検討されており、温泉を堪能したいのであれば道後温泉付近を、さまざまな観光を楽しみたいまたはビジネスとして訪れるといった場合には松山市駅の周辺での宿泊施設探しを検討されることをおすすめします。