日本 - 函館について

函館の基本情報

函館の観光情報

函館市は北海道(日本)南部、渡島半島の南東部に位置する都市です。市街地の南西部に位置する函館山は、市内の有名な観光スポットの一つで、その絶景から「100万ドルの夜景」とも称されます。江戸時代から明治時代にかけて、ロシアの南下政策に対抗すべく要塞が築かれ、第2次世界大戦中には函館市民の立ち入りが禁止されていました。函館市民に解放されたのは戦後の1946年10月のことで、以降は市民の憩いの場として、更には観光地として整備されています。

冬季間は山頂へと続く一般道が閉鎖されているため、自動車やバスによる観光は不可能ですが、1958年開業のロープウェイにより山頂へ移動することが可能です。山頂からの市街地の夜景が有名な場所ですが、昼間は市街地や遠くの山々を一望できるほか、黄昏時の綺麗な函館湾の姿を見下ろすこともできます。

五稜郭公園は、江戸時代に築かれた西洋式の城郭「五稜郭」を含めた辺り一帯の公園で、市街地の中心部五稜郭町にあります。箱館戦争の際には、旧幕府軍と新政府軍が戦った地としても知られ、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。例年4月下旬からゴールデンウィークの頃は、桜前線が函館付近まで達するため、公園内の約2000本近い桜が咲き、多くの花見客で賑わいます。

北海道ではジンギスカンを食べながら花見をするのが慣習となっており、五稜郭公園も例外ではありません。公園の南西方向入り口部分には、五稜郭タワーがそびえます。最上階の展望台からは函館市内を360度見渡すことができるほか、五稜郭公園や新選組に関するグッズの入手も可能です。