フランス - レンヌについて

レンヌはフランスの西部、ブルターニュ地方のイル・エ・ヴィレーヌ県の県庁所在地として、経済や商業で発達している街です。この街は、日本人観光客にも、モンサンミッシェルに行く際の起点の街として知られており、レンヌからモンサンミッシェルへはバスがでています。バスで約1時間の世界遺産にたどり着くので非常に便利な大きな街と言えるでしょう。

ブルターニュ地方の中でも中心土地のレンヌは、古くから大きな川の中継点であったことから、交易などにおいて非常に大事な役目を担ってきました。ブルターニュ地方の文化やブルトン語という言語、そしてガレットやブルターニュの特産品などこの町にはすべてのブルターニュの魅力が詰まった面白さがあります。
レンヌの街には有名な大学が多く、学生の街としても知られています。約6万人の学生が住んでいる為街は、活気にあふれていて、たくさんのイベントやまた音楽や芸術を楽しむ方も多いです。また、パリからTGVで約1時間半というアクセスの良さから、フランス国内からも多くの観光客でにぎわっています。

レンヌの天候は、夏は平均最高気温が24度と過ごしやいので、5月～9月くらいが快適な観光シーズンとなります。冬は平均最高気温が3度程度で冷え込みます。特に冬には、ブルターニュ地方特有の雨が1日に1回は降っているような天候が続きます。冬に旅行される場合は、防寒対策だけでなく雨の対策もしておくといいでしょう。

レンヌのランドマーク、最も印象的なものと言えばとても可愛らしい木組みの建造物です。市内の中心に広がる旧市街の中にあるこの中世の建造物は、まるでおとぎ話の世界にいるような気分にさせてくれます。特にシャン・ジャケ広場ではこの木組みの建造物をカフェでゆったりと楽しめるスポットです。他にも街には美しい公園から教会、宮殿まで魅力あふれる観光スポットが、狭い範囲内にあるで日帰り観光も十分に楽しめます。

サン・ピエール大聖堂
このサンピエール大聖堂は、この町を代表する大聖堂です。6世紀頃から使われていた場所を16世紀から17世紀にかけて、重々しいネオ・クラシック様式のファサードが特徴的な現在の形になりました。天井近くにある美しいステンドグラス、そしてパイプオルガンも立派な大聖堂です。

タボール公園
10ヘクタールの敷地面積を誇るタボール公園。巨大な敷地を持ちながら街の中心部にあるというとても恵まれた公園です。公園内には、キオスクがあったり、鳥小屋があったり、子供用の遊具があったり、散策するだけでもとても気持ちの良い場所で、フランス国内でも評判が高いです。天気の良い日にはたくさんの人がランチやお菓子をもって芝生でピクニックを楽しみます。

レ・シャン・リーブル
レンヌ駅のすぐそばにあるレ・シャン・リーブルという近代的な建物。複合文化施設として、レンヌ市民に愛されていて、また観光客も立地抜群の為短時間でも楽しめる場所として有名です。この複合施設の中には、図書館、プラネタリウム、科学館、ブルターニュ博物館などが入っています。

リス・マーケット
フランスにはたくさんのマルシェ（朝市）などありますが、このリス・マーケットのマルシェの規模はフランスで2番目に大きなことで地元民や観光客に有名です。毎週土曜日の午前中に開催されるこのマーケットでは、野菜や肉など一般的な食料の他に、ブルターニュ地方の特産物がたくさん売られていることも特徴的です。またシーズンになれば、牡蠣をその場で味わうことができたり、ソーセージ入りガレットなども売っているので、歩いてみるだけでも楽しめるスポットです。

サン・ジョルジュ宮殿
市内中心地のすぐそばにある、美しい宮殿のサン・ジョルジュ宮殿。サン・ピエール大聖堂なども手掛けた17世紀の建築家によって建てられたこの宮殿は、コンパクトながら優美な姿はとてもフランスらしいと言えます。また、宮殿の庭は非常によく手入れされていて、春には美しい花々が咲き乱れています。宮殿内は入ることはできませんが、庭園ではベンチに座ったり自由に過ごすことができます。

レンヌの街は、メトロやバスの交通網は非常によく発達しているので、滞在場所にも困りません。ただ、市内の中心地に特に観光スポットが集中しているので、素敵な旧市街のホテルは魅力的です。治安はいいので、レストランやカフェ、バーなどが徒歩で行ける場所がお勧めです。