カナダ - ウィンザーについて

ウィンザーはカナダのオンタリオ州の西部に位置する、エセックス郡の都市です。アメリア合衆国のミシガン州デトロイト市に接しており、国内でも有数の自動車工業都市となっています。ウィンザーは、1748年にフランスからの農民が定住した地域で、モントリオール以西で最古の欧州系移民定住地となりました。そのため通りの名前などにフランス文化の名残があり、フランス語系の人も少なくありません。夏は暖かい気候ですが、冬はとても寒く乾燥しており風も強くなります。年間を通して曇りの日もあり、気温はマイナス7度から28度と変化していますが、比較的温暖な地域です。ウィンザーのランドマークは、有名な蒸留酒を作る蒸留所や、州最大のカジノなどです。ウィンザーは歴史を楽しめる街でもあり、有名な蒸留所を中心に旧市街は散策を楽しめる場所となっています。ウィンザーはアメリカが独立してすぐに、イギリスのバークシャーの町の名称からウィンザーと改名しサンドウィッチ定住地が拓かれました。サンドウィッチは西側にあり、1855年にエセックス郡裁判所として建てられたマッケンジーハウスなどの古い建物が多い地域です。この地域はウォーカービル地区といい、アメリカ人の実業家ウォーカービルの名前に因んで名づけられました。この実業家は、1858年にウィンザーにウィスキー蒸留所を建て、蒸留所の周辺に町を作ったことで有名です。また、この地区には豪華な邸宅やWillisteadManorなどが立ち並んでいます。WillisteadManorは、英国風の邸宅でツアーでの見学も可能です。ウォーカービル地区の始まりとなった、カナディアンクラブブランドセンターは有名な観光スポットと言えるでしょう。カナディアンクラブブランドセンターでは、ツアーも実施されており、蒸留の工程を学んだりテイスティングを楽しめます。ウィンザーにあるカナディアンクラブブランドセンターは、カナディアンクラブを作って世界中に出荷していた場所です。アメリカで禁酒法が制定されていた時でも、カナダではお酒の製造や輸出が認められていました。そのためウィンザーのリバーフロントには多くのウィスキー工場があり、そこで作られたのがカナディアンクラブです。カナディアンクラブブランドセンターは、本社跡地の工場見学ができる観光スポットとして今も多くの人が訪れています。ギャングと密会した地下室や執務を執り行った部屋、展示物などを見学できるのが魅力です。工場見学ではお酒のテイスティングが可能となっており、お土産もあることから高い人気があります。ウィンザーはカナダにありますが、アメリカのデトロイトに接しているのが特徴です。WindsorRiverfrontも観光スポットのひとつで、川沿いの風景だけではなくデトロイトのGMビルも見ることができるので、カナダに居ながらデトロイトの見事な風景を楽しめることでしょう。ウィンザーはカジノも有名ですが、外せないのはCaesarsWindsorです。このカジノではバカラやルーレット、スロットマシンなどが楽しめますが、4つのスポーツの試合から1つ選んで金額を賭けられるゲームトピックもあります。アメリカンフットボールやプロ野球などの試合から選んで少額で遊べるので、テーブルゲームよりもスポーツ観戦が好きな人にはおすすめです。高層ホテルも併設されているので宿泊もできます。ホテルから見る対岸のデトロイトの夜景はとても素晴らしいものです。カジノというとゲームをする所というイメージがありますが、ここではゲームの他にコンサートやショーなどもあるので、ウィンザーの夜を楽しむには最適な場所でしょう。ウィンザーで大人も子供も楽しめる観光スポットは、OjibwayNatureCentreです。ウィンザーにある自然観察センターで、花や鳥、動物などの自然な姿を見ることができます。バードウォッチングも可能で、鳥以外に野生のシカも見られることで有名です。また動物だけではなく昆虫など多くの生き物が生息しています。歩きやすい遊歩道もありますが、存分に楽しむためには歩きやすい靴で訪れるのが1番です。ウィンザーのWillisteadManorはデトロイトリバーの近くに建っている歴史ある住宅で、観光スポットになっています。こちらはウィスキー蒸留所を建てた実業家の次男の要請で建造されました。広大な敷地に建っており、飲食の会場として利用可能です。その他にも結婚式場やプライベートパーティーなど様々な用途で借りることができます。敷地内の公園は一般公開されており、クリスマスの時期には美しいデコレーションで飾り付けられているので、クリスマスシーズンに訪れるのもおすすめです。