カナダ - ロンドン(カナダ)について

ロンドン(カナダ)は、カナダ・オンタリオ州西部のトロントとウィンザーの中間に位置する都市です。イギリスのロンドンと全く同じ名称であることからわかる通り、イギリスのロンドンを元に名づけられました。ロンドンという都市名以外にも、イギリスにあるオックスフォード・ストリートやテムズ川といった名前の場所が存在しているので、カナダにいながらまるでイギリスにいるかのような気分にさせてくれます。街並みも、イギリスを彷彿とさせるような石造りの建物が立ち並んでいるのが印象的です。人口は約35万人で、都市規模としてはオンタリオ州南西部でも最大規模の都市として発展しており、観光だけではなく、ビジネスや教育にも注力している都市です。ロンドン(カナダ)の博物館を訪れれば、教育に力を入れていることがよくわかるでしょう。また、ロンドン(カナダ)は、「森の街」というニックネームがあるほど、街中には多くの公園があり、自然豊かな都市作りを見事に実行しています。街そのものはコンパクトなので、1日あればほぼ街中を見て廻れる大きさの都市です。日本から訪れるには、オンタリオ州の最大都市であるトロントから鉄道やバスでの移動が一般的です。ロンドン(カナダ)は、人口が多いためアクセスの選択肢が多数あり、飛行機移動はロンドン国際空港になります。ロンドン国際空港は国内線がメインの空港で、トロントやオタワなど近隣の都市から定期便が就航しています。トロントからロンドン(カナダ)までは、バスでも3時間ほどの距離で日帰りも可能で、最も安価な交通手段として高速バスが頻繁に利用され、便利です。ロンドン(カナダ)は、カナダの東部オンタリオ州に位置し、冬の寒さが厳しいことでも知られており、日常的に雪が降る地域でもあるので、歩き回るには防寒が欠かせません。そのため観光のベストシーズンと言えるのは、夏となります。冬は街の人々が楽しみにしているクリスマスなどで賑わっています。また、ロンドン(カナダ)は、ビジネスにも力を入れている都市で、商業イベントやさまざまな催しを行うことができる施設も整備されています。クリスマスの季節には1979年から40年も続くクリスマスクラフトフェスティバルが開催され、多くの人々が街に訪れています。オンタリオ中からクリスマスギフトや手作りクラフトのベンダーがロンドン(カナダ)に集結するので、クリスマス用のアイテムを入手するには絶好のシーズンと言えるでしょう。クリスマスのクラフトマーケットは、ロンドン(カナダ)の人たちの食を支えるザ・マーケットでも開催されています。ザ・マーケットは、キングストリートにある石造りの2階建ての屋内マーケットで、特に日曜日のファーマーズマーケットを目当てに多くの人が訪れます。ここでは、ロンドン周辺で獲れた新鮮な食材や地元の名産品に出会えることでしょう。また、ロンドン(カナダ)では、馬のレースが50年以上に渡り開催されています。日本の競馬とは違い、騎手は馬の上に乗るのではなく、馬に”サルキー”と呼ばれる二輪車をつなぎ、その上に乗って馬を操る競技です。時速は約50キロにもなり、非常にスピード感のあるレースとして楽しまれています。このレースには北米の各所から観戦客が訪れ、熱のこもったレースが繰り広げられます。レースを見ながら食事を楽しめるレストランもあるので、長時間いても食事に困ることはありません。他にも、カナダでは冬のスポーツを代表するアイスホッケーが人気を集めており、特にカナダの国民が熱狂するのがアイスホッケーのトーナメントリーグです。ロンドン(カナダ)のフローレンスストリートにはバドワイザーガーデンズというスポーツセンターがあり、インターナショナルトーナメントにも対応できるアイスリンクがあります。冬にはこのスポーツセンターで、アイスホッケーの試合が連日行われています。カナダのアイスホッケーのチームは世界的にも強豪のチームが多く、非常に迫力のある試合を楽しむことができるでしょう。ロンドン(カナダ)の地元チームであるロンドン・ナイツ・ホッケーの試合では、地元ファンによる熱狂的な応援が繰り広げられ、興奮のるつぼとなっています。一方、夏の時期には、ロンドン(カナダ)で最も大きい公園である、スプリングバンク・パークに行って散策をしてみるのも良いでしょう。地元の人たちが思い思いの時間をゆっくり過ごしたり、ジョギングをしている公園で、テムズ川沿いのウォーキングトレールは全長30kmにも及びます。