カナダ - ナナイモについて

ナナイモは、一年を通して夏は短く冬の期間が非常に長いのが特徴的です。夏は最高気温が22度くらいしか上昇しないので、外出時でもそれほど暑さを感じることがありません。日本のように湿度が一切なく乾燥しているので、とても過ごしやすいです。また、冬はかなり寒い上に、雨が頻繁に降るために湿度が高くなります。ナナイモは、一年を通して温暖で気温の差が大きくなく、過ごしやすい地域といえるでしょう。ナナイモは、カナダのブリティッシュコロンビア州のバンクーバーアイランドに位置しています。かつては炭鉱の採掘が盛んで、それがきっかけで経済的に繁栄してきたという歴史があるのです。現在はフェリーの発着するバンクーバー島の交通の要所として機能しています。そんなナナイモのランドマーク的なスポットといえば、ナナイモ・ミュージアムが挙げられるでしょう。こちらは、その名の通り、ナナイモの歴史にスポットライトをあてた博物館のことです。広大な施設内には、かつて炭鉱都市として栄えていた頃の歴史、教育歴史、要塞時代の様子、初期の入植者たちの生活の様子などが展示しています。小さな子供でも楽しめるように、博物館では趣向を凝らして展示をしているのが特徴的です。中でも観光客から絶大な人気を集めているのが、炭鉱時代の洞窟を再現した展示といえます。炭鉱の洞窟は当時と違わないほどに忠実に再現されていて、そのリアルさに驚く観光客は非常に多いです。かつて働いていた人々の息遣いを間近で感じられることから、名誉ある賞を受賞しているほどです。その他にも、ミュージアム内には、ナナイモの人々のライフスタイルを勉強することができる展示もあります。実はナナイモは昔、ニシンの水揚げが非常に豊富で、「ニシンタウン」とも呼ばれていました。よって、ニシンの水揚げの歴史や方法などを紹介している展示もあります。ナナイモ・ミュージアムは、歴史や発展の過程を正確に理解するのに最適な観光名所だといえるでしょう。ミュージアム内のギフトショップには、炭鉱をモチーフにしたユニークなアイテムが数多く販売されています。したがって、日本で待っている友人や家族へのお土産にすると良いでしょう。もう一つのナナイモのランドマークといえば、1961年に設立された「ニュー・キャッスル・アイランド・マリーン州立公園」が挙げられます。こちらは、ダウンタウンからフェリーでおよそ10分で到着できる島です。島全体をウォーキングすることができる道がきちんと整備されているので、晴れた日にはハイキングを楽しめます。小さな島なので、静かな海辺や森林など自然の風景を見ながら2時間ほどで一周することが可能です。とりわけ夏の時期は、青くて広い空、新緑の木々など美しい景色が広がっています。その他にも、運が良ければアライグマをはじめオオアオサギ、ルフスハミングバードなどの野生生物を観察できます。日常生活では見ることができない風景を楽しめるので、写真撮影のために訪れる観光客も少なくありません。さらに、キャンプ場も「ニュー・キャッスル・アイランド・マリーン州立公園」にはあります。よって、家族や友人と楽しくキャンプもできるのも魅力です。美しい自然、ゆっくりした時間の中で過ごしたい方にぴったりの観光スポットです。ナナイモでの観光でおすすめのエリアといえば、メーブルリッジが挙げられます。こちらは自然が豊富にあるエリアで、とりわけワイルドプレイ・エレメント・パークという名所が人気を集めています。こちらは、ナナイモ川上に位置している楽しいアクティビティが充実したアスレチックパークのことです。高所に設置されている丸太を渡ったり、ロープウェイを楽しんだりと思いっきり体を動かして遊べることが魅力です。その珍しさから、国内はもちろん海外からもたくさんのお客さんが押し寄せています。数あるアクティビティの中でも特に目玉になっているのが、バンジージャンプです。バンジージャンプの人気は高く、これまでにおよそ26万人もの人が挑戦したということです。また、木々の間に張られたワイヤーロープを滑車で滑り下りるジップラインも子供たちの間で人気となっています。ワイルドプレイ・エレメント・パークは、スリルを味わえるアトラクションが目白押しの遊び場です。ここを訪れれば童心に返って刺激的な一日を送ることができるのは間違いありません。