カナダ - フレデリクトンについて

フレデリクトンはニューブランズウィック州の州都で、州の中央西部に位置しセントジョン川が市内を横切るように流れているのが特徴です。2つの大学があり、芸術・文化・教育の、街としても知られています。そのため美術館や博物館、芸術家を目指す人にとって学びの場となる舞台劇場などが充実しているのも特徴的です。毎年開催されるジャズフェスティバルには、国内外からトップアーティストが集まり、大変な盛り上がりを見せます。

19世紀から20世紀にかけては林業が盛んでしたが、1960年代になって急激に人口が増えたため10年かけて巨大なベッドタウンに成長します。現在は林業から行政機関や教育機関への雇用が主です。市街地から15キロほどのところに国際空港があり、カナダの主要都市やアメリカへの直行便も運航されています。言語は英語が約75%、フランス語が0.5%で、英語とフランス語のバイリンガルが約23%です。英語はほとんどのところで通じるので、簡単な英語ができれば言葉には苦労しません。

フレデリクトンの気候は、最も気温が高いのが7月で平均最低気温は26度前後、平均最低気温は15度前後と真夏でも過ごしやすいです。5月や9月は最高裁判所でも20度前後で、最低気温は10度を下回る事もあるので、日中は過ごしやすくても朝晩は冷え込みます。1月～2月にかけては最高気温でも氷点下4度前後、最低気温は氷点下14度前後まで下がる事も珍しくありません。冬の時期に訪れるなら、防寒対策は万全にしておくといいでしょう。

・士官広場
1785年～1869年までの84年間はイギリス軍に、1883年～1914年までの31年間はカナダ軍が守っていた軍事活動の拠点だった場所です。ニューブランズウィック州の管轄区でしたが、2016年に市が買い取り、現在は軍事目的ではなく様々なイベントが行われる広場となっています。中でも注目なのが、夏に開催される衛兵交替式です。夏の風物詩となっていて、カナダ各地や海外からも観光客が足を運んでいます。

・ビーバーブルック美術館
1959年にセントジョン川のほとりに設立された美術館です。後にビーバーブルック卿となった、マックス・アトキン氏が、300点以上の作品を収蔵するという目的で設立したと言われています。現在は寄贈品なども含め、10倍の3,000点以上を収蔵しており、その中から定期的に入れ替え常時展示しています。絵画だけにとどまらず、家具や陶器などもあるのでアートに興味がある方は見に行ってみてください。

・フレデリクトン・ボイス農業市
1951年から続く伝統的な農業市で、地元の人も足を運ぶグルメスポットです。開催されるのは土曜日午前中のみとなりますが、地元で採れる新鮮な食材を使って作るご当地グルメを堪能できます。食材やお土産なども販売しているので、食事を兼ねてショッピングも楽しめます。250以上の屋台やお店が出店するので、ゆっくり見ていると時間が足りなくなってしまうほどの充実ぶりです。

・ニューブランズウィック州立法議会
街のシンボルにもなっている、観光には欠かせないスポットです。1880年に火事が起き焼失してしまいましたが、2年後に再建され現在の姿になりました。3階建てで3つの尖塔を持つ、砂岩で造られた建物です。中央にそびえ立つ八角形のドームが印象的です。館内の議会図書館では、政治の記録を見学する事ができます。街内の主要観光スポットとしても人気がある場所なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

・ノー・エスケイプ
日本発祥の脱出ゲームを、カナダ流にアレンジして体験できるゲームです。ノー・エスケイプを体験したいならダウンタウンにあるカフェまで出かけてみてください。地元の人に人気があり、それが口コミで広がり観光スポットとしても注目されるようになりました。3つのテーマが用意されており、参加者同士で協力しながらヒントを見つけて脱出するという内容です。店内にはボードゲームもあるので、時間がある時にゲームを楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。友達同士や家族で楽しめます。

フレデリクトン中心部から3キロ圏内には6件、5キロまで範囲を広げると16件の宿泊施設があります。その多くはホテルタイプですが、車で移動しながら観光する時に便利なモーテルや、気軽に利用できて且つ朝食がセットになったBed & Breakfastも含まれています。ペットと一緒に宿泊できるホテルも多く、フィットネジムで汗を流したりルームサービスで食事ができるなど条件も好みに合わせて選べます。