ブラジル - ポルトアレグレについて

ポルトアレグレは、ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州の最大都市であり州都です。人口は、148万人を超え、ブラジル国内では10番目の大きさです。
「陽気な港」という意味をもつポルトアレグレは、都市としてブラジルで最南端の場所にあります。
都市の気候ですが、亜熱帯気候に属していて、夏は32度前後で、時には湿気があり蒸し暑く感じる事があります。紫外線が強い傾向にあるので、外出するときは気を付けましょう。
ヨーロッパの植民地であったこともあり、多文化国家のポルトアレグレでは、歴史が豊かで、独特の文化やファッションが発達しました。そのために都市には文化施設も多く、多数の観光名所が存在します。都市一番のランドマークといえるのは、メトロポリタン大聖堂です。
・メトロポリタン大聖堂
ポルトアレグレにある大聖堂はメトロポリタン大聖堂と呼ばれたり、と別名のメトロポリタン・カテドラル・アワ・レディ・マザー・オブ・ゴッドと呼ばれたりすることがある教会です。
この教会は町の中心部に建っています。ローマカトリックの教会で、1774年にリオデジャネイロからもってきた鐘楼が見どころの一つです。建物は茶色でバロック様式です。聖堂は、1921から72年の間に建築されました。
外部のファザードのあたり、内部のステンドグラスは見ごたえがあります。
・ファルーピラハ公園
ファルーピラ公園は、37.51ヘクタールほどの敷地を持つ広大な公園で、市が運営管理を任されています。公園内部には、湖、噴水などの設備がととのっています。ボート遊びや水泳をしたりして過ごすのもいいです。以前は、ミニパーク、遊園地などがあり、69ヘクタールほどあったのですが、一部は道路を作るために、削られてしまいました。
かなり削られてしまいましたが、中心部から少し離れた場所にある公園は、市民の憩いの場で多くの人がランニングをしたりして週末を過ごします。週末になるとマーケットや無料のライブパフォーマンを見ることができます。
・科学技術博物館PUCRS Museum of Science and Technology
PUCRS大学によって運営されている博物館で、大学の敷地内にあります。子供連れのファミリー、大人でも楽しめる場所で、火曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで見学できます。
博物館が作られたのは1998年です。多岐にわたる内容で常設展示には700を超える実験施設が展示してあり、内容のすばらしさから、四年連続して賞を取っているほどです。
・Casa de Cultura Mario Quintana
教会として使われる前は、マジェスティックという名前のホテルであったこの建物は、今はギャラリー、カフェ、映画館、劇場、図書館などが入っているおしゃれ空間に代わりました。ポルトアレグレを散策する時にはずせない場所です。
地域の文化面をになっていて、子供向けのワークショップ、イベントなども頻繁に開催されています。
・アレーナ・ド・グレミオ
アレーナ・ド・グレミオは、55662名を収容することができるスタジアムで、2012年12月8日に完成しました。ポルトアレグレには二つのサッカーチームがあります。アレーナ・ド・グレミオはグレミオのホームスタジオになります。
サッカーが好きな人は、ぜひチケットを買い求めてホームグラウンドでの試合を見てはいかがでしょう。
・エスタジオ・ベイラ・リオ
グレミオと人気を二分するプロフェッショナルなサッカーチーム「インテルナシオナル」のスタジオです。試合がない日でもスタジオは見学が可能です。サッカー好きでなくても、ピッチに立って試合しているサッカー選手を間近にみるのは楽しい体験です。
ぜひ、チケットがとれそうなら試合をスタジオで見てみましょう。
・マトリス広場
町の中心で、ランドマークといえるのがマトリス広場です。この広場には、別の名前があり、マレシャル・デオドロ広場ともよばれています。この広場の周辺に大聖堂、政府宮殿などがあります。
広場には、フリオデカスティリョスの記念碑があり、その周辺には、1800年代にポルトガルから届いて植樹されたオリーブの木が、今では青々と大きくなっているのを見ることができます。
文化施設も多く、バカンスも楽しめるポルトアレグレでの滞在は、海沿いが景色を楽しめ、高級リゾートホテルから、リーズナブルなものまで幅広く点在しているのでおすすめです。